シーズンも残り2戦。シリーズチャンピオン争いがいよいよ終盤戦を迎えた全日本ジムカーナ第7戦は、愛媛県のハイランドパークみかわで開催されます。
今回はBC3クラスの菱井将文選手に、ここハイランドパークみかわのコースの特徴や走りのポイント、そして今大会への意気込みを伺いました。


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■菱井将文選手プロフィール
1960年5月5日生まれ、徳島県出身。
1992年に全日本ジムカーナデビュー。
1995年から現在までブリヂストンタイヤを装着して参戦。通算18回の全日本チャンピオンを獲得。


― 菱井選手金曜日の走行後お疲れ様でした。まず、ここハイランドパークみかわはどんな特徴がありますか?

菱井選手(以下、菱井):元スキー場の駐車場を利用した、標高約1000mのフルパイロンコースです。標高が高いので排気量やターボの有無で差が出そうですが、実際はそうでもなく、パワーよりも、いかに丁寧に最短距離を走れるかが求められるコースです。サーキットコースと比べると直線区間は短いですが、フルパイロンコースの中では速度域は高い部類です。


― 攻略のポイントがあれば教えてください

菱井:フルパイロンコースは“迷ったら負け”。コースをしっかり覚えて、ミスコースしないことが一番大事です。路面のひび割れや舗装の違う部分に目が行きがちですが、気にしすぎるとミスコースやライン取りの乱れに繋がります。コースを頭に入れ、さらに理想のラインをイメージして準備すること。走行時は理想のラインをトレースして、次に攻略すべきパイロンが迷わず自然と見えてくるような走りを心掛けることが攻略ポイントです。


― ハイランドパークみかわの路面の特徴について教えてください

菱井:路面のひび割れや一部舗装が異なる部分があるのが特徴です。路面の攻撃性は高めで、この路面をしっかり掴むためには新品タイヤがベストですね。また、駐車場コースと聞くと平面を想像しがちですが、実際に走ってみると、勾配に加えてアンジュレーションもあります。
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(画像左)路面のひび割れ (画像中央)ひび割れによるギャップ (画像右)部分的に異なる舗装


― ハイランドパークみかわでのブリヂストンタイヤを使いこなしのコツはありますか?

菱井:まずはこのコースにマッチした内圧を見つけることが最大のポイントです。ハイランドパークみかわでは、路面のギャップを吸収できる内圧とスラロームでの応答性を両立させたいところです。とはいえ簡単ではなく、同じ内圧でも新品と中古でフィーリングが大きく変わりますし、BCクラスでは主にRE-11SやRE-12D TYPE A、PE/PNクラスではRE-71RSと、タイヤ銘柄ごとにも性格が異なります。内圧の見つけ方に関してはタイヤの使用状況とコンディションによって都度変わってくるので近道はなく、たくさん走り込んで経験を積むことが重要です。


― 最後に、シリーズチャンピオンが決まる可能性もある一戦ですが、意気込みをお聞かせください

菱井:あまり意識していません。今はランキング1位ですが、2連勝されたら逆転されますし、まずはこの状況(ランキング1位)のまま最終戦に持ち込みたいと思っています。今回で決めようと思うと焦りも出ますからね。とにかく自分にできることを全部やって、もしパイロンタッチで沈んだとしても、“ここまでやった結果なら納得”と思える走りがしたいです。守りに入っても勝てませんが、行き過ぎないように落ち着いて走りたいですね。失敗しても最終戦があるという気持ちで、後悔なく走ります。

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ハイランドパークみかわの特徴と走りのポイントを菱井選手に教えていただきました。
シリーズチャンピオン争いがヒートアップする中、どんな結果を残すのか楽しみです!

今回サーキット紹介をしてくれた菱井選手はじめブリヂストン装着選手への応援をよろしくお願いいたします。





・POTENZA 製品情報
https://tire.bridgestone.co.jp/potenza/

・【PE,PNクラス使用タイヤ】POTENZA RE-71RS製品情報
https://tire.bridgestone.co.jp/potenza/re71rs/

・【BCクラス使用タイヤ】POTENZA RE-11S製品情報
https://tire.bridgestone.co.jp/potenza/re_11s/

・【BCクラス使用タイヤ】POTENZA RE-12D TYPE A製品情報
https://tire.bridgestone.co.jp/potenza/re12d/