栗原圭祐が優勝で締めくくり 徳留真紀がチャンピオンを獲得
- 開催場所:鈴鹿サーキット
- 開催日:2016年11月06日(日) 〜 2016年11月06日(日)
徳留真紀(ブリヂストン)がランキングリーダーとして迎えた最終戦。逆転チャンピオンをねらうランキング2位の栗原佳祐(ブリヂストン)は徳留から4点差。タイトル争いはこの二人の一騎打ちとなった。
いつもよりも一日早く始まったレースウィーク。木曜日の特別スポーツ走行も、金曜日の合同走行も徳留に軍配が上がる。そのままの勢いで土曜日の予選も徳留が制してポールポジションを獲得。唯一の2分18秒台をマークした徳留に対し、2番手グリッドを獲得した栗原のタイムは2分19秒067。3番手には中村大輝(DL)、セッション序盤にリーダーボードのトップに立っていた伊達悠太(DL)は4番手。栗原・中村・伊達の3台が2分19秒台という予選結果になった。徳留は「木曜日は中古タイヤでもいいタイムを出せたし、金曜日に新品タイヤにすると、さらに1秒詰めることができた」と仕上がりのよさをアピールした。
決勝レースも徳留のリードでスタートする。栗原と伊達が徳留に食らいつき、3台でトップ争いが展開される。2周目にセカンド集団で2台の転倒があったことも手伝い、3台は大きく後続を引き離す。
3台はそこここで順位を入れ替えるドッグファイトを展開。レース終盤には伊達が2台から遅れ出すシーンもあったが、再び3台での熾烈なバトルとなる。
ラストラップに栗原・伊達・徳留の順で突入。徳留がすぐに伊達を捕えて2番手浮上。伊達もあきらめずに徳留の前に出る。最終シケインからの立ち上がりで徳留がもう一度伊達を捕える。徳留はさらに栗原をもねらうが、栗原は逃げ切って今季3勝目。徳留は伊達の前の2位でチェッカーを受け、4年ぶりのチャンピオン獲得となった。
●栗原圭祐(予選2位・決勝1位)
「前戦の岡山ではミスして転倒してしまいましたが、今季のそのほかのレースではブリヂストンタイヤがしっかり最後までグリップし、自分の走りを助けてくれました。セッティングを詰めるのも、ブリヂストンタイヤへの信頼が根底にあって進められたので、すごくやりやすかったです。チャンピオンは取りたかったけれど、徳留選手の順位次第という条件だったので、今日はしっかり勝つことが重要でした。勝てたのでよかったです」
●徳留真紀(J-GP3クラス 2016年チャンピオン)
「優勝でタイトルを決めることはできませんでしたが、チャンピオンを取れてうれしいです。45歳でのチャンピオン獲得は国内最年長のようなので、よかったです」
●山田宏(株式会社ブリヂストン モーターサイクルレーシングマネージャー)
「ブリヂストンユーザーの徳留選手と栗原選手の二人のタイトル争いとなりました。そんな状況の中、3人のライダーによる最後まで激しいデッドヒートが繰り広げられ、最終ラップの最終コーナーまでタイトルの行方が分からないという白熱したレース内容となりました。2位でタイトルを決めた徳留選手とチームの皆様にお祝い申し上げます。今年は1年間とおして全員がV02のミディアムコンパウンドを使いました。安定した性能でライダーたちを支えることができたことを、うれしく思います」
決勝
- 開催日:2016/11/06
- 天候:Fine
- 路面:Dry
- 路面温度:25℃
- 決勝出走:25
- 完走:22
- (5.821km x 12laps = 69.852km)
順位 | No | ドライバー | タイヤ | チーム | マシン | シャシー | エンジン | 周回数 | Delay(Lap) | ベストタイム | ベストラップ | タイム |
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1 | 634 | 栗原 佳祐 | BS | MuSASHi RT ハルク・プロ | NSF250R | ホンダ | 12 | 2 | 2:18.242 | 28:03.232 | ||
2 | 36 | 徳留 真紀 | BS | CLUB PLUS ONE | NSF250 | ホンダ | 12 | 2:18.257 | 28:03.452 | |||
3 | 31 | 伊達 悠太 | DL | BATTLE FACTORY | NSF250 | ホンダ | 12 | 2:18.263 | 28:03.610 | |||
4 | 8 | 安村 武志 | DL | 犬の乳酸菌/プリニティブR.T | PRCS-3C | HPRCS | 12 | 2:20.458 | 28:13.840 | |||
5 | 410 | 宇井 陽一 | DL | 41Planning.Global Communication | TR004 | IODA | 12 | 2:19.646 | 28:17.348 | |||
6 | 12 | 菊池 寛幸 | BS | H43 Team-NOBBY & ウイリー | NSF250R | ホンダ | 12 | 2:20.028 | 28:21.144 | |||
7 | 11 | 関野 海斗 | DL | Team P.MU 7C | NSF250R | ホンダ | 12 | 2:20.592 | 28:21.195 | |||
8 | 23 | 大澤 恒貴 | BS | team hirock & HARC | NSF250R | ホンダ | 12 | 2:20.548 | 28:21.378 | |||
9 | 13 | 岡崎 静夏 | DL | UQ & テルル・Kohara RT | TSR3 | ホンダ | 12 | 2:20.944 | 28:21.762 | |||
10 | 7 | 古市 右京 | DL | KTM . ASPIRATION RACING | RC250R | KTM | 12 | 2:21.138 | 28:21.858 | |||
11 | 18 | 山本 恭裕 | DL | チームライフ・ドリーム北九州 | NSF250R | ホンダ | 12 | 2:20.583 | 28:22.827 | |||
12 | 15 | 高杉 奈緒子 | DL | 41Planning | NSF250 | ホンダ | 12 | 2:21.135 | 28:29.735 | |||
13 | 33 | 長谷川 聖 | BS | CLUBY's☆BATTLE☆J | NSF250R | ホンダ | 12 | 2:21.729 | 28:33.724 | |||
14 | 21 | 中山 愛理 | BS | TEAM PLUS ONE | NSF250R | ホンダ | 12 | 2:21.766 | 28:34.269 | |||
15 | 58 | 三好 菜摘 | DL | オーテック・スズカ+RGニワ | NSF250R | ホンダ | 12 | 2:21.617 | 28:34.378 | |||
16 | 41 | 佐藤 励 | DL | 41Planning | NSF250 | ホンダ | 12 | 2:22.724 | 28:48.301 | |||
17 | 28 | 野澤 秀典 | DL | ノザワレーシングファミリー | NSF250R | ホンダ | 12 | 2:22.976 | 28:48.360 | |||
18 | 45 | 太田 虎之進 | BS | CLUB PLUS ONE | NSF250 | ホンダ | 12 | 2:22.517 | 28:48.806 | |||
19 | 26 | 川瀬 啓一郎 | DL | チーム KOHSAKA | TSR3 | TSR | 12 | 2:22.773 | 28:49.396 | |||
20 | 39 | 金子 寛 | BS | if レーシング AutiMac 翔天恭 | NSF250R | ホンダ | 12 | 2:24.077 | 29:00.920 |