ロードスター・パーティレースⅢ 東日本 NDクラブマン Rd.1

9月5日、茨城県の筑波サーキットでロードスター・パーティレースⅢの東日本シリーズが開幕した。NDクラブマンは#74 井上 雅貴が優勝。嬉しい初優勝となった。5月5日の「筑フェス（筑波フェスティバル）」で開幕予定だった東日本シリーズだが、ジャスト4カ月のディレイでようやく今シーズンの戦いが始まった。恒例の「第31回メディア対抗ロードスター4時間耐久レース」のサポートイベントとしての開催だ。エントリーは18台。朝の天候は曇り時々晴れ。時おり吹く風が爽やかに感じられる、まずまずのコンディションとなった。

●予選
公式予選は8時30分からの15分間、NDクラブマンの17台（欠場1台）によって争われた。ポールポジションは井上がアタック2周目の1分11秒792で獲得。先日の北日本シリーズで開幕2連勝を果たした＃95 須藤 利明は、終了間際に1分11秒889で肉薄するも一歩及ばず。最前列のふたりだけが11秒台を記録した。これに＃66 関裕と#197 根本 智文というベテランコンビが続き、初参戦の#57 鈴木 良雄と、#198 山口 聡の順で決勝を3列目からスタート。予選11位までは1分12秒台でその差はわずかにつき、決勝でも混戦は必至な状況だ。

NDクラブマン決勝は11時34分にスタート。 ポールの井上は先頭で１コーナーをクリアするが、2番グリッドの須藤は出遅れて、後続の関と根本に先行を許してしまう。3周目までは関と根本の2位争いが一時激しくなるが、そこから関が抜け出すと、今度は根本を先頭に須藤、そして8番グリッドからジャンプアップしてきた#29 岩田洋二の3台による3位争いに焦点が移る。

そうこうしているうちに、岩田の後方には6番グリッドからスタートした山口が追いついてきて、根本と須藤の3位争いと、岩田と山口の5位争いという2グループに分かれての戦いに変化。結局、山口が7周目、須藤が9周目にひとつポジションを上げ、山口はファイナルラップに根本も抜き去った。

井上は2位の関に対して8周目に2秒、11周目には4秒と徐々にリードを広げて、堂々の初優勝。2位には関、3位には須藤が順位をひとつ戻して表彰台に立った。以下は山口、根本、岩田の順で入賞

参戦2戦目で初優した井上選手コメント
「スタートは前を向いて走ることだけに集中しました。本当に嬉しいです」

ロードスター・パーティレースⅢの次の戦いもここ筑波で、9月20日の日曜日に東日本シリーズの第2戦が行われる。
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