初めて幌を開けて決勝に臨んだ鷹尾一成がレース初優勝

  • 開催場所:富士スピードウェイ
  • 開催日:2026年07月12日(日) 〜 2026年07月12日(日)
2026年ロードスター・パーティレースⅢ ジャパンツアーRd.5 NDクラブマン

静岡県の富士スピードウェイで7月12日、ロードスター・パーティレースⅢジャパンツアーシリーズの第5戦が行われた。エントリー28台という大盛況のNDクラブマンクラスを制したのは47号車の鷹尾一成。前日のロードスターカップに続いての2連戦だったが、実は初めてソフトトップを開けたオープン状態で戦ったレースで、初ポディウムが優勝という快挙を成し遂げた。

この週末の富士では、土曜日の7月11日に富士チャンピオンレースシリーズのロードスターカップも開催され、その中にはパーティレースとほぼ同じ仕様で参戦できる1.5チャレンジというクラスも存在。そこに出た30名のうち、少なくとも6人は日曜日のパーティレースにも連戦で挑んできた。さらにドライバーこそ異なるものの、同じマシンを使って2連戦というケースも見受けられた。
7時45分からのブリーフィングでは恒例により、初出場の選手たちがひとりずつマイクを持って挨拶。自己紹介と意気込みを語ると、先輩たちから温かい拍手で歓迎された。クラブマンクラスのルーキーは前列左から2号車・甘利玲音、36号車・野島 偉、45号車・西村京夏、後列左から81号車・白田 悠、246号車・鈴木雄大、283号車・鈴木皐起というメンバーだ。なお127号車の石丸卓哉も今回デビューを果たしている。
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●予選
公式予選は8時40分からの20分間。クラブマンとシリーズに各1台ずつ欠場があり、合計で50台がコースインした。上空は雲に覆われているが、雨の心配はなさそうだ。ピットで計測した気温は24℃で湿度は60%。まずは前述の鷹尾が早々に2分14秒464を記録して暫定トップに立った。
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これに181号車の横田大樹と254号車の小野佳寿美が続いたが、その後のアタックで終盤にかけて順位の変動があった。まずは小野が2分14秒748まで更新してクラス2番手まで浮上するが、最後にドラマが待っていた。
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その主役としてブレークスルーしたのは102号車の安西柊馬だ。序盤はトラフィックの中でアタックがままならず、2分15秒台後半がやっとのペース。ところがクリアラップを見つけると一気にタイムを縮めて、予選終了のチェッカーを受けつつ2分14秒603を記録。
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これで鷹尾と安西が総合でも14位と15位で、いわゆる直接対決のグリッドになった。以下はシリーズクラス1台を挟んで小野が総合17位。
そして総合19位から21位までも横田、ルーキーの鈴木皐起、42号車の三上孝一の順で続いた。

●決勝
日差しのない本日のスピードウェイだが、午後になって蒸し暑さを感じるようになった。決勝前の気温は27℃だが湿度は79%まで上昇し、計測した路面温度は38.9℃。ローリングスタートによる10ラップの戦いは13時39分に始まった。
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クラブマンクラスは予選トップだった鷹尾がグリッド通りの総合14位で1周目を通過。逆にクラス2番手だった安西は後続のシリーズクラスの選手に抜かれてしまい、クラス3番手だった小野に背後につかれる展開になった。その後も3周目までは鷹尾がプッシュしてシリーズクラスの選手を後続に従える一方で、安西と小野はまさに“抜きつ抜かれつ”。3周目に小野が前に出ると4周目は安西が抜き返し、6周目は小野が、さらに7周目は安西がというパッシング合戦。以上はコントロールラインでの通過順だが、ここまで頻繁に順位を入れ替えるバトルは珍しい。
この隙に予選クラス5番手だった鈴木皐起も追い付いてきて、表彰台の一角を狙う気配も見えてきた。
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いずれにしても、この展開は先頭を走る鷹尾には追い風になったことだろう。4周目にこそ同じクラスのライバルと直接対決になるものの、その2位以下がバトルすることで、リードを拡大。
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さらに8周目にはシリーズクラスの2台が後続との間に入ったことで、余裕を持っての逃げ切りに成功した。続く2位にはバトルを制した安西が入賞したが、3番目にゴールした小野がチェッカー後に衝突行為を起こしたことで50秒加算のペナルティ。それ以外にも複数の選手にペナルティが裁定される残念な事態となった。
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整理すると、優勝の鷹尾と2位の安西は暫定表彰の通りで確定。続く3位には予選でクラス4番手だった横田が繰り上がった。さらに4位に191号車の神谷 誠、5位にルーキーの野島 偉、6位にも同じく初参加の鈴木雄大が入賞している。
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●優勝した鷹尾選手のコメント
「ジムカーナではありますが、レースでは優勝どころか表彰台が初めてなので嬉しいです。あとロードスターカップは幌を閉めますし、
パーティレースは3戦目ですが、今まで2回とも雨。つまり、初めてオープンでレースできたのも楽しかったです」
タイヤについて
「RE004よりもピークのグリップも高いし、限界を超えた時の破綻も穏やかなのは扱いやすくていいですね」

パーティレースの次の戦いもジャパンツアーシリーズで、8月2日に北海道の十勝スピードウェイで開催される第6戦となる。
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レース結果

コース:富士スピードウェイ

[NDクラブマン]

決勝

  • 開催日:2026/07/12
  • 天候:Cloudy
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:27
  • 完走:26
  • (4.563km x 10laps = 45.63km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 47 鷹尾 一成 BS Bridgestone 桐生板金EDロードスター 10 22'51.231
2 102 安西 柊馬 BS Bridgestone ほいほいレーシングロードスター 10 22'54.199
3 181 横田 大樹 BS Bridgestone クロノスPmGMロードスター 10 22'58.582
4 191 神谷 誠 BS Bridgestone samsロードスター 10 23'04.880
5 36 野島 偉 BS Bridgestone HFBird ロードスター 10 23'04.946
6 246 鈴木 雄大 BS Bridgestone TCR 1350ロードスター 10 23'13.149
7 42 三上 孝一 BS Bridgestone ATRACT/Kロードスター 10 23'13.561
8 12 梶 忠光 BS Bridgestone KJR ロードスター 10 23'18.558
9 80 山本 義隆 BS Bridgestone C&D TCRロードスター 10 23'19.941
10 215 ノリマルクロウヨシツネ BS Bridgestone Catsitterロードスター 10 23'21.653
11 2 甘利 玲音 BS Bridgestone CP大泉pttロードスターRB 10 23'21.757
12 81 白田 悠 BS Bridgestone RUFF ED ロードスター 10 23'30.089
13 283 鈴木 皐起 BS Bridgestone 宮ニキレーシングロードスター 10 23'36.548
14 99 藤井 義豪 BS Bridgestone ZENSHIN99ロードスター 10 23'40.058
15 94 小山 政則 BS Bridgestone コリーヌ ロードスター 10 23'40.960
16 127 石丸 卓哉 BS Bridgestone CP大泉pttロードスターRB 10 23'41.550
17 73 鈴木 篤 BS Bridgestone SRアセットロードスター 10 23'42.575
18 74 鈴木 理知也 BS Bridgestone 小っちゃい男ロードスター 10 23'43.013
19 254 小野 佳寿美 BS Bridgestone DIYガレージGIロードスター 10 23'46.208
20 107 上田 誠 BS Bridgestone MPSロードスター 10 23'50.766
21 280 加藤 健太郎 BS Bridgestone IDSレイルEDロードスター 10 23'54.439
22 76 毛利 和弘 BS Bridgestone Subsonicロードスター 10 24'00.183
23 49 TAKEBOU BS Bridgestone TAKEBOUロードスター 10 24'32.280
24 45 西村 京夏 BS Bridgestone aheadロードスター 9 23'11.138
25 223 大堀 啓之 BS Bridgestone 223 ロードスター 9 23'20.420