J-GP3クラスの決勝が10:00を少し回ったところでスタートしました。まずホールショットを奪ったのはポールポジションの#20 高杉 奈緒子(Ho,DL)、2番手には#11 鈴木 大空翔 (Ho,DL)が4番グリッドからポジションアップ、3番手には#392 村瀬 健琉(Ho,DL)が付けて1コーナーを抜けていきますが先頭が逆バンクの次のコーナーを抜けたところで赤旗が提示されます。後続で4台が絡む転倒があり赤旗中断、転倒したのは#13 岡崎 静夏(Ho,DL)、#41 宇井 陽一(Ioda,DL)、#53 高橋直輝(Ho,DL)、#88 福嶋 佑斗(Ho,BS)の4台でした。

レースは10:15からサイティングラップ、ウォームアップラップを経てのクイックリスタートで予定通りの13周で行われることになります。転倒した選手の中では#53 高橋と#88 福嶋がレースに復帰します。2回目のホールショットも高杉、その後に村瀬、鈴木大空翔が続きます。2周目の1コーナーでは高杉、鈴木、村瀬、#71 成田 彬人(Ho,DL)、#51 古里 太陽(Ho,DL)というトップ集団となります。2周目の日立オートモティブシステムズシケイン前では鈴木、古里というトップ2になり、古里は3周目の1コーナーでトップに立ちます。4周目には一時、村瀬がトップに立つものの1コーナーで古里と鈴木が村瀬をかわします。5周目にはスプーンカーブの立ち上がりから130Rまでで成田がトップに立ちます。6周目の130Rでは鈴木がトップに立ちますがストレートエンドでは成田が再びトップで1コーナーに飛び込みます。

7周目のヘアピンで#14 中山 愛理(Ho,BS)と#20 高杉 奈緒子(Ho,DL)が接触し転倒、このレースでの引退を表明している中山は自力でピットまで戻ります。トップ争いに戻るとこの7周目に古里が成田と鈴木をかわしてトップ、この競り合いの中で#34 細谷 翼 (Ho,DL)が順位を2番手に上げます。8周目のヘアピンでは成田が再びトップに立ちますが、日立オートモティブシステムズシケインをトップで立ち上がってきたのは細谷、9周目のヘアピンで村瀬がトップに立ち130Rでは古里がトップという激しいトップ争いが続きます。

最終ラップは鈴木、細谷、古里、成田、村瀬、#36 長谷川 聖(Ho,BS)という順番で1コーナーに飛び込んでいくことになります。鈴木がうまくマージンを築いて逃げ切るかに見えましたが、130Rの入り口で古里にかわされます。これでレースが決まりかと思われたその瞬間、日立オートモティブシステムズシケインで鈴木が再び古里をさし返し、白熱したレースは以下の順位でチェッカーとなっています。

P1:#11 鈴木 大空翔 (Ho,DL)
P2:#51 古里 太陽(Ho,DL)
P3:#34 細谷 翼 (Ho,DL)
P4:#392 村瀬 健琉(Ho,DL)
P5:#71 成田 彬人(Ho,DL)
P6:#36 長谷川 聖(Ho,BS)

ブリヂストン最上位はチャンピオンの#36 長谷川 聖(Ho,BS)でした。

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