BRIDGESTONE MOTORSPORT 1999-2003
FORMULA ONE IRL INDYCAR / CART MOTO GP
FORMULA NIPPON JGTC F3 / NATIONAL FORMULA KART GYMKHANA DIRT TRIAL / RALLY
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アメリカンモータースポーツの象徴ともいえるオーバルコース。平均時速350キロの世界がここにある。
2000年よりIRLとCART
両シリーズを一手にサポート


 1996年からインディ500マイルレースを主催している団体が独自のシリーズ、インディ・レーシング・リーグ(IRL)を立ち上げてアメリカのオープン・ホイラーに2大シリーズが存在することになった。ファイアストンブランドのタイヤは、両シリーズをサポート。2000年より両シリーズからグッドイヤーが撤退したために、F1と同様、アメリカンモータースポーツの最高峰をもブリヂストン/ファイアストンが一手に支えることとなっている。
 CARTが日本をはじめ、ヨーロッパにおいてもレースを開催するという拡大路線を示したために、2002年よりグローバルなブランド戦略に沿いタイヤのブランド名をファイアストンからブリヂストンに変更。一方のIRLは、あまり拡大路線を取らず、アメリカ色が強いためにファイアストンブランドを継承している。
モータースポーツ活動を通じてファイアストンブランドは完全に復活した。
 ヨーロッパに端を発するモータースポーツのみならず、アメリカンモータースポーツの人気が高い日本では、栃木県ツインリンクもてぎにある国内唯一のオーバルコースで1998年からレースが開催されている。ブリヂストンは、1999年より大会のスポンサーとしてアメリカンモータースポーツの認知、普及に貢献し、同時にこの場を利用して一般観客へのアピール活動を展開している。ツインリンクもてぎでは今、人気を博しているIRLシリーズの1戦が2003年から開催されている。

アクロンでもインディ500用
タイヤの生産を開始


 小平テクニカルセンターでは、かつてグループCカーで培った超高速、高荷重に耐えられるタイヤ製造技術を導入してスーパースピードウェイ用のタイヤを造ってきたが、アクロンにおいても、生産設備の拡充と技術力の向上によって製造が可能になった。よって1998年からは、アクロンでもスーパースピードウェイ用タイヤを製造開始。しかし、ユーザー数やレース数の増加に伴う生産キャパシティの関係から、小平テクニカルセンターが生産支援をしていた。現在もスーパースピードウェイ用タイヤの製造技術を保持する意味からもアクロンを支援している。
国内唯一のオーバルコースを有するツインリンクもてぎ。アメリカンモータースポーツの国内上陸は1998年だった。
ツインリンクもてぎのイベントには、ブリヂストンの社員応援団がおよそ3000人もつめかける。
オーバル用右リアタイヤ。
サイズ:14.0/27.0R15。
ロードコース用リアタイヤ。
サイズ:14.5/28.0R15。
CARTシリーズは2001年までファイアストン(Firestone)ブランドで供給した。
ロードコース用、オーバルコース用のリアタイヤを比較すると、オーバルコース用がタイヤ幅、外径ともコンパクトかつ軽量に造られている。
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