ニュルを知る関 豊が、6番グリッドからの鮮やかな逆転V

  • 開催場所:スポーツランド菅生
  • 開催日:2021年04月10日(土) 〜 2021年04月10日(土)
ロードスター・パーティレースⅢ 北日本 NDシリーズ Rd.1

4月10日、今年もロードスター・パーティレースⅢが開幕。宮城県のスポーツランドSUGOで北日本シリーズの第1戦が行われた。15台で争ったNDシリーズクラスは北日本3戦目となるプロドライバー、2号車の関 豊が優勝。スタート直後の混乱に乗じてトップ争いの集団に浮上し、さらに“スリーワイド”のバトルを制しての鮮やかな逆転劇だった。

●予選
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シーズンオフにコースやパドックを改修したSUGOは本レースがこけら落とし。季節外れの雪に見舞われた前日の合同テストとは打って変わり、気持ちのよい青空が広がる1日となった。NDシリーズ15台、NDクラブマン6台の計21台が、10時30分から20分間の公式予選に臨んだ。なお、ブリヂストンのワンメイク指定タイヤが今シーズンから「POTENZA Adrenalin RE004」のみとなっている。最初のアタックでトップとなる1分47秒219を出したのは32号車の横田 剛。パーティレースには昨年のデビューながらキャリアは十分で、第3戦を制してランキングも3位に入っている。さらに2周目に34号車の菊池 仁が1分47秒051を叩き出し、上位陣は47秒台の前半にひしめく展開となった。予選も半ば近くになったところで突き抜けたのが、16号車の上田純司。昨年は最終戦の優勝を含むランキング2位の実績を誇る実力者が、唯一の46秒台となる1分46秒286でライバルたちを圧倒。もう1台のフロントローとなる2番グリッドは、菊池が前述のタイムで獲得した。以下、2周目に1分47秒075を出した91号車の沢崎祐一、最終アタックの10周目に1分47秒092まで削った横田が2列目。さらに5周目に1分47秒096を記録した118号車の野島俊哉が5 番手で続き、菊池と野島の間のギャップはなんと0.045秒。予選6番手の関も1分47秒121と、その差はわずかだ。
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●決勝
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この日は別のプログラムでコース上に撒かれたオイルの処理に時間を要したため、進行が大幅にディレイ。パーティレースの決勝は約50分遅れとなる14時23分にシグナルがブラックアウトし、8周の決勝レースがスタートした。ポールポジションの上田はクラッチミートに失敗。フロントローの菊池が1コーナーまでに先行して先頭を奪取する。3番グリッドの沢崎も4番グリッドの横田の先行を許してしまい、さらに6番グリッドからスタートした関にもパスされてしまう。その結果、オープニングラップは菊池の両サイドに上田と横田が並ぶ“スリーワイド”でコントロールラインを通過。1コーナーから2コーナーを抜ける段階ではSUGOを知り尽くしている横田が巧みに前に出ると同時に、関が混乱に乗じて菊池をパッシング。2周目には横田→上田→関の3台がトップ集団となり、その後方で菊池と野島が超接近バトルという状況に変化した。3周目にはトップ3台が再び“スリーワイド”状態に。今度は中央の横田が先頭で通過するも、ストレートでイン側に位置した関が4周目の2コーナーでわずかながら先行することに成功。この後は関→横田→上田という順番で周回を重ねていくことになる。終盤は関が少し抜け出すが、横田と上田は最後まで一触即発の接近戦。さらに野島も背後にピタリとつけて逆転を狙っていた。結局、上位グループの順位が動いたのは4周目まで。関が北日本シリーズ3戦目で初優勝を果たした。以下、横田と上田がポディウムを確保。4位に野島、5位に菊池、6位に沢崎の順でゴールしたが。菊池がキャンバー角違反で失格となったため、5位に沢崎が、6位には31号車の和光博紀が繰り上がって入賞となった。
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ニュルブルクリンク24時間レースやスーパー耐久ではプロとして活躍している関だが、このパーティレースには2号車と28号車の2台体制で参加している「モタスポ部ロードスター」のアドバイザーを務めている縁での参戦。レース運びの巧みさを見せつけたが、「予選では上田さの速さに脱帽です。決勝では菊池さんや横田さんが交代で前に出てくれ、駆け引きが生かせる展開になったのがラッキーでした。チームにも恩返しできましたね」とコメントした。


レース結果

コース:スポーツランド菅生

[NDシリーズ]

決勝

  • 開催日:2021/04/10
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:15
  • 完走:14
  • (3.586km x 8laps = 28.688km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 2 関 豊 BS Bridgestone CP和光モタスポ部ロードスター 8 14:31.371
2 32 横田 剛 BS Bridgestone KYC CSH ロードスター 8 14:32.300
3 16 上田 純司 BS Bridgestone 上伸物流 ロードスター 8 14:32.394
4 118 野島 俊哉 BS Bridgestone -Jin-ロードスター#118 8 14:32.522
5 91 沢崎 祐一 BS Bridgestone DELTAロードスター 8 14:37.736
6 31 和光 博紀 BS Bridgestone KENmoty'sロードスター 8 14:37.865
7 122 石川 純二 BS Bridgestone PLUM諏訪姫GIロードスター 8 14:40.930
8 71 登坂 紀 BS Bridgestone Moty's☆ロードスター 8 14:41.664
9 76 廣木 健司 BS Bridgestone 酒レーシングロードスター飛露喜 8 14:41.855
10 93 細井 明宏 BS Bridgestone HUSHロードスター 8 14:46.310
11 54 岩本 忠将 BS Bridgestone タシマックロードスター 8 15:02.510
12 52 古田 孝一 BS Bridgestone RSPECステージロードスター 8 15:03.295
13 197 SATOSHI BS Bridgestone ユニバーサルツインロードスター 8 15:07.743
14 126 川島 修 BS Bridgestone OKE MS ロードスター 8 15:09.588
- 34 菊池 仁 BS Bridgestone NDロードスター DQ