• 開催場所:スポーツランドSUGO
  • 開催日:2018年06月16日(土) 〜 2018年06月16日(土)
600_podium.JPG

全日本第4戦SUGOはST600クラスにとって今季2戦目のレース。インターバル中に数人のライダーたちはアジア選手権鈴鹿ラウンドに参戦して自身のレベルアップに励んだ。 
悪天候で始まったレースウイーク。予選はセッションスタート時に霧雨に見舞われた。「路面が濡れないうちにタイムを出そうと思った」という岡本裕生が早めのタイムアタックでリーダーボードのトップに立つ。しかし、早々に転倒してタイムアタック終了。雨はすぐに上がり、全車セッション終盤までタイムアタックを続ける。しかしトップタイムを塗り替える者は出ず、岡本がそのままポールポジションを獲得。2番手に南本宗一郎、亀井雄大と、若手がフロントロウを占めた。
 岡本は「ポールポジションはうれしいが、それよりも転んでしまったことが悔しい。雨が強くなってきた周に転んでしまった。転倒がなければ、もっといいタイムを出すことができた。コースレコード更新をねらいたかったのに残念。事前テストでレース周回を超える24周をいいアベレージで走れた。もっとタイムを詰める自信がある」とコメントした。

600_OKAMOTO_race.JPG

決勝で好スタートを切ってリードしたのはポールシッターの岡本。南本、國峰啄磨、小山知良、亀井雄大と続く。
南本と國峰が激しい2位争いを開始。その間に岡本が逃げに入る。
3周目に國峰が2番手浮上。3番手に順位を落とした南本は、小山にもかわされて4番手に落ちてしまう。 
6周終了時点で岡本は2秒半のアドバンテージを築いた。國峰、小山、南本、亀井は4台でテールtoノーズの2位争いを開始。
7周目。國峰がラインを外して集団最後尾に。これで小山が2番手に浮上して2位争い集団をリード。
10周目。國峰が転倒して戦線離脱。替わって奥田教介が2位争い集団に合流する。その奥田は13周目には南本を、14周目には亀井を捕らえて3番手浮上。しかし小山を捕らえることはできない。奥田の背後には亀井がぴたりとつけて逆転をねらう。南本は少しずつ集団から遅れていく。
残り2周。ついに奥田が小山の前に出た。 ラストラップペースの上がらない小山を捕らえた亀井が奥田の背後にぴたりとつける。
岡本は10秒もの大差をつけて真っ先にチェッカー。2番手ゴールは奥田。亀井は3位表彰台を獲得。表彰台はヤマハ、カワサキ、ホンダと各メーカー1台ずつという結果となった。

●岡本裕生(予選1位・決勝1位)
「事前テストとレースウイークをとおして3回の転倒があり、チームに迷惑をかけてしまいましたが、優勝という形で恩返しすることができました。コースレコードをねらったけれど、そこまでペースを上げることはできませんでした。でも去年よりも、前戦よりも、成長できたと思います。次戦は連勝をねらいます」


●山田宏(株式会社ブリヂストン モーターサイクルレーシングマネージャー)
「ポールポジションの岡本選手がスタートから飛び出し、ポールtoフィニッシュで独走優勝となりました。2位争いが4台による激しいバトルとなり、最終ラップに決着がつくという、このクラスならではの接近した争いとなりました。表彰台の3人はマシンメーカーも異なり、2位の奥田選手は自己ベスト、3位の亀井選手はクラス初表彰台と若いライダーの活躍をうれしく思います」

600_OKUDA_run.JPG

レース結果

コース:スポーツランドSUGO

[ST600]

決勝

  • 開催日:2018/06/17
  • 天候:Cloudy
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:32
  • 完走:27
  • (3.738km x 20laps = 74.75km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 50 岡本 裕生 BS Bridgestone 51ガレージチームイワキ YZF-R6 ヤマハ 20 6 1:31.596 30:48.251
2 57 奥田 教介 BS Bridgestone Team MF&KAWASAKI ZX-6R カワサキ 20 4 1:32.233 30:58.708
3 11 亀井 雄大 BS Bridgestone Honda Suzuka Racing Team CBR600RR ホンダ 20 3 1:32.220 30:59.002
4 230 小山 知良 BS Bridgestone 日本郵便 Honda Dream CBR600RR ホンダ 20 3 1:32.100 30:59.051
5 9 南本 宗一郎 BS Bridgestone AKENO SPEED・YAMAHA YZF-R6 ヤマハ 20 3 1:32.090 31:00.963
6 40 上和田 拓海 BS Bridgestone Team Plusone YZF-R6 ヤマハ 20 3 1:32.222 31:08.076
7 12 古山 颯太 BS Bridgestone 伊藤レーシング YZF-R6 ヤマハ 20 16 1:32.730 31:11.447
8 97 佐野 優人 BS Bridgestone BATTLE FACTORY CBR600RR ホンダ 20 4 1:32.676 31:12.212
9 16 長尾 健吾 BS Bridgestone 善光会TEAMけんけん+BEE YZF-R6 ヤマハ 20 6 1:33.319 31:21.333
10 98 佐野 勝人 BS Bridgestone TEAM VITAL SPIRIT CBR600RR ホンダ 20 4 1:33.366 31:21.549
11 23 中村 豊 BS Bridgestone MOTOBUM CBR600RR ホンダ 20 5 1:33.404 31:30.636
12 43 中山 耀介 BS Bridgestone TEAM SHOTA CBR600RR ホンダ 20 13 1:33.464 31:33.711
13 41 梅田 虎太郎 BS Bridgestone MOTOBUM HONDA REVES CBR600RR ホンダ 20 17 1:33.854 31:36.783
14 18 杉山 優輝 BS Bridgestone MOTOBUM HONDA CBR600RR ホンダ 20 11 1:33.905 31:40.561
15 52 関野 海斗 BS Bridgestone 51ガレージチームイワキ YZF-R6 ヤマハ 20 12 1:33.944 31:43.471
16 71 上原 大輝 BS Bridgestone Mistresa RT HARC-PRO CBR600RR ホンダ 20 8 1:34.076 31:43.766
17 8 名越 公助 BS Bridgestone GBS YAMAHA マツエセブン忠男 YZF-R6 ヤマハ 20 12 1:33.968 31:44.137
18 420 亀井 駿 BS Bridgestone 日本郵便 Honda Dream CBR600RR ホンダ 20 9 1:34.178 31:49.727
19 99 渡部 裕貴 BS Bridgestone RT森のくまさん佐藤塾&ガレージL8 YZF-R6 ヤマハ 20 7 1:34.067 31:56.278
20 26 西嶋 修 BS Bridgestone チーム阪神ライディングスクール ZX-6R カワサキ 20 7 1:34.699 31:57.381
[ST600]

予選

  • 開催日:2018/06/16
  • 天候:Cloudy
  • 路面:Wet
  • 決勝出走:32
  • (3.738km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 51 岡本 裕生 BS Bridgestone 51ガレージチームイワキ YZF-R6 ヤマハ 3 1:31.776
2 9 南本 宗一郎 BS Bridgestone AKENO SPEED・YAMAHA YZF-R6 ヤマハ 14 1:32.258
3 11 亀井 雄大 BS Bridgestone Honda Suzuka Racing Team CBR600RR ホンダ 14 1:32.479
4 55 國峰 琢磨 BS Bridgestone 日本郵便 Honda Dream CBR600RR ホンダ 10 1:32.713
5 230 小山 知良 BS Bridgestone 日本郵便 Honda Dream CBR600RR ホンダ 13 1:32.852
6 40 上和田 拓海 BS Bridgestone Team Plusone YZF-R6 ヤマハ 13 1:33.015
7 97 佐野 優人 BS Bridgestone BATTLE FACTORY CBR600RR ホンダ 11 1:33.150
8 16 長尾 健吾 BS Bridgestone 善光会TEAMけんけん+BEE YZF-R6 ヤマハ 15 1:33.192
9 57 奥田 教介 BS Bridgestone Team MF&KAWASAKI ZX-6R カワサキ 16 1:33.222
10 98 佐野 勝人 BS Bridgestone TEAM VITAL SPIRIT CBR600RR ホンダ 11 1:33.291