NDに乗り換えて2戦目の宮井理充がポールtoウインの圧勝劇
- 開催場所:筑波サーキット
- 開催日:2024年07月27日(土) 〜 2024年07月27日(土)
7月27日、筑波サーキットでロードスター・パーティレースⅢの東日本シリーズ第2戦が開催された。17台がエントリーしたNDクラブマンクラスは、205号車の宮井理充が予選からライバルを圧倒。決勝も確実にスタートを決め、最後は12秒というギャップを構築。24歳の若者が初めての入賞で、表彰台の一番高いところに立った。
今回もまた、パーティに新しい仲間が加わった。NDクラブマンには116号車の大久保 仁と281号車の宮崎邦紘が初参戦。恒例によりマイクを持って自己紹介すると、先輩たちから拍手で迎えられた。
またマツダからは、ブランド体験推進本部のブランド体験ビジネス企画部モータースポーツ体験グループの廣田賢興さんが来場。「皆さん、ご参加ありがとうございます。今日は午前中にペットボトル2本を飲んで水分補給をお願いします」と挨拶された。
●予選
廣田さんが心配された通り、本日の筑波は酷暑との戦いになった。8時30分の段階で、気温29.9℃/湿度75%/路面温度40.5℃というコンディション。NDクラブマンの公式予選は8時40分から15分間で行われた。実は今回のエントリーを見ると、5月の開幕戦の優勝から5位までの名前がない(最上位は12号車の梶 忠光で6位)。そんな状況で開始早々、205号車の宮井理充が1分12秒126でモニター最上段に躍り出る。ちなみに宮井は開幕戦ではNDシリーズに出場し、1分11秒429のタイムで予選を18位で通過。決勝も16位で完走しているが、今回はクラブマンに変更している。続いたのは初参加の宮崎で、1分12秒430をアタック2周目に記録したが、少し遅れてコースインした66号車の関 裕が1分12秒261で宮井との間に割って入った。関は70歳と1か月だった一昨年の最終戦を制して、このクラスの最年長優勝記録を更新した実力者。かくして予選の上位3名には、開幕戦にはいなかったメンバーが並んだ。以下、予選4位から6位はフレッシュな顔ぶれとなり、65号車の長谷川敏一、141号車の秋葉英貴、前述の梶の順。長谷川と梶は今年の開幕戦でデビューしたルーキーで、秋葉も昨年の最終戦に続く2戦目の参戦だ。
●決勝
この日の第1レースとなるNDクラブマンの決勝は15ラップで行われ、ほぼオンタイムの11時16分にスタートが切られた。
上位陣ではポールの宮井をはじめ関、宮崎、長谷川という4台はグリッド順通りにオープニングラップを通過。その後方では6番グリッドの梶が、ひとつ前の秋葉を抜いて戻ってきた。
上位陣の動きは、そこで一度落ち着きを見せた。2周目にはベテランの関が宮井を0.671秒差まで一瞬追い詰めるものの、3周目以降は先頭の宮井のペースがライバルを上回り、徐々に差を広げる展開となった。一方で5周目あたりから、関を先頭とする2位グループの3台が接近戦に突入。
とくに3番手の宮崎の勢いがよく、8周目には関をパスして順位が入れ替わった。
さらに9周目には長谷川が順位をふたつ落とし、梶と秋葉の先行を許してしまう。
11周目以降になると、4位まで浮上した梶が関の背後に迫ってチャンスを窺うが、表彰台の最後の一角を賭けた争いはベテランの関が粘り切った。
逆に先頭の宮井のペースは衰えず、12周目には10.187秒まで2位とのギャップを拡大。2位以下が1分13秒台の後半にドロップした13周目にも、1分12秒942で周回する余力を残していた。
整理すると、宮井がパーティレースで見事に初優勝。宮崎と関がポディウムに登壇した。以下は梶、秋葉、長谷川までが入賞だ。
また入賞こそ逃したが、このレースでは7位以降の選手たちのバトルにも見応えがあった。27号車・ISHIKAWAと15号車・亀山晃代、28号車・能勢健一朗の3台は順位こそ変わらなかったが、15ラップをほぼ3台がダンゴ状態のままで戦い終えた。
その後方でも53号車の宮澤恵一を先頭とする5台の集団は時に順位を入れ替えながら、最後まで抜きつ抜かれつの戦いをクリーンに演じ切った。
優勝した宮井選手コメント
「一昨年にレンタルでNCシリーズに出ていたのですが、あまりパッとせず、昨年このNDをマイカーとして購入。その2戦目で優勝できました。ユニツイの稲垣さんや仲間のサポートに感謝したいです」
タイヤについて
「ロードスターのパワーと相性がよくて、しかもずーっと使えて、腕を磨くにはいいタイヤですね」
パーティレースの次の戦いまでは、少しだけインターバルがある。8月11日の日曜日に、北海道の十勝スピードウェイでジャパンツアーシリーズの第4戦が行われる。また東日本シリーズの第3戦は、9月21日の土曜日にここ筑波で開催予定だ。
MAZDA MOTOR SPORTS
https://www.mazda.com/ja/innovation/motorsports/
MAZDA ROADSTER NR-A
https://www.mazda.co.jp/cars/roadster/grade/nr-a/
MAZDA ROADSTER Party Race Ⅲ
https://www.party-race.com/
BRIDGESTONE POTENZA Adrenalin RE004
https://tire.bridgestone.co.jp/potenza/re004/
決勝
- 開催日:2024/07/27
- 天候:Fine
- 路面:Dry
- 決勝出走:17
- 完走:17
- (2.045km x 15laps = 30.675km)
順位 | No | ドライバー | タイヤ | チーム | マシン | シャシー | エンジン | 周回数 | Delay(Lap) | ベストタイム | ベストラップ | タイム |
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1 | 205 | 宮井 理充 | BS | ユニツイロードスター | 15 | 18'21.195 | ||||||
2 | 281 | 宮崎 邦紘 | BS | NRS NIWA ロードスター | 15 | 18'33.218 | ||||||
3 | 66 | 関 裕 | BS | TAKECHAN・ロードスター | 15 | 18'34.741 | ||||||
4 | 12 | 梶 忠光 | BS | KJR ロードスター | 15 | 18'35.209 | ||||||
5 | 141 | 秋葉 英貴 | BS | AUTOCAFEロードスター | 15 | 18'36.548 | ||||||
6 | 65 | 長谷川 敏一 | BS | NejiDas ロードスター | 15 | 18'40.732 | ||||||
7 | 27 | ISHIKAWA | BS | パニパニロードスター | 15 | 18'46.728 | ||||||
8 | 15 | 亀山 晃代 | BS | プロセスR&Tロードスター | 15 | 18'47.873 | ||||||
9 | 28 | 能勢 健一朗 | BS | CP大泉pttロードスターRB | 15 | 18'48.136 | ||||||
10 | 53 | 宮澤 恵一 | BS | GY・スズタカHDロードスター | 15 | 18'53.141 | ||||||
11 | 17 | 秋山 文弘 | BS | himhimrctロードスター | 15 | 18'54.918 | ||||||
12 | 116 | 大久保 仁 | BS | HITO ROADSTER | 15 | 18'58.969 | ||||||
13 | 120 | 森 和郎 | BS | はじめてのロードスター | 15 | 18'59.255 | ||||||
14 | 174 | 佐野 哲也 | BS | プリプリプリティーロードスター | 15 | 19'12.218 | ||||||
15 | 115 | 川口 眞輝 | BS | ユニバーサルツインロードスター | 15 | 19'14.802 | ||||||
16 | 172 | 石田 淳 | BS | Starfieldロードスター | 14 | 18'27.248 | ||||||
17 | 70 | 塚本 明善 | BS | おじじロードスター | 14 | 18'37.290 |