ロードスター・パーティレースⅢ 北日本 NDクラブマン Rd.2

5月15日、宮城県のスポーツランドSUGOではロードスター・パーティレースⅢの北日本シリーズ第2戦が行われた。勝ち負けにこだわらず安全にレースを楽しみたいと考えている人を対象にしたNDクラブマンクラスは、直近の実績で上回る23号車の荒川 豊が予選から圧倒。デビュー5年目での初優勝を果たした。

●予選
昨年の北日本シリーズは4月に2連戦のダブルヘッダーという設定だったため、同日に早くも第3戦を迎えていたが、今年はしっかりインターバルを確保。後半の2戦は10月と11月に予定されている。今回はNDシリーズには11台のエントリーがあり、NDクラブマンと合わせて15台での混走レースとなった。

公式予選は8時35分からの15分間。本日のSUGOは曇り空で、気温15℃・湿度56％・路面温度19℃というコンディションで走行が始まった。クラブマンクラスの予選では、4月10日の今季開幕戦でも2位に入賞した荒川が序盤から一歩抜け出した。アタック2周目にシリーズクラスの1台を上回る1分48秒793を叩き出して、クラストップのグリッドを獲得した。


クラス2番手となったのは今回の紅一点、11号車の矢島貴子。ただベストは1分50秒711で、荒川の背中はまだ少し遠い印象だ。


一方で後続の73号車・鈴木 篤は1分51秒104とタイムが接近。
さらに173号車の三島勤也が続いた。2番手以下は矢島がアタック5周目、鈴木と三島は最後の7周目がベストというのは、次戦以降への伸び代を感じさせる部分としておこう。

●決勝
今年の北日本シリーズの決勝は昨年までより1周多い9ラップでの戦いだ。また開幕戦のローリング方式とは異なり、アウト側がポールポジションのグリッドスタートに戻った。予選後のSUGOは一瞬、太陽が顔をのぞかせることもあったが、再びの曇り空の下で決勝が行われた。コンディションは気温17℃・湿度41％・路面温度34.3℃。予定よりわずかに遅れて、12時24分に10灯のレッドシグナルがブラックアウトした。

クラストップの11番グリッドからスタートした荒川は、出遅れた2台のシリーズクラスをオープニングラップで抜き去って総合9位に浮上。


一方で、クラス2番手だった矢島はスタートでの加速が今ひとつ。後続の鈴木に抜かれた上に、シリーズクラスのマシンも間に1台入ってしまう苦しい展開になった。

荒川は決勝の4周目には予選ベストを上回る1分48秒751を記録し、クラストップでのチェッカーを受けた。一方、同2位には鈴木が粘り切った。

矢島は4周目終了時点で3秒以上あった鈴木との差を6周目からは1秒以内まで詰めるも、追い上げもここまで。


参加4台のため、鈴木までが入賞だが、矢島もポディウムに登壇。赤いキャップとシャンパンも初めて手にすることになった。

●優勝した荒川選手コメント
「優勝は嬉しいですが、開幕戦で完敗した須藤さんや梅原さんなど、まだ目標としている皆さんとの実力差を痛感しているので、もう少し修行させてください」
タイヤについては
「以前から自分はブリヂストンのファンです。グリップとかヨレとか、慣れが必要な部分はありますが、このタイヤも好きです」

北日本シリーズの第3戦はしばらく間が空いて、ここスポーツランドSUGOで10月8日（土曜日）に開催予定。またロードスター・パーティレースⅢの次の戦いは早くも次週、5月22日（日曜日）に茨城県の筑波サーキットで行われる東日本シリーズの第2戦となっている。



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ROADSTER NR-A
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MAZDA ROADSTER Party Race Ⅲ
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