【第108回 INDY500】Practice 5 ファスト・フライデイ~予選初日 結果
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第108回インディアナポリス500のプラクティス5が現地時間の5月17日に行なわれました。金曜日に行われるこの日のプラクティスは、翌日に実施される公式予選に向けた準備としてエンジンの過給圧がそれまでの130kPaから140kPaへと引き上げられ、これによりエンジン出力が100ps程度高まることから“ファスト・フライデイ”と呼ばれます。このファスト・フライデイにおいて、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのNo.75 アマダ ダラーラ/ホンダ/ファイアストンを駆る佐藤琢磨選手は233.679mph(約373.9km/h)をマークし、全ドライバーのなかで9番手となりました。また、この日行われたくじ引きにより、琢磨選手の予選の出走順が26番手になることも決まりました。
以下、ファスト・フライデイを終えた佐藤琢磨選手のコメントです。



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■佐藤琢磨のコメント
「プラクティスの最初は、期待したほど順調ではありませんでした。ちょっとした問題があったため、1日の前半は予定していたプログラムを実施できなかったのです。このため、結果的には時間を使い果たす格好となりました。いっぽうで、最終的に速いスピードが手に入ったことはよかったと思います。ただし、自分たちは4ラップのアタックをまだ試せていないので、明日はチャレンジングな1日になるでしょう。今日よりも明日の方が少し暖かくなるようです。いずれにせよ、4台分のデータを総合し、明日に向けてよい方向に進められるように努力するつもりです」
(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのプレスリリースより)

以下はファスト・フライデイのリザルトです。

続く翌日には予選1回目が行われた。この予選で琢磨選手は9位に入り、2回目の予選に駒を進めました。
以下、予選初日を終えた琢磨選手のコメントです。


■佐藤琢磨のコメント
「まずは、チームにとって素晴らしい結果だったと思います。今日はもちろん全力を投じましたが、1日のうちでもっとも気温が高い時間帯にタイムを上げられたので、タイミングがよかったといえるでしょう。いずれにせよ、それらを実現してくれたのは、No.75を担当するエンジニアやメカニックたちであり、チームメイトであることは間違いなく、彼らには心からお礼を申し上げます。とても困難でチャレンジングな1日でしたが、明日はさらにいい結果を残したいと思っています。チームには本当に感謝しています。明日も予選に挑めることは素晴らしいチャンスといえます。クルマはとても速い。最終的にはかなりルーズ(オーバーステア傾向)でしたが、パフォーマンスには深い満足感を抱きました。今晩はもう1度、データを詳しく見直し、明日はさらにいい結果が得られるように努力します」
(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのプレスリリースより)

予選初日のリザルトは以下の通りです。