スキルアップの特効薬!! ドライビングシミュレータレッスンで走りを磨く 【前編】

モータースポーツ、なかでもサーキットランの楽しみ方は、実車のステアリングを握ってリアルなコースを攻め込むだけではなくなりました。ドライビングシミュレータやビデオゲームを用いて、バーチャルサーキットの中でリアルさながらにドライビングを堪能できるようになったのです。それはeモータースポーツとも呼ばれ、全世界で親しまれています。


ブリヂストンは、「グランツーリスモ 7」によるオンラインレース「BRIDGESTONE GT タイムトライアル U17 by TOYOTA GAZOO Racing」へ、オフィシャルパートナーとして協賛するなど、eモータースポーツへも積極的に取り組んでいます。そして、その一貫としてドライビングシミュレータを活用したサーキット走行レッスンを実施しています。シミュレータとリアルなスポーツ走行を組み合わせる、新しいチャレンジです。このレポートではサーキットでの走行レッスンイベントにおいて、ドライビングシミュレータを組み込んだプログラムを用意し、参加者に体験してもらった様子をご紹介します。


体験の場は、初心者でもサーキット走行を気軽に楽しめる「POTENZA CIRCUIT MEETING!(PCM!)」。第一線で活躍するレーシングドライバーを講師に迎え、すぐに役立つレッスンが受けられる人気の走行会イベントです。2022年10月29日(土)に筑波サーキット コース1000で開催されたPCM! ラウンド4に、ドライビングシミュレータが持ち込まれました。

今回シミュレータレッスンを体験するのは、初めてサーキットを走行する方も気軽にエントリーできる、基本を学びたい方向けの「ポテンザレッスンクラス」に参加されたIさんとKさん。イベントではドライビングポジションなどを学ぶ基礎講習や、先導するインストラクターの後方につき、ライン取り真似て走る慣熟走行などがプログラムに組み込まれています。フリー走行では、担当講師が各々の走りをチェックしてその後のドライビング講習できめ細かいアドバイスを行います。


ふたりには、これに加えてドライビングシミュレータを使用したレッスンが用意されました。もちろん設定コースは、リアルな走行の舞台となっている筑波サーキット コース1000です。レッスン中は担当講師がモニター上のライン取りやペダル・ハンドル操作を確認しながらアドバイスをします。体験者はふたりともドライビングシミュレータ初体験。操作に慣れるための練習を行い、2回目のフリー走行の前にシミュレータレッスンが始まりました。

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■思いきった走りをバーチャルで試せる

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最初の体験者は、マツダ ロードスターで参加のIさん。年に3回ほどサーキット走行をするといいます。担当講師は、各メディアでも活躍している山田英二選手です。まずは山田選手がコース取りやブレーキングポイントなど解説を交えてシミュレータを操作します。そして、いよいよIさんがトライ。山田選手はブレーキを踏むタイミングや踏力の強弱について重点的にアドバイスしました。Iさんの走りには,すぐに変化が見られました。ブレーキをしっかりと強く踏めるようになることで、オーバーランによるコースアウトがなくなり、スムーズに走れている様子が分かります。


体験したIさんは、「まず驚いたのがシミュレータの再現性です。そしてアクセルもブレーキも積極的にペダルを踏んで思いっきり試せるのがいいですね。とくに怖々走っていた最終コーナーは、“こう走ればいいんだ”というイメージが掴めました」と、収穫があったようです。
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■アドバイスを自分の走りへフィードバック

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続いて、日産 マーチで参加したKさんが体験します。担当講師は全日本ジムカーナ選手権へ参戦する西原正樹選手。まず、Kさんのドライビングを確認しながら、まずはステアリング操作について指摘。ステアリングを過度に回さなくていい走り方を考えることをアドバイスしました。また、コーナーでの速度域やブレーキ操作のポイントなど、一度西原選手が運転を代わり、ゆっくりとしたスピードで手本を示しながら進めていきます。Kさんは、自分自身のトライだけでなくプロの走りもしっかりチェックしてイメージを膨らませます。


「プロドライバーの走りの違いを実感しつつ、それを参考に自分の走りへフィードバックできるのがいいですね。操作しながら真横でアドバイスがもらえるのも、効果が大きいと思います。また、初めて走るサーキットだったのでライン取りがとても勉強になりました」とKさん。そうしてしっかり学ぶと同時に、レッスンを存分に楽しんだ様子です。


【後編へ続く】


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