ルーキーの深川英寿が見応えあるデビューウイン
- 開催場所:スポーツランドSUGO
- 開催日:2026年04月12日(日) 〜 2026年04月12日(日)
遠く見える蔵王の山には雪が残る宮城県のスポーツランドSUGOで、いよいよ2026年のシーズンが始まった。4月12日、ロードスター・パーティレースⅢのジャパンツアーシリーズの第1戦が開催。
エントリー27台のNDシリーズクラスではこれがデビュー戦という23歳の若者、35号車の深川英寿がポールからスタート。ライバルたちの猛烈なプレッシャーの中、見事に逃げ切って快挙を達成した。
昨年は3月の富士で開幕したロードスター・パーティレースⅢのジャパンツアーシリーズが、今年は再びSUGOからのシーズンイン。4月11〜12日の週末に開催された「MAZDA FAN MEETING 2026 in TOHOKU」のメインイベントという位置付けだ。12日7時50分からのブリーフィングでは、マツダのブランド体験推進本部ブランド体験ビジネス企画部モータースポーツ体験グループの廣田賢興さんが、チャレンジプログラム「スーパー耐久シリーズへの道」が今シーズンも実施されることを表明。![]()
パーティレースでの活躍がスーパー耐久へ繋がるチャンスということで、選手たちにとってもモチベーションの向上になることは間違いないだろう。
今回、シリーズクラスには14号車の杉原健太、35号車の深川英寿、80号車の佐藤真太朗、87号車の深瀬茂也、113号車の大蔦健太、152号車の瀬川彰斗、186号車の伊藤 駿、202号車の中田純一、276号車の伊藤匠寿という9名の仲間が新たに加わった。恒例により、ひとりずつマイクを持って挨拶をすると、先輩たちから温かい拍手で歓迎を受けた。ちなみに集合写真で前列右端の中田は73歳11カ月でNDシリーズの最年長出場記録を更新している。![]()
●予選
公式予選は8時45分からの15分間の予定だったが、2分遅れでコースイン。計測したデータは気温12℃、湿度32%、路面温度21.2〜24.2℃。
この週末のSUGOは初日から青空に恵まれたが、強風が悩みの種。初日のマツ耐の決勝では、スポンジバリアが飛んだためにセーフティカーを導入して修復作業を行ったほどだ。
アタック1周目に1分46秒148でトップに立ったのはルーキーの35号車・深川英寿。![]()
これに昨年のランキング2位、157号車の橋本 隼が1分46秒187という僅差で続いた。![]()
3番手にもルーキーの152号車・瀬川彰斗が1分46秒681で大健闘。![]()
昨年はランキング6位だった147号車の石塚崇宣も1分46秒775、同じく7位の128号車・普勝 崚、昨年の東日本王者の16号車・上田純司までが1分46秒台という状況だった。
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そして、ほとんどのマシンが2周目のアタックに入った頃合いの8時53分57秒に、オフィシャルから赤旗が掲示されて予選が中断。1台のマシンがSPアウトで姿勢を乱して、クラッシュで動けなくなったための対応だった。当初は残り6分間のアタックで再開予定とのアナウンスもあったが、車両回収などに時間を要したこともあり、この赤旗をもって予選は終了。この結果、シリーズクラスについては前述のアタック1周目の上位6台がそのままの順位で確定した。
●決勝
決勝を前にして幸いなことに風が少し弱まり、ほぼオンタイムの12時23分にローリングスタートで12周の戦いが始まった。直前のコンディションは気温16.5℃/湿度26%/路面温度38. 3℃。グリッドについたのは2クラス合計で29台。赤旗原因となったマシンなどが欠場し、ピットスタートと合わせて34台が開幕戦の決勝に臨んだ。
ローリングスタートの1周目の1コーナーで、いきなり上位陣に動きがあった。ポールシッターの深川の直後に、3番グリッドだった瀬川が急接近。そのスリップストリーム効果で、2番グリッドだった橋本の前にノーズを差し込むことに成功した。![]()
ただし、この入れ替わり以外のトップ10はグリッド順通りに周回を重ねていく。序盤戦の展開は深川を先頭に瀬川と橋本、石塚までがトップグループを形成。![]()
少し離れて普勝と上田、31号車の和光博紀の3台が集団となった。![]()
その後、総合トップを争う4台の中では瀬川の勢いが目立ったが、深川もコーナーではしっかりイン側をキープ。![]()
逆に橋本は石塚の追撃に苦しめられて、トップ2台に少し離されそうになるが、そこからリカバーして再び差を詰めてくるあたりは前年ランキング最上位者の底力だろう。気が付けば、普勝も上位4台に接近してトップグループが5台に。そして7周目の1コーナーで上田が小さいミスを犯した隙に、和光が先行して入賞権内に浮上した。今回、最大のドラマはファイナルラップに集中して起こった。まずは4コーナーのヘアピンで橋本が瀬川のインを急襲。そこで気落ちしたわけではないだろうが、石塚もSPインという想定外のポイントで瀬川のインに飛び込んでパッシング。ルーキーの瀬川にとっては試練のファイナルラップになってしまった。
整理すると、シリーズクラスは深川がデビュー戦でのポールtoウインという偉業を達成。実力者の橋本と石塚が2位と3位でポディウムに登壇した。![]()
さらに瀬川に危険なドライブ行為で5秒加算のペナルティが裁定されたため、4位に普勝、5位に和光、6位に上田が、それぞれ繰り上がっての入賞となった。
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●優勝した深川選手のコメント
「最後まで気の抜けないレースでしたが、チームのサポートのおかげで最高の結果が残せました。実は瀬川選手とはバーチャルからリアルへの道の選考合宿で同じマシンをシェアした縁もあります。今回は気の毒な結果となりましたが、今後も切磋琢磨して、お互いに成長していきたいです」
タイヤについて
「グリップが違いますね。今までの縦に加えて、横方向も使える感じです。ロングも落ち幅が小さい印象です。ただ内圧はもっと煮詰めていきたいです」
ロードスター・パーティレースⅢの次の戦いは5月5日のこどもの日。茨城県の筑波サーキットで開催される、ジャパンツアーシリーズの第2戦と東日本シリーズの開幕戦のダブルタイトルマッチだ。
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決勝
- 開催日:2026/04/12
- 天候:Fine
- 路面:Dry
- 決勝出走:26
- 完走:26
- (3.586km x 12laps = 43.032km)
| 順位 | No | ドライバー | タイヤ | チーム | マシン | シャシー | エンジン | 周回数 | Delay(Lap) | ベストタイム | ベストラップ | タイム |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 35 | 深川 英寿 |
BS
|
CABANA RTロードスター | 12 | 21'46.085 | ||||||
| 2 | 157 | 橋本 隼 |
BS
|
HC・ミッドランドロードスター | 12 | 21'46.235 | ||||||
| 3 | 147 | 石塚 崇宣 |
BS
|
CP大泉pttロードスターRB | 12 | 21'46.953 | ||||||
| 4 | 128 | 普勝 崚 |
BS
|
CP大泉pttロードスターRB | 12 | 21'47.742 | ||||||
| 5 | 31 | 和光 博紀 |
BS
|
KenMoty'sロードスター | 12 | 21'51.112 | ||||||
| 6 | 16 | 上田 純司 |
BS
|
上伸物流 ロードスター | 12 | 21'51.234 | ||||||
| 7 | 152 | 瀬川 彰斗 |
BS
|
HC・ミッドランドロードスター | 12 | 21'52.559 | ||||||
| 8 | 138 | 西川 昇吾 |
BS
|
ルブロスHCロードスター | 12 | 22'01.268 | ||||||
| 9 | 186 | 伊藤 駿 |
BS
|
AVANTECH ロードスター | 12 | 22'01.489 | ||||||
| 10 | 121 | 巳ノ瀬 健太 |
BS
|
巳ノ瀬建設ロードスター | 12 | 22'01.610 | ||||||
| 11 | 14 | 杉原 健太 |
BS
|
MRCロードスター | 12 | 22'01.649 | ||||||
| 12 | 39 | 武藤 亘輝 |
BS
|
HC塾ベアーロードスター | 12 | 22'01.950 | ||||||
| 13 | 91 | 沢崎 祐一 |
BS
|
DELTAロードスター | 12 | 22'02.743 | ||||||
| 14 | 101 | 石川 純二 |
BS
|
ブルーオクトロードスター | 12 | 22'04.849 | ||||||
| 15 | 281 | 松島 宏樹 |
BS
|
AWN EDロードスター | 12 | 22'05.176 | ||||||
| 16 | 112 | 本山 賢一郎 |
BS
|
九州美包ロードスター メッカ | 12 | 22'06.146 | ||||||
| 17 | 200 | YOSHIKI |
BS
|
ジャスミン ロードスター | 12 | 22'25.615 | ||||||
| 18 | 113 | 大蔦 健太 |
BS
|
ダイヤ設備DRロードスター | 12 | 22'25.874 | ||||||
| 19 | 80 | 佐藤 真太朗 |
BS
|
C&D TCRロードスター | 12 | 22'26.333 | ||||||
| 20 | 105 | 市原 拓真 |
BS
|
AZRロードスターTCR | 12 | 22'26.611 | ||||||
| 21 | 276 | 伊藤 匠寿 |
BS
|
ナローテックロードスター | 12 | 22'27.326 | ||||||
| 22 | 293 | 樋口 豊 |
BS
|
切羽詰るラブカFfロードスター | 12 | 22'33.009 | ||||||
| 23 | 204 | ゆりちゃんモータース |
BS
|
HCゆりちゃんロードスター | 12 | 22'33.104 | ||||||
| 24 | 244 | 若山 剛志 |
BS
|
あかべこオートロードスター | 12 | 22'49.391 | ||||||
| 25 | 87 | 深瀬 茂也 |
BS
|
Kpowers ロードスター | 12 | 22'58.007 |




















