TGR 86/BRZ Race 2019 Rd.6 CLUBMAN Series OPEN

今シーズンからクラブマンシリーズは、上級者向けのエキスパートクラスと初心者向けのオープンクラスの2クラスが設定された。通常は予選・決勝ともに別々に行われるが、エントリーが少ない場合には2クラスが混走となる。第4戦オートポリスと同様、今回の十勝でもエキスパートクラス16台、オープンクラス10台だったため、混走で行われることになった。

●予選
このところ調子を上げているベテラン＃12今井清則(DL)がポールポジションを獲得。1分38秒691というタイムはタイヤの運用は異なるものの、エキスパートクラスでも予選9位に入る。2位には、今回の参加者の中で最もシリーズランキング上位となる＃40志賀俊方(DL)が入った。そして3位は、今回が86/BRZ初参戦となる元スピードスケート選手である＃125清水宏保(DL)が獲得。地元のサーキットということもあり、注目が集まった。
ブリヂストン装着勢は、5位の＃27泉竜太を筆頭に、4選手が参加している。

●決勝レース
第1ヒート、ポールポジションの今井は、そのままトップチェッカーを受ける。2位はファステストラップを記録し、追いかけた志賀。注目された清水も3位をキープして走っていたものの、志賀との間に入ったエキスパートクラスのマシンに3位を奪われたと勘違いしてしまい、オーバーテイクを試みてスピン。そのままリタイヤとなった。代わって3位には、元プロ野球選手の＃777山﨑武司(DL)が入った。ブリヂストン装着勢では、4位に＃14鈴木祐子、5位に＃9青柳クニトシ。
翌日の第2ヒートでも、今井選手は安定した走りでレースをリードし、再びポール・トゥ・ウィン。志賀はファステストラップを記録したものの2位。3位も山﨑と、表彰台は第1ヒートと同じ顔ぶれとなった。4位には青柳が入った他、5位泉竜太とブリヂストン装着勢が並んだ。

●4位を獲得した＃9青柳クニトシ選手(ブリヂストン)のコメント。
「第2ヒートは、スタートがドンピシャで決まりました。エキスパートクラスの橋本洋平選手からアドバイスをもらって、ブリヂストンの優位性を活かしてスタートで前に出る、というのを実現することができました。今シーズンになってからブリヂストンに変更したのですが、やはり性能的には安定しているので走りやすいです。それ以上に驚いたのは金曜日のウエットの時で、ブリヂストンのウエット性能の高さにはビックリでしたね。」