FIM EWC Rd1 ルマン24時間は、フランス、ブカッティ・サーキットで15から16時間目を迎えた。現地午前6時から7時(日本時間午後1時から2時、時差－7)のこの時間帯は、少しずつ空が明るくなり、このレースで最も美しい時間と言えるかもしれない。
トップは変わらずBS勢の#1 YART YAMAHA(Ya,BS)が安定した走りで快走中。2番手の#37 BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE(BMW,DL)とは、一時、約6周差が開いた。15時間20分ほどで15回目のピット作業、ライダー交代を素早く終えた#1 YARTは、#37 BMWと約4周差でコースに戻り、再び2番手#37 BMWとの差をじわじわと広げていた。
3番手にはBS勢の#12 YOSHIMURA SERT MOTUL(Su,BS)が、2番手#37 BMWと同じ周回まで迫り、約1秒速いラップタイムで2番手を狙っている。BS勢の#5 F.C.C TSR HONDA France(Ho,BS)は14番手まで挽回し、トップチームと変わらない1分38秒前後のラップタイムで、更なる上位を狙う。
残り8時間を迎える現地の午前7時(日本時間午後2時)近く、かなり明るくなった頃、BS勢の#1 YARTがトップ走行中になんと転倒！ピットレーン近くのグラベルから緊急ピットインし、ダメージがある箇所のパーツを交換する等、メカニック達が修復作業を行う。
#1 YARTがピット作業中に#37 BMWは、ルーティーンのピットイン。その間にBS勢の#12 YOSHIMURAがトップに立ち、16時間が経過した。#37 BMWは2番手でコースへ戻り、#1 YARTはまだ、ピット作業中で残り8時間を迎えた。
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