BRIDGESTONE MOTORSPORT 1999-2003
FORMULA ONE IRL INDYCAR / CART MOTO GP
FORMULA NIPPON JGTC F3 / NATIONAL FORMULA KART GYMKHANA DIRT TRIAL / RALLY
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■IRL インディカー/CART


アメリカンモータースポーツの聖地、インディアナポリス。毎年5月末に行われるインディ500マイルレースにはおよそ40万人もの観客が集う。
伝統のインディ500を
ファイアストンブランドでサポート


 北アメリカ大陸を中心として開催されているフォーミュラ・カーレース(アメリカでは、フォーミュラという呼称よりも、オープン・ホイラーと呼ぶことが多い)の最高峰イベントがインディ500マイルレースだ。1911年にはじまり90年以上の歴史を持つ伝統のレース。F1、ル・マンとあわせ世界3大レースの一つとしても知られている。特有のオーバルコースで平均時速350キロ以上、最高速400キロで疾走する世界最速のレースだ。
1999年ファイアストンと共にチャンピオンに輝いたJ.モントーヤ選手は現在F1で活躍している。
 ブリヂストンは、1988年、ファイアストン社の買収を契機に、この伝統のアメリカンモータースポーツの代表カテゴリーに参戦した。ファイアストン社は、長年伝統のインディ500を支え続け勝利を重ねたアメリカのモータースポーツ文化にとって重要なサプライヤーである。ブリヂストンはその伝統を重んじ、ファイアストン社のインディへのカムバックを実現させたのだ。
 インディ用タイヤの開発は1993年にスタートし、1995年に21年ぶりにファイアストンがインディ・ワールドシリーズ(CART)へ復帰。ファイアストンとブリヂストンの開発スタッフの共同作業によって瞬く間にこのカテゴリーでトップを争うサプライヤーへ返り咲いた。CARTシリーズは、オーバルコースだけでなく、ロードコース、ストリートコースを転戦するもので、当初ロード用とオーバル用のタイヤをファイアストンの本拠、アクロンで製造。超高速で走行するオーバルコースのスーパースピードウェイとストリート用のタイヤをブリヂストンの東京・小平テクニカルセンターで製造している。スタッフ間では〈アクロン・タイヤ〉〈トウキョウ・タイヤ〉として区別していた。
2002年IRLシリーズ第5戦インディアナポリス500マイルレースを制したH.カストロネベス選手。
IRLシリーズは、毎戦デッドヒートが展開される。スリリングな展開が観客の熱狂を生む。 CARTのピット作業。燃料はメタノールを使用、クルーの人数制限など独自のレギュレーションで運営される。
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