岡山マイスターの阪口良平が驚速!コースレコードを出して総合優勝

  • 開催場所:岡山国際サーキット
  • 開催日:2020年10月17日(土) 〜 2020年10月18日(日)
TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 2020 プロフェッショナルシリーズ 第8戦

残り2戦、チャンピオン争いは接戦となっている。ポイントリーダーはチャンピオン争い初参入の#87久保凜太郎(ブリヂストン)で、2ヒート制の十勝での大量得点が効いている。2位は5度目のチャンピオンを狙っている#1谷口信輝(ブリヂストン)で、わずかに3ポイント差。3位には#34佐々木雅弘(ブリヂストン)、4位は#988井口卓人(ブリヂストン)と、ベテラン勢が並ぶ。しかしトップの久保でも44ポイントであり、最終戦を含めて最大55ポイントを入手可能なので、計算上はゼロポイントからでもチャンピオンになる可能性もある。レース数が少なく、ポイントが分散している今シーズンはチャンピオンへの大きなチャンスでもある。

●予選
予報の段階から雨ではあったが、プロフェッショナルシリーズの予選の頃には止むだろうという情報だった。しかし実際には雨が残っていた。天候などによってタイヤを選択するチームやドライバーもあるが、雨ということになるとブリヂストンの一択となる。もちろん、それはポテンザRE-07Dのウエット性能の高さによるものだ。
雨によるアクシデントは、時として予選を混乱させる。それを避けるためか、開始早々からアタックに入るドライバーが少なくなかった。最初にトップタイムを記録したのは#7堤優威(ブリヂストン)で、それを#98近藤翼(ブリヂストン)、さらに久保が更新していく。予選はその3人のタイム更新ルーティンが2周目を終えた後、堤がトップに立ち、初のポールポジションを獲得した。2位には久保、3位に近藤となった。チャンピオンを狙う谷口は8位、佐々木は6位となった。雨の予選ということもあり、1位から18位までブリヂストン装着勢が並んだ。

●決勝・ヒート1
pro6.jpg
雨は完全に上がったものの、路面はまだウエットの状態で、第1ヒートはスタートした。堤選手はポールポジションから上手くスタートを決め、さらに好スタートを決めた久保選手は近藤選手を制して2位へとポジションを上げ、その2人が、3位争いのグループを引き離していった。2台のペースは速いだけでなく、若手とは思えないほどの安定感のある走りを見せた。スタートで3位へポジションを上げたのは佐々木で、谷口も1つポジションを上げて7位でオープニングラップを終えた。その谷口はその後、8周目に6位、9周目に5位と順位を上げていき、最終的に4位で第1ヒートを終えた。トップ2台の争いは落ち着いたものだったが、レース終盤に久保がスパートをかけ、堤の背後まで迫ったが、オーバーテイクには至らなかった。堤は2年ぶり2度目の優勝となった。ブリヂストン装着勢は1位から16位までを占めた。
pro3.jpg pro4.jpg

●決勝・ヒート2
雲は多いものの、日差しがアスファルトを照らす秋晴れとなった日曜日、第2ヒートがスタートした。スタート直後から横並びのままでコースを進んでいった。その状況の中で順位を落としてしまったのが谷口で、オープニングラップで7位となった。逆にポジションを上げたのが#90阪口良平(ブリヂストン)で、6位スタートから4位へとジャンプアップした。そして、このレースの主役は、阪口だった。2周目にはコースレコードを更新するファステストラップを記録。4周目に近藤をオーバーテイクして3位へ上がると、トップ2台に接近。レースペースの速さは明確だった。それに反応したのか、久保が堤に仕掛けたが、オーバースピードでオーバーランしてしまい、そのインを阪口がつき、易々とトップを手に入れるとペースを上げ、一気に引き離す。ラップ毎に0.5秒以上の差を積み上げ、優勝を手にした。チームの母体である大阪トヨタは9月末まではレース活動を自粛ということで、今大会が復帰初戦だった。
pro8.jpg
ポイントリーダーの久保は2位、ヒート1優勝の堤は3位となった。谷口は4位で、久保との差は10.5ポイントへと拡大、5度目のチャンピオンを狙うには苦しくなった。チャンピオンの権利が残るのはもうひとり、佐々木までだが、自身が優勝し、久保がノーポイントであることが条件となる。ブリヂストン装着勢は、1位から13位までを独占した。
pro1.jpg

pro10.jpg

第1ヒート6位、第2ヒートで逆転の優勝を果たした#90阪口良平選手のコメント。
「路面温度が上がるとアンダーステアが出る傾向があったんですね。それで大きくノーズダイブさせないようにブレーキングでコントロールして、クルマを転がすように走らせたらコーナリングスピードも高くなり、コースレコードにつながったと思います。新車にしてもらってからは速さもあるし、チームに感謝したいですね。タイヤに関しては、いろいろな条件下で高性能なブリヂストンに決めてセットアップを煮詰める方向のほうが、タイヤを状況に応じて変更するよりも、レースでは有利だと思っています」

レース結果

コース:岡山国際サーキット

[Professional Series]

総合

  • 開催日:2020/10/18
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:34
  • 完走:31
  • (3.703km x 24laps = 88.872km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 90 阪口 良平 BS Bridgestone 大阪トヨタ86 Racing 24
2 87 久保 凜太郎 BS Bridgestone CG ROBOT BRZ BS 24
3 7 堤 優威 BS Bridgestone ADVICS カバナ BS 86 24
4 1 谷口 信輝 BS Bridgestone KTMS 86 24
5 98 近藤 翼 BS Bridgestone 神奈川トヨタ ☆ DTEC 86R 24
6 521 川合 孝汰 BS Bridgestone 埼玉トヨペットGB 86 24
7 34 佐々木 雅弘 BS Bridgestone 小倉クラッチ REVO 86 BS 24
8 988 井口 卓人 BS Bridgestone RECARO BRZ BS T 24
9 160 吉田 広樹 BS Bridgestone 埼玉トヨペットGB 86 BS 24
10 17 織戸 学 BS Bridgestone サミー☆K-one☆MAX86 24
11 32 市森 友明 BS Bridgestone 大阪トヨタ86 Racing 24
12 88 手塚 祐弥 BS Bridgestone CG ROBOT BRZ BS 24
13 10 菅波 冬悟 DL OTG TN滋賀 86 24
14 916 田嶋 聡 BS Bridgestone ネッツ兵庫エムプランニング86 24
15 199 大原 佳祐 BS Bridgestone COROLLA MIE 86 24
16 11 脇阪 寿一 BS Bridgestone Owltech 86 24
17 906 佐々木 孝太 DL RECARO 86 DL K 24
18 123 松井 孝允 GY NETZ富山 Racing 86 24
19 989 田中 哲也 DL RECARO 86 DL T 24
20 60 服部 尚貴 DL OTG DL 86 24
21 813 坂 裕之 DL ネッツ兵庫DLテックプロ86 24
22 610 大島 和也 DL Team MDI/P 京都WM86 24
23 305 水野 大 DL ピースレンタカーDL86 24
24 293 岡本 大地 NX 86NferaSportR 24
25 5 井上 尚志 BS Bridgestone まんさくレストアパーツBS86 24
26 50 高島 登 BS Bridgestone エムテックス制動屋SSR86 24
27 505 庄司 雄磨 DL GRガレージ新大阪86DL 24
28 999 森川 基雄 BS Bridgestone ウィニング制動屋NUTEC86 24
29 338 角谷 昌紀 BS Bridgestone ASAHISEISAKU86 24
30 557 大西 隆生 BS Bridgestone オートバックス G7 AS86 BS 17
31 97 篠原 拓朗 BS Bridgestone 神奈川トヨタ ☆ DTEC 86R 16
- 121 蒲生 尚弥 BS Bridgestone tomicaネッツ兵庫86BS 12 DQ
- 550 宗藤 昌太朗 BS Bridgestone 名神タイヤ86ネッツ兵庫 5 DNF
- 369 平中 克幸 DL TMS 制動屋 DL 86 5 DNF
[Professional Series]

決勝ヒート1

  • 開催日:2020/10/17
  • 天候:Cloudy
  • 路面:Wet
  • 決勝出走:34
  • 完走:31
  • (3.703km x 12laps = 44.436km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 7 堤 優威 BS Bridgestone ADVICS カバナ BS 86 12 22:54.861
2 87 久保 凜太郎 BS Bridgestone CG ROBOT BRZ BS 12 22:55.124
3 98 近藤 翼 BS Bridgestone 神奈川トヨタ ☆ DTEC 86R 12 23:05.305
4 1 谷口 信輝 BS Bridgestone KTMS 86 12 23:05.523
5 34 佐々木 雅弘 BS Bridgestone 小倉クラッチ REVO 86 BS 12 23:06.429
6 90 阪口 良平 BS Bridgestone 大阪トヨタ86 Racing 12 23:06.741
7 988 井口 卓人 BS Bridgestone RECARO BRZ BS T 12 23:08.847
8 521 川合 孝汰 BS Bridgestone 埼玉トヨペットGB 86 12 23:09.002
9 121 蒲生 尚弥 BS Bridgestone tomicaネッツ兵庫86BS 12 23:09.526
10 160 吉田 広樹 BS Bridgestone 埼玉トヨペットGB 86 BS 12 23:11.305
11 32 市森 友明 BS Bridgestone 大阪トヨタ86 Racing 12 23:11.501
12 88 手塚 祐弥 BS Bridgestone CG ROBOT BRZ BS 12 23:12.205
13 17 織戸 学 BS Bridgestone サミー☆K-one☆MAX86 12 23:14.504
14 916 田嶋 聡 BS Bridgestone ネッツ兵庫エムプランニング86 12 23:14.708
15 199 大原 佳祐 BS Bridgestone COROLLA MIE 86 12 23:15.484
16 11 脇阪 寿一 BS Bridgestone Owltech 86 12 23:15.754
17 10 菅波 冬悟 DL OTG TN滋賀 86 12 23:16.332
18 123 松井 孝允 GY NETZ富山 Racing 86 12 23:22.225
19 50 高島 登 BS Bridgestone エムテックス制動屋SSR86 12 23:25.559
20 557 大西 隆生 BS Bridgestone オートバックス G7 AS86 BS 12 23:25.761
21 906 佐々木 孝太 DL RECARO 86 DL K 12 23:26.065
22 999 森川 基雄 BS Bridgestone ウィニング制動屋NUTEC86 12 23:27.134
23 610 大島 和也 DL Team MDI/P 京都WM86 12 23:27.328
24 989 田中 哲也 DL RECARO 86 DL T 12 23:36.471
25 293 岡本 大地 NX 86NferaSportR 12 23:37.884
26 305 水野 大 DL ピースレンタカーDL86 12 23:38.117
27 60 服部 尚貴 DL OTG DL 86 12 23:40.479
28 505 庄司 雄磨 DL GRガレージ新大阪86DL 12 23:41.650
29 813 坂 裕之 DL ネッツ兵庫DLテックプロ86 12 23:42.150
30 5 井上 尚志 BS Bridgestone まんさくレストアパーツBS86 12 23:44.872
31 338 角谷 昌紀 BS Bridgestone ASAHISEISAKU86 12 24:11.257
- 550 宗藤 昌太朗 BS Bridgestone 名神タイヤ86ネッツ兵庫 5 DNF
- 369 平中 克幸 DL TMS 制動屋 DL 86 5 DNF
- 97 篠原 拓朗 BS Bridgestone 神奈川トヨタ ☆ DTEC 86R 4 DNF
[Professional Series]

予選

  • 開催日:2020/10/17
  • 天候:Rain
  • 路面:Wet
  • 決勝出走:34
  • (3.703km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 7 堤 優威 BS Bridgestone ADVICS カバナ BS 86 8 1:57.424
2 98 近藤 翼 BS Bridgestone 神奈川トヨタ ☆ DTEC 86R 6 1:57.912
3 87 久保 凜太郎 BS Bridgestone CG ROBOT BRZ BS 6 1:57.931
4 988 井口 卓人 BS Bridgestone RECARO 86 DL T 7 1:58.107
5 121 蒲生 尚弥 BS Bridgestone tomicaネッツ兵庫86BS 7 1:58.616
6 34 佐々木 雅弘 BS Bridgestone 小倉クラッチ REVO 86 BS 7 1:58.688
7 88 手塚 祐弥 BS Bridgestone CG ROBOT BRZ BS 6 1:58.945
8 1 谷口 信輝 BS Bridgestone KTMS 86 6 1:59.166
9 90 阪口 良平 BS Bridgestone 大阪トヨタ86 Racing 7 1:59.172
10 17 織戸 学 BS Bridgestone サミー☆K-one☆MAX86 6 1:59.368
11 521 川合 孝汰 BS Bridgestone 埼玉トヨペットGB 86 7 1:59.401
12 11 脇阪 寿一 BS Bridgestone Owltech 86 5 1:59.799
13 5 井上 尚志 BS Bridgestone まんさくレストアパーツBS86 7 1:59.896
14 160 吉田 広樹 BS Bridgestone 埼玉トヨペットGB 86 BS 8 2:00.110
15 50 高島 登 BS Bridgestone エムテックス制動屋SSR86 7 2:00.175
16 32 市森 友明 BS Bridgestone 大阪トヨタ86 Racing 7 2:00.249
17 916 田嶋 聡 BS Bridgestone ネッツ兵庫エムプランニング86 8 2:00.394
18 557 大西 隆生 BS Bridgestone オートバックス G7 AS86 BS 4 2:00.700
19 123 松井 孝允 GY NETZ富山 Racing 86 7 2:01.088
20 199 大原 佳祐 BS Bridgestone COROLLA MIE 86 6 2:01.351
21 10 菅波 冬悟 DL OTG TN滋賀 86 7 2:01.612
22 97 篠原 拓朗 BS Bridgestone 神奈川トヨタ ☆ DTEC 86R 5 2:01.665
23 999 森川 基雄 BS Bridgestone ウィニング制動屋NUTEC86 7 2:01.721
24 338 角谷 昌紀 BS Bridgestone ASAHISEISAKU86 7 2:01.839
25 550 宗藤 昌太朗 BS Bridgestone 名神タイヤ86ネッツ兵庫 7 2:02.102
26 610 大島 和也 DL Team MDI/P 京都WM86 6 2:02.225
27 369 平中 克幸 DL TMS 制動屋 DL 86 7 2:02.362
28 293 岡本 大地 NX 86NferaSportR 5 2:02.375
29 906 佐々木 孝太 DL RECARO 86 DL K 6 2:04.215
30 60 服部 尚貴 DL OTG DL 86 7 2:04.372
31 305 水野 大 DL ピースレンタカーDL86 7 2:04.700
32 505 庄司 雄磨 DL GRガレージ新大阪86DL 7 2:05.671
33 989 田中 哲也 DL RECARO 86 DL T 7 2:06.221
34 813 坂 裕之 DL ネッツ兵庫DLテックプロ86 5 2:07.684