ロードスター・パーティレースⅢ 東日本 NDクラブマン Rd.1

5月5日、茨城県の筑波サーキットで東日本シリーズの第1戦が行われた。NDクラブマンクラスは茨城県在住の8号車・須藤利明がポールポジションからスタート。オープニングラップの波乱を乗り越えての嬉しい初優勝となった。

●予選
今回は最終の第3レースとして行われたNDクラブマンクラス。エントリーは21台を数え、初参戦のルーキーがなんと8名という盛況だった。9時55分からの公式予選には1台が欠場し、20台がコースイン。まずは4月21日の合同テストでクラストップだった8号車の須藤利明が、事実上のアタック1周目で1分11秒344を記録してトップに立つ。続いたのがデビュー戦となる123号車の石田直樹で、こちらも最初のアタックで1分11秒753を叩き出す。

このまま11秒台のふたりでフロントローが決まるかと思われたが、先日の北日本シリーズで須藤とバトルした95号車の梅原祐一が1分11秒712で2番手に浮上。石田は3番グリッドに後退した。さらにこちらも初参加の155号車・松原泰世も1分11秒797まで刻んで4番グリッドを獲得。

3列目には11周目に1分12秒007でベストを更新した66号車の関裕と、昨年の開幕戦ウイナーである74号車・井上雅貴が続いた。

●決勝
第2レース決勝で発生したアクシデントの影響で、第3レースのNDクラブマン決勝も予定より大幅に遅れ、16時36分にスタート。

と、こちらもオープニングラップに事件が発生してしまう。ポールの須藤が1コーナーを3速のまま回ってしまい、立ち上がりで失速。2番グリッドの梅原と4番グリッドだった松原の先行を許すことになった。ところがダンロップ先の80Rで挙動が乱れたこの2台が接触し、ピットに戻るも痛恨のリタイア。労せずして須藤が先頭に復帰した。

また5番グリッドだった関はシグナルがレッドの間に動いてしまい、ドライブスルーペナルティで大きく順位を落とした。関がピットロードに向かった4周目。早くも須藤のリードは3,4秒に広がる。それを追うのが3番グリッドだった石田と、6番グリッドだった井上。そして10番グリッドからジャンプアップの140号車・小野津博之、8番グリッドだった127号車・河合巧視、13番グリッドの42号車・小林浩暢という展開だ。須藤のリードは10周目には7秒まで広がり、ほぼ安泰に。逆に石田を先頭にした小林までの5台は次第にダンゴ状態になるが、結局最後まで順位は変わらなかった。須藤は東日本のクラブマンでは嬉しい初優勝。ルーキーの石田が見事に2位となり、3位の井上までが表彰台に立った。以下、4位の小野津、5位の河合、6位の小林までが規定により入賞してトロフィーをゲット。石田はもちろんだが、小野津と河合は今回が嬉しい初入賞となった。

優勝した須藤選手コメント
「1コーナーは完全に自分のミスです。ただ、先行する2台のペースが少し速すぎると思って、少し間を開けていたので接触せずに済みました」
タイヤについては
「雨の可能性を考えて、残り溝を少し多めに調整しました。あと、グリッドで内圧を少し落としたのも正解でしたね」

東日本シリーズの第2戦は、ここ筑波で5月23日に開催予定。

MOTOR SPORTS
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MAZDA ROADSTER Party Race Ⅲ
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BRIDGESTONE POTENZA Adrenalin RE004
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