全日本モトクロス選手権 第7戦 第60回MFJ-GPモトクロス大会はスポーツランド菅生にて開催中。東北地方で11月中旬に開催されることから、日没などを考慮し最高峰クラスのIA1も通常の1大会2ヒート設定時よりも5分短い25分+1周のレース時間に設定された。天候は曇りで、路面はドライコンディション。
レースは地元大会に燃える#4 渡辺 祐介 (Ya,BS)がオープニングラップを制し、これに#22 大城 魁之輔 (Ho,BS)や1周目に順位をふたつ上げた新チャンピオンの#2 富田 俊樹 (Ya,BS)、#3 能塚 智寛 (Ka,DL)や#25 内田 篤基 (Ka,BS)らが続いた。3周目、富田は大城をパスして2番手に浮上。大城はさらに、能塚の先行も許した。この周までに、トップの渡辺は約3秒のリードを確保。4周目、富田は能塚に抜かれて3番手に後退し、このバトルの間に渡辺のリードは約5秒に拡大した。
レース中盤、渡辺はハイペースでの周回を重ねてアドバンテージを約8秒に拡大。富田は2番手の能塚から4秒ほど遅れ、レース終盤にまでこの富田を大城と#5 小方 誠 (Ho,DL)が僅差でマークした。するとラスト2周から、富田と大城と小方の距離がさらに縮まり、僅差の3番手争いに。しかし最後まで富田と大城が順位を守った。そしてレースは、渡辺が2勝目となる優勝。能塚が2位、富田が3位、大城が4位となった。
IA1クラス決勝ヒートⅠ 暫定結果は以下の通り