シリーズランキングも3位に浮上し、最終戦 鈴鹿8耐で逆転チャンピオンを狙う!

  • 開催場所:オシャースレーベン
  • 開催日:2019年06月06日(木) 〜 2019年06月09日(日)
2018-2019年 EWC第4戦 オシャースレーベン8時間レース:F.C.C. TSR Honda Franceが2年連続優勝!

EWC 2018-19シーズンの第4戦 オシャースレーベン8時間耐久レースが6月6日~9日の4日間、モータースポーツアリーナ・オシャスレーベンで行われた。
前線のスロバキア8時間耐久で優勝したYART-Yamahaはシリーズランキングでトップから26ポイント、同じく3位に入賞したF.C.C. TSR HONDA Franceは34ポイントとなっており、最終戦 鈴鹿8耐で逆転チャンピオンを狙うためにも今回のレースでライバル勢の前でゴールし、少しでもポイント差を詰めておきたい。
その為にも今シーズンから導入された、予選上位5位までに与えられるボーナスポイントも見逃せず、予選・決勝に向けてマシンセッティングとタイヤ選択は非常に重要に要素となる。

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昨年までは土曜日に決勝が行われていたが今年はドイツ国内選手権などと併催となっていることで、日曜日に決勝が行われるスケジュールとなっている。
水曜日に特別走行が設けられ、木曜日の夜間プラクティスから公式スケジュールが開始。
翌金曜日の午前中に2時間のフリープラクティスで#1 F.C.C. TSR HONDA France・#7 YART Yamahaの両チームセッティング作業を進めていく。
午後2時より予選1回目が行われ、気温22℃、路面温度39℃のコンディション。
今年シーズンより予選では6本のタイヤ使用と制限が決められ、両チーム共に予選1回目では1セットのみ、2本のタイヤを使用し3人のライダーが走行。
#7 YART Yamahaはリアにソフトのタイヤを使用し、積極的にタイムアタックを行うのに対し、#1 F.C.C. TSR HONDA Franceは決勝で使用するタイヤを使用しベストタイムを狙う。
ライバルチームは各ライダー20分間の予選の中で一度ピットインし、リアタイヤを交換してタイムアタックを行っており、1セットしか使用していないブリヂストンサポートチームは#7 YART Yamahaが4番手、#1 F.C.C. TSR HONDA Franceが5番手で予選1回目を終了。
翌日土曜日の午前11時から行われる予選2回目では両チーム共にフロント1本、リア3本の計4本を使用。気温20℃・路面温度26℃の中で最初に走行する1人目は予選走行序盤は前日の走行済みリアタイヤを使用、一度ピットインしてリアを新品に交換してタイムアタックを実施。2人目以降は前セッションで使用された新品タイヤを継続使用し、途中で新品に交換して走行した。
前日より涼しい中で行われた予選2回目はライバル勢もタイムアップし、#7 YART Yamahaは5番手、#1 F.C.C. TSR HONDA Franceは6番手と前日より一つ順位を落として決勝グリッドが決定した。

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迎えた日曜日 決勝レース。日差しが強く、風がほとんど吹いていない天候で、気温は24℃だが路面温度は43℃と高めとなっている中で午後1時に8時間の耐久レースがスタート。
#2 SUZUKI ENDURANCE RACING TEAM(Su,DL)がスタートから飛び出し、#111 HONDA ENDURANCE RACING(Ho,DL)、#11 TEAM SRC KAWASAKI France(Ka,PI)とランキングを争うライバルチームの後方を#7 YART Yamahaが4位、#1 F.C.C. TSR HONDA Franceが5位につける。
5台のトップ争いは時間の経過とともに転倒やラップタイム低下により脱落していくチームが出てくる。その中でBS勢の#7 YART Yamahaと#1 F.C.C. TSR HONDA Franceは2台でトップ争いを展開。
2台はピットインのタイミングで最大10秒ほどの差がつくが、3位以下を徐々に引き離していく。レース中盤には2台の差は5~10秒とつかず離れずの展開となっていく。
#7 YART Yamahaがトップを走行し、#1 F.C.C. TSR HONDA Franceがピット作業で離されても周回毎に差を詰めていく状況が続く中で、残り時間も少なくなってきた。
波乱が起きたのは残り時間が1時間40分頃。モニターにトップを走行していた#7 YART YamahaのM.フリッツがコースサイドでマシンを止めている!
しかもマシンサイドから炎が上がっており、コースマーシャルによって消火作業が開始。マシントラブルによりオイルが噴出し、マフラーの熱で引火したと思われる。
噴き出したオイルはコース上にも出ていて、そのオイルに乗った#111 HONDA ENDURANCE RACINGのY.ヘルナンデスが転倒。この影響でセーフティーカーが入り、コース上のオイル処理が行われる。
約40分後にセーフティカーが解除となりレースが再開。#7 YART Yamahaの脱落で単独トップとなった#1 F.C.C. TSR HONDA Franceは2位に1周以上の差を独走。
走行しているM.ディ メリオは残り時間を危なげない走りで最後まで走り切り、#1 F.C.C. TSR HONDA Franceが優勝。
昨年に引き続き2年連続でオシャースレーベン8時間耐久レースを制した。
ブリヂストンの市販タイヤV02で参戦している、#21 FANY GASTRO BMW MOTORRAD-by MERCURY RACINGが、終始安定した走りで5位に入る健闘をみせた。

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2位には#11 TEAM SRC KAWASAKI Franceが入り、この結果で合計132ポイントとランキングトップに浮上。今回までランキングトップに立っていた#2 SUZUKI ENDURANCE RACING TEAMは2回の転倒が響き10位となったことで、合計127ポイントとなり2位に後退。
#1 F.C.C. TSR HONDA Franceは今回の結果で合計109ポイントとなりランキング3位に浮上。トップとは23ポイント差となった事で最終戦鈴鹿8耐で逆転チャンピオンに望みを繋げる結果となった。

2018-19シーズン FIM-EWCチームランキング(第4戦オシャスレーベン8時間耐久レース終了時点)
 1位:132点 TEAM SRC KAWASAKI France 
 2位:127点 SUZUKI ENDURANCE RACING TEAM 
 3位:109点 F.C.C. TSR HONDA France
 4位:101点 WEPOL RACING
 5位: 88点 YART Yamaha

◆藤井正和 – F.C.C. TSR Honda France 総監督
『オシャースレーベンで、昨年に続いて勝てました。我々は、常に勝つこと、勝ちたいと思って準備をしてくるのですが、そう思ってもなかなか勝てないのが現実です。今回の予選は思うようにいかなかったのですが、決勝レースまでに出来る限りの力を尽くし、決勝レースではしぶとく、耐久チームらしく走り抜いて優勝することができました。最終戦鈴鹿に向けては、最後の決戦だと考えています。確かにトップとの差は「23」という簡単にひっくり返せるものではありません。しかし、勝負するんだ!という強い気持ちを持って最後まで全力を尽くすつもりです。それが応援して下さる方々のためになるんだ、という信念で最後まで諦めません!』

◆青木信治 - 株式会社ブリヂストンMCタイヤ開発部長
『年間タイトルを獲得する為にはこのオシャースレーベン8時間耐久レースは非常に重要になると認識していました。我々のサポートチームであるYART YamahaとF.C.C. TSR HONDA Franceが序盤から2台でトップ争いを演じ、両チームがタイトル獲得のチャンスを引き寄せてくれると思っていました。その中でF.C.C. TSR HONDA Franceが優勝を獲得し、チームとライダーに感謝するとともに、最終戦の鈴鹿8耐で逆転タイトルを狙う為に我々も気持ちを引き締めて挑まなければいけないと感じています。残念ながらYART Yamahaはトラブルに見舞われ、大変心配な場面をモニターで見ましたが、ライダーに怪我が無くて良かったと思います。
次戦の最終戦、鈴鹿8耐は我々にとってもホームでのレースとなり、大変重要なレースとなります。昨年同様、チームと共に最高のエンディングが迎えられるように、両チームに対して最高のサポートを提供出来るように準備したいと思います。』

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レース結果

コース:オシャースレーベン

決勝

  • 開催日:2019/06/09
  • 天候:Fine
  • 決勝出走:39
  • 完走:31
  • (3.667km x 308laps = 1129.436km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 1 J. フック/F.フォレイ/M.D.メリオ BS Bridgestone F.C.C.TSR Honda France CBR1000RR SP2 ホンダ 308 261 1:26.773 8:00:53.715
2 11 J. グアノニ/D.チェカ/E.ニゴン PI TEAM SRC KAWASAKI FRANCE ZX-10R カワサキ 307 1 2 1:27.298 8:01:56.887
3 333 F.アルト/F. マリノ/X. シメオン DL VRD IGOL PIERRET EXPERIENCES YZF-R1 ヤマハ 304 4 180 1:27.846 8:01:26.7 54
4 96 R.ロルフォ/R.ムルハウサー/S. ヒル DL MOTO Ain YZF-R1 ヤマハ 303 5 75 1:28.397 8:01:29.743
5 21 K.ハニカ/O.ジェジュク/L.クメリック BS Bridgestone FANY GASTRO BMW MOTORRAD- by MERCURY RACING S1000RR BMW 301 7 3 1:27.289 8:01:34.4 90
6 777 M.シコペック/K. クルゼミエン/P. スタインメイヤー DL Wójcik Racing Team 2 YZF-R1 ヤマハ 301 7 24 1:28.838 8:01:57.888
7 4 J.エンジョルラス/K.デニス/B.マッケルズ DL Webike Tati Team Trickstar ZX-10R カワサキ 301 7 24 1:28.185 8:02:21.1 16
8 24 A. ルイショー/J.マッシオ/J. ハルド DL BMRT 3D MACCIO RACING ZX-10R カワサキ 300 8 245 1:28.631 8:01:18.500
9 18 E. フェラー/F. トルネー/D.ブイソン DL Team 18 Sapeurs Pompiers ZX-10R カワサキ 300 8 35 1:28.671 08:01:35. 487
10 2 V.フィリップ/E.マッソン/G.ブラック DL Suzuki Endurance Racing Team GSX-R1000 スズキ 300 8 129 1:27.461 8:02:03.7 23
11 44 C. ガマリノ/L. スカッサ/L. ビタリ PI No Limits Motor Team GSX-R1000 スズキ 299 9 11 1:28.154 08:01:14.06
12 33 E.ブーロム/C.リーシュ/K.マンフレディ PI Team 33 Coyote Louit Moto ZX-10R カワサキ 297 11 154 1:27.646 8:01:55.29 0
13 56 S.ケースバウマー/L.グロックナー/P.バスターボッシュ PI GERT56 by GS YUASA S1000RR BMW 297 11 287 1:27.923 8:02:15.407
14 90 B. モランスキ/B.レワンドウスキィー/D.ヴィンコン PI Team LRP Poland S1000RR BMW 296 12 16 1:29.189 08:01:11.662
15 34 B. コルナット/M.グッチアルディ/J. ボンネット DL JMA MOTOS ACTION BIKE GSX-R1000 スズキ 294 14 10 1:30.394 8:01:36.09
16 65 G.デハーイェ/G. オルティス PI Motobox Kremer Racing #65 YZF-R1 ヤマハ 294 14 8 1:29.631 08:01:45.65
17 72 L.ロッシ/H.クレア/A.マスボウ DL Junior Team LMS Suzuki GSX-R1000 スズキ 293 15 10 1:27.995 8:01:20.34
18 8 N. ワラベン/M. ネクシル/J.メイヤー PI Bolliger Team Switzerland ZX-10R カワサキ 293 15 230 1:28.337 8:02:01.43 1
19 6 K.フォレイ/J.D.コスタ/M.ギネス PI ERC-BMW Motorrad Endurance S1000RR BMW 292 16 3 1:27.066 8:01:40. 62
20 62 V.レオノフ/B. エストメント/B. クレトゥ DL GSM RACING GSX-R1000 スズキ 292 16 15 1:28.195 8:01:55.015