谷口信輝がポール・トゥ・ウィンで4度目の王者へと王手をかける

  • 開催場所:ツインリンクもてぎ
  • 開催日:2019年09月14日(土) 〜 2019年09月15日(日)
TGR 86/BRZ Race 2019 Rd.7 PROFESSIONAL Series
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いわゆるストップ・アンド・ゴーのコースレイアウトとなっているツインリンクもてぎ。それはタイヤとブレーキにとって過酷なコースだ。プロドライバーたちは、高温になり過ぎないようにタイヤとブレーキをマネージメントし、勝負すべき時のためにマージンを残しながら、しかしタイムを落とさずにレースを戦うことが求められる。そうしたハードなサーキットだからこそ、ブリヂストン・ポテンザRE-07Dはエントリーの半数車両に装着された。やはり熱的に厳しい中での安定したパフォーマンスを求めると、選択肢は限られてくるのだろう。エントリー台数は32台。シーズンも残り2戦ということもあり、プロドライバーにとっては、自らの価値をアピールするためにも、しっかりと結果を残したいところだろう。チャンピオン争いは、トップに立つ#98近藤翼(ブリヂストン)に、#1谷口信輝(ブリヂストン)が十勝で一気に6.5ポイント差まで縮めて2位、3位の堤優威(ブリヂストン)は3.5ポイント差と、接近戦となっている。

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●予選
今回のレースは、スーパー耐久シリーズが併催されている。そのためコース上での走行が交互になる場面があるのだが、スーパー耐久の走行枠の後になると、残ったラバーによってタイムが伸びないという症状をいくつかのチームは把握していた。それを避けるためにはタイムアタックは可能な限り、予選後半が良いと思われる中真っ先にタイムアタックに入ったのは#17織戸学(ブリヂストン)。コース上はクリアだったが、2分19秒683というタイムで最終的に24位となる。
残り5分になり、25台以上のマシンが一斉にコースインし、アタックに向かう。目まぐるしくトップが入れ替わり、最後の最後まで上位の順位変動があったのだが、気がつけばポールポジションを獲得したのは谷口だった。2位には#287山下健太(DL)、3位には#90阪口良平(ブリヂストン)が入った。
谷口とチャンピオン争いをしている近藤は17位、堤が10位と苦しい予選となってしまった。
ブリヂストン装着勢は、#34佐々木雅弘が5位、#31青木孝行が6位など、予選トップ10に8台が入った。

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●決勝
前日土曜日の涼しさから一転、日曜日は日差しが強く、夏を思い出させるような暑さがサーキットを覆っていた。タイヤとブレーキのマネージメントは、より難しい方向に進められたことになる。つまりプロドライバーたちの技術の見せ所でもある。スタートは波乱なく、予選順位のままでレースは幕を開けた。しかし4位の#10菅波冬悟(DL)と8位#88井口卓人(ブリヂストン)がジャンプスタートの判定を受け、ドライブスルーペナルティを受け後退する。2位山下のペースが上がらず、トップ谷口は1周0.5秒以上の差を拡げていく。簡単に逃がすわけにいかないドライバーたちは、3周目に阪口と佐々木、4周目に青木が、山下をオーバーテイクする。しかし、その時点で谷口はすでに2秒以上前にいた。その大きなマージンを上手く使い、ややペースが苦しくなった後半でも後続を押さえ、ポール・トゥ・ウィンを達成した。2位阪口、3位佐々木と、表彰台をブリヂストンが独占した。その他、ブリヂストン装着勢は、4位青木、5位には予選12位から見事な追い上げを見せた#87久保凜太郎が入るなど、トップ10に7台が入った。
チャンピオン争いは谷口がトップに立った。しかも近藤と堤がファイナルラップでクラッシュし、ノーポイントに終わったため、近藤との差は14.5ポンイトに開いてしまった。谷口がかなり有利な展開になったといっていいだろう。
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●プロフェッショナルシリーズでのポール・トゥ・ウィンを果たした#1谷口信輝選手(ブリヂストン)のコメント。
「スタート直後の3コーナーまでトップを守ることができれば、勝てると思っていました。ファステストこそ獲れませんでしたが、ほぼフルポイントを獲ることができて良かったんですけど、さらに近藤選手と堤選手がノーポイントだったのはラッキーですね。2番グリッドの山下選手がスタートで来なかっただけでなく、ペースが上がらずに結果として後続を押さえてくれたのもラッキーでした。次はいよいよ最終戦ですけど、しっかり結果につなげたいと思います」

レース結果

コース:ツインリンクもてぎ

[Professional Series]

決勝

  • 開催日:2019/09/15
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:32
  • 完走:31
  • (4.801km x 10laps = 48.01km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 1 谷口 信輝 BS Bridgestone KTMS 86 10 23:34.565
2 90 阪口 良平 BS Bridgestone 大阪トヨタ86 Racing 10 23:35.884
3 34 佐々木 雅弘 BS Bridgestone 小倉クラッチ REVO 86 BS 10 23:36.165
4 31 青木 孝行 BS Bridgestone ケーエムエス フェニックス86 10 23:41.085
5 87 久保 凜太郎 BS Bridgestone CG ROBOT BRZ BS 10 23:41.267
6 287 山下 健太 DL 千葉トヨペット勝又グループ86 10 23:42.575
7 121 蒲生 尚弥 BS Bridgestone tomicaネッツ兵庫86BS 10 23:43.348
8 11 脇阪 寿一 BS Bridgestone Owltech 86 10 23:45.621
9 906 佐々木 孝太 DL RECARO 86 10 23:46.175
10 97 小河 諒 DL 神奈川トヨタ ☆ DTEC 86R 10 23:48.728
11 18 中山 雄一 BS Bridgestone GR Garage つくば 86R 10 23:49.632
12 17 織戸 学 BS Bridgestone サミー☆K-one☆MAX86 10 23:49.641
13 557 大西 隆生 BS Bridgestone オートバックス G7 AS86 BS 10 23:54.496
14 80 宮田 莉朋 DL OTG DL 86 10 23:54.645
15 123 松井 孝允 GY NETZ TOYAMA Racing 86 10 23:57.209
16 25 水谷 大介 BS Bridgestone GR Tokyo Racing 86 10 23:57.408
17 500 坪井 翔 DL ネッツ東埼玉ワコーズED86 10 24:00.050
18 5 井上 尚志 BS Bridgestone まんさくレストアパーツBS86 10 24:00.897
19 369 平中 克幸 GY GY RACING 86 10 24:02.517
20 293 岡本 大地 NEXEN Racing 86 10 24:05.709
21 60 服部 尚貴 DL OTG DL 86 10 24:05.915
22 10 菅波 冬悟 DL OTG TN滋賀 86 10 24:06.220
23 55 森山 鉄也 GY THE BRIDE 86 10 24:08.917
24 813 坂 裕之 DL ネッツ兵庫DLテックプロ86 10 24:09.432
25 178 吉田 綜一郎 BS Bridgestone チームトレジャー86 10 24:09.815
26 88 井口 卓人 BS Bridgestone CG ROBOT BRZ BS 10 24:09.961
27 79 市丸 聡 DL カローラ千葉86 10 24:11.571
28 8 渡辺 圭一 BS Bridgestone LIGHTEC 86 10 24:12.913
29 312 松本 晴彦 DL 埼玉自動車大学校生駒SBS 86 10 24:27.494
30 7 堤 優威 BS Bridgestone ADVICS カバナ BS 86 10 24:31.564
31 98 近藤 翼 BS Bridgestone 神奈川トヨタ ☆ DTEC 86R 9 21:53.836
- 199 大原 佳祐 BS Bridgestone COROLLA MIE 86 2 DNF
[Professional Series]

予選

  • 開催日:2019/09/14
  • 天候:Cloudy
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:32
  • (4.801km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 1 谷口 信輝 BS Bridgestone KTMS 86 2 2:17.657
2 287 山下 健太 DL 千葉トヨペット勝又グループ86 2 2:17.962
3 90 阪口 良平 BS Bridgestone 大阪トヨタ86 Racing 2 2:18.101
4 10 菅波 冬悟 DL OTG TN滋賀 86 2 2:18.598
5 34 佐々木 雅弘 BS Bridgestone 小倉クラッチ REVO 86 BS 2 2:18.673
6 31 青木 孝行 BS Bridgestone ケーエムエス フェニックス86 2 2:18.680
7 11 脇阪 寿一 BS Bridgestone Owltech 86 2 2:18.727
8 88 井口 卓人 BS Bridgestone CG ROBOT BRZ BS 2 2:18.752
9 121 蒲生 尚弥 BS Bridgestone tomicaネッツ兵庫86BS 2 2:18.868
10 7 堤 優威 BS Bridgestone ADVICS カバナ BS 86 2 2:18.894
11 97 小河 諒 DL 神奈川トヨタ ☆ DTEC 86R 2 2:18.958
12 87 久保 凜太郎 BS Bridgestone CG ROBOT BRZ BS 2 2:18.976
13 557 大西 隆生 BS Bridgestone オートバックス G7 AS86 BS 2 2:19.057
14 123 松井 孝允 GY NETZ TOYAMA Racing 86 2 2:19.104
15 906 佐々木 孝太 DL RECARO 86 2 2:19.112
16 18 中山 雄一 BS Bridgestone GR Garage つくば 86R 2 2:19.169
17 98 近藤 翼 BS Bridgestone 神奈川トヨタ ☆ DTEC 86R 2 2:19.211
18 5 井上 尚志 BS Bridgestone まんさくレストアパーツBS86 2 2:19.284
19 199 大原 佳祐 BS Bridgestone COROLLA MIE 86 2 2:19.484
20 312 松本 晴彦 DL 埼玉自動車大学校生駒SBS 86 2 2:19.584
21 813 坂 裕之 DL ネッツ兵庫DLテックプロ86 2 2:19.605
22 80 宮田 莉朋 DL OTG DL 86 2 2:19.633
23 79 市丸 聡 DL カローラ千葉86 2 2:19.639
24 17 織戸 学 BS Bridgestone サミー☆K-one☆MAX86 2 2:19.683
25 178 吉田 綜一郎 BS Bridgestone チームトレジャー86 3 2:19.807
26 55 森山 鉄也 GY THE BRIDE 86 3 2:20.567
27 293 岡本 大地 NEXEN Racing 86 3 2:20.818
28 8 渡辺 圭一 BS Bridgestone LIGHTEC 86 2 2:20.980
29 25 水谷 大介 BS Bridgestone GR Tokyo Racing 86 2 2:25.404
30 369 平中 克幸 GY GY RACING 86 2 2:33.692
31 500 坪井 翔 DL ネッツ東埼玉ワコーズED86 2 2:52.645
32 60 服部 尚貴 DL OTG DL 86