オープニングラップの3ワイドを凌いだ橋本に展開も味方

  • 開催場所:富士スピードウェイ
  • 開催日:2026年07月12日(日) 〜 2026年07月12日(日)
2026年ロードスター・パーティレースⅢ ジャパンツアーRd.5 NDシリーズ

静岡県の富士スピードウェイで7月12日、ロードスター・パーティレースⅢジャパンツアーシリーズの第5戦が行われた。エントリー24台のNDシリーズを制したのは、ポイントリーダーとして臨んだ157車の橋本 隼。ポールポジションからスタートしたオープニングラップの攻防で首位の座をキープすると、2番手に浮上してきたのは後輩の152号車・瀬川彰斗。HC GALLERYチームにとって初めてのワンツー・フィニッシュを達成した。
今年のシリーズは6月の第3戦と第4戦が2週連続となったのに続いて、折り返してのここ富士ラウンドまでが少しタイトで、まさに勝負の初夏となっている。またこの週末は「GT World Challenge Asia Powered by AWS & Japan Cup」というインターナショナルな大会に組み込まれていて、富士スピードウェイのパドックにはフェラーリやポルシェなどスーパーカーが目白押し。華やかな雰囲気に包まれていた。
エントリーはNDシリーズが24台、NDクラブマンが28台の計52台。当初は定員45台で募集したが、すぐに満員御礼に。調整の結果、定員枠を増やすことで希望したパーティレーサー全員の願いが叶えられた。また今回は合計10名という多くのルーキーを迎えた。7時45分からのブリーフィングでは恒例により、NDシリーズ初参加の3名がそれぞれマイクを持って自己紹介を行った。シリーズクラスの初参加は左から29号車・古谷祥吾、33号車・後藤 満、153号車・梅村悠貴の3名だ。
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●予選
公式予選は8時40分からの20分間。クラブマンとシリーズに各1台ずつ欠場があり、合計で50台がコースインした。
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上空は雲に覆われているが、雨の心配はない。ピットで計測した気温は24℃で湿度は60%。混み合う序盤を避けようとしたのか、第4戦終了時点でランキングトップの橋本、4位タイの186号車・伊藤 駿、6位の147号車・石塚崇宣などは、半ばを過ぎるまでピットで待機する作戦だ。そんな中、105号車の市原拓真が2分13秒916をアタック1周目で記録して暫定トップに立つが、7分過ぎから一気に上位陣の動きが激しくなった。
もうひとりのランキング4位の瀬川彰斗が2分13秒434、同じく3位の35号車・深川英寿が2分13秒557、そして204号車の武藤亘輝が2分13秒753でモニター上段が入れ替わった。
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そして前述のピット待機組がタイムを出しはじめたのが14分過ぎ。まずは橋本が2分13秒493から連続アタックで2分13秒093まで削り込んで最上段に。
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続いて石塚が2分13秒592から2分13秒582を記録。さらに伊藤は18分が経過した頃に2分13秒126を叩き出すが、続いてのアタックでは2分13秒586で更新できなかった。
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整理すると、ポールポジションは橋本が獲得。これに伊藤が続き、2列目は瀬川と深川。さらに石塚と武藤までが入賞圏内で決勝をスタートする。以下は市原と193号車の佐藤真太朗までが2分13秒台。ランキング2位の普勝 崚は9番手、同じく7位の上田純司は10番手という不本意な結果となった。

●決勝
日差しのない本日のスピードウェイだが、午後になって蒸し暑さを感じるようになった。決勝前の気温は27℃だが湿度は79%まで上昇し、計測した路面温度は38.9℃。10ラップの戦いは13時39分に、ポールシッターの橋本がスタートラインを通過して始まった。
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ダッシュが鋭かったのが、3番グリッドだった瀬川。1コーナー進入時に橋本のイン側に並びかけ、アウト側の2番グリッドだった伊藤とスリーワイド状態となった。ここは橋本が先頭を守ったが、今度は瀬川と伊藤が横並びとなり、ADVANコーナーでイン側に飛び込んだ瀬川が前に出た。つまりここで、2位と3位が逆転した。
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その後方では4番グリッドだった深川と、5番グリッドだった石塚も入れ替わった。さらに6位には7番グリッドだった市原、7位には9番グリッドだった普勝がジャンプアップ。普勝は2周目に市原もパスして6位となり、すぐに深川もロックオン状態にする勢いを見せた。
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次に仕掛けたのはオープニングラップで4位に浮上した石塚。4周目の1コーナー進入でスリップから抜け出して、思いきりイン側に飛び込んだ。その時点では一気に2台を抜き去ったように見えたが、直後に本人曰く「痛恨のシフトミス」があって、結局は石塚と伊藤の3位と4位が逆転ということになった。
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その後トップグループは次第にこの4台に集約され、深川と普勝は少し離れての5位争いという展開になった。
実は終盤の走りで一番勢いが感じられたのは瀬川だったが、1コーナーが落下物のため黄旗区間で追い越し禁止となった不運も少なからず影響した。整理するとシリーズクラスは橋本が第4戦のもてぎラウンドに続いての優勝となり、これで今シーズン3勝目。
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同じチームの瀬川が2位で続き、石塚も3位で開幕戦以来の表彰台獲得となった。以下、4位の伊藤、5位の深川、6位の普勝までが入賞だ。
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実は橋本のマシンはチームのレンタル車両として、前日のロードスターカップに参戦。軽度の接触でアライメントにも懸念があったが、その管理も担当する橋本が自らリペアしての参戦だった。

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●優勝した橋本選手のコメント
「富士はホームコースということでプレッシャーがきつかったのですが、チームとして初めてワンツーが達成できてホッとしています。セクター3で少し自分に速さがあったことが、一番の勝因かなと思います」
タイヤについて
「今日は諸事情でバリ山の新品で臨みました。慣らしゼロだったのですが、不安なく走ることができました。ただ予選の内圧は失敗で、もう少し高い方が良かったかもしれません。まだ勉強不足ですね」

パーティレースの次の戦いもジャパンツアーシリーズで、8月2日に北海道の十勝スピードウェイで開催される第6戦となる。
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レース結果

コース:富士スピードウェイ

[NDシリーズ]

決勝

  • 開催日:2026/07/12
  • 天候:Cloudy
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:23
  • 完走:23
  • (4.563km x 10laps = 45.63km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 157 橋本 隼 BS Bridgestone HC・ミッドランドロードスター 10 22'30.580
2 152 瀬川 彰斗 BS Bridgestone HC・ミッドランドロードスター 10 22'30.882
3 147 石塚 崇宣 BS Bridgestone CP大泉pttロードスターRB 10 22'31.210
4 186 伊藤 駿 BS Bridgestone AVANTECH ロードスター 20 22'32.374
5 35 深川 英寿 BS Bridgestone CABANA RTロードスター 10 22'41.139
6 128 普勝 崚 BS Bridgestone CP大泉pttロードスターRB 10 22'41.297
7 204 武藤 亘輝 BS Bridgestone HC塾ベアーロードスター 10 22'41.882
8 193 佐藤 真太朗 BS Bridgestone TCR ロードスター 10 22'43.064
9 105 市原 拓真 BS Bridgestone AZRロードスターTCR 10 22'43.851
10 17 秋葉 星那 BS Bridgestone AUTOCAFEロードスター 10 22'48.461
11 183 岩崎 魁 BS Bridgestone ケイズDRロードスター 10 22'51.174
12 138 西川 昇吾 BS Bridgestone ルブロスHCロードスター 10 22'52.792
13 16 上田 純司 BS Bridgestone 上伸物流 ロードスター 10 22'55.606
14 14 杉原 健太 BS Bridgestone MRCロードスター 10 22'57.364
15 121 巳ノ瀬 健太 BS Bridgestone 巳ノ瀬建設ロードスター 10 22'57.494
16 27 瀬田 凛 BS Bridgestone TC CORSE ロードスター 10 22'58.689
17 38 石浜 一樹 BS Bridgestone JFSカミベ38Rロードスター 10 23'01.548
18 41 的場 雅仁 BS Bridgestone gssロードスター 10 23'11.986
19 46 HARUKI KOSO BS Bridgestone TechMSロードスター 10 23'18.962
20 96 伊辺 剛 BS Bridgestone てっくスリックロードスター 10 23'20.569
21 29 古谷 祥吾 BS Bridgestone みみんごロードスター 10 23'29.472
22 153 梅村 悠貴 BS Bridgestone ShMCLOVCAロードスター 10 23'33.148
23 33 後藤 満 BS Bridgestone ShMC エラビスタロードスター 10 23'34.868