手塚祐弥がポール・トゥ・ウィンで完全復活

  • 開催場所:十勝インターナショナルスピードウェイ
  • 開催日:2017年07月30日(日) 〜 2017年07月30日(日)
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 前日に行われた第5戦、#38神谷裕幸選手(YH)が2戦連続となるポール・トゥ・フィニッシュを決め、その速さを見せつけた。しかしハイレベルなドライバーたちがシビアなレースを繰り広げているのはプロフェッショナルシリーズも、クラブマンシリーズも変わらない。わずかな差が速さを生み、ドライバーたちの勢力図が入れ代わっていく。
 この第6戦は、いくつかの特別なルールが設定された。まず予選は行われず、第5戦の決勝レースでのベストラップのタイム順でスターティンググリッドが決まる。そして通常1レース4本が使えるタイヤは、この2レースについては合計6本の使用が許される。
 ベストラップは通常、決勝レースの2〜3周目に記録される。その時に前車との距離があればいいが、詰まっているとタイムが出せない。しかし、あくまでもレースだから、前車との距離を開ければ、オーバーテイクが難しくなり、順位を上げることができない。6本というタイヤの数は1セット+2本なので、第5戦で使ったセットに対して2本交換することができる。その2本をどのように使うのか? その戦略も第6戦の注目ポイントとなっていた。


●予選
 第5戦のファステストラップを記録して第6戦のポールポジションを獲得したのは、#75手塚祐弥選手(ブリヂストン)。前車とのスペースが開いていたこともあり、意識して、しっかりとタイムを出してきた。それに次ぐタイムは#500小野田貴俊選手(YH)で2番グリッド、4番手となった神谷裕幸選手とのバトルを展開しながらマークしている。以下3番手に#84橋本洋平選手(ブリヂストン)、5番手から#771菱井將文(ブリヂストン)と、上位入賞者が並んだ形になった。
 2本のタイヤ交換については、ほとんどのドライバーは左側2本を選択してきた。これは右回りの十勝スピードウェイでは左側のタイヤに大きな負担がかかるためで、常識的な戦略ということがいえる。

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●決勝レース
 スタートから安定した速さを見せたのは、手塚祐弥選手だった。ベテラン小野田貴俊選手を上手く押さえ込みながら、少しずつリードを拡げていく。そして前日の勝者、神谷裕幸選手もまた3位へとポジションを上げ、2人を追う形になったものの、橋本洋平選手と菱井將文選手がぴったりと背後に付く。そして2周目、混戦の3台が激しい攻防を繰り広げた結果、3位に菱井將文選手、4位橋本洋平選手、そして神谷裕幸選手は5位へと後退した。
 セカンドグループのバトルによって、トップ2台は連なるように抜け出す。そんな中で4周目、橋本洋平選手が駆動系のトラブルによってリタイヤとなった。
 手塚祐弥選手がほんの少しずつ小野田貴俊選手を引き離していたが、5周目にその差は一気に拡がる。タイヤのグリップダウンに苦しみ、小野田貴俊選手は1周で約1秒ずつ遅れはじめ、そこへセカンドグループが追いついてきた。9周目に菱井將文選手に、10周目には神谷裕幸選手にも抜かれ、4位へ。
結局、10周目には5秒近いリードを手に入れた手塚祐弥選手は、独走体制でチェッカーフラッグを受け、今シーズン初優勝を初のポール・トゥ・フィニッシュで飾ることになった


●コメント
 優勝した#75手塚祐弥選手(ブリヂストン)のコメント。
「昨日の第5戦のファステストを取ったことで、ポールポジションからスタートできました。オーバーテイクが難しいコースなので、有利でしたね。じつは第3戦富士スピードウェイが終わってから、タイヤのマネージメントのことについて、いろいろと勉強してきたんですよ。どうしてもタイヤへの負担が大きくなってしまうので、それを改善できないだろうか? それでいろいろと試してみて、クルマのセッティングからドライビングスタイルまで見直したのが、今回のレースで生きたと思います。レースは14周でしたけど、20周くらいまでは十分に使えると思います。自分としてもレベルアップできて、やっとPOTENZA RE-71Rを使いこなせるようになったと思うので、これからの後半戦もしっかり勝っていきたいと思います」

レース結果

コース:十勝インターナショナルスピードウェイ

[Clubman Series]

決勝

  • 開催日:2017/07/30
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:27
  • 完走:23
  • (5.091km x 14laps = 71.274km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 75 手塚 祐弥 BS Bridgestone 栃木スバル BS BRZ P.MU 14 23:07.431
2 771 菱井 將文 BS Bridgestone CUSCO BS 86 14 23:10.958
3 38 神谷 裕幸 YH N中部ミッドレススノコ86 14 23:11.554
4 500 小野田 貴俊 YH ネッツ東埼玉ワコーズED86 14 23:16.874
5 130 松井 宏太 YH ネッツ青森アップル RC 86 YH 14 23:26.000
6 310 長島 大輝 YH 埼玉自動車大学校 ED 生駒 86 14 23:29.452
7 347 番場 彬 YH 栃木トヨタ ADVAN 86 14 23:32.714
8 522 福岡 宝昌 YH Green Brave 86 14 23:50.159
9 77 上野 浩 YH オートサービス ボンバー86 14 23:51.033
10 52 牧 智晴 YH NUTECリミットN中部86 14 23:55.977
11 58 稲山 誠 YH メタルラボ・スペック 86 14 24:01.114
12 800 今井 清則 YH すごいねBR-ROM86 14 24:01.800
13 868 佐藤 昭平 BS Bridgestone OOM Racing86 14 24:03.915
14 316 樋口 千樹 YH BSK Racing86 14 24:04.637
15 121 今橋 彩佳 BS Bridgestone トミカネッツ兵庫BS86R 14 24:05.531
16 539 泉 竜太 YH pmμワコーズNAVUL86Ⅱ 14 24:12.470
17 257 下野 幸成 BS Bridgestone プロットワコーズロゴス86 14 24:17.433
18 14 鈴木 祐子 YH Kpowers BRZ 14 24:29.816
19 222 渡辺 忠司 BS Bridgestone AGENT-1 TAD86 14 24:31.684
20 44 岡部 隆志 YH 岡部システムTSK86 14 24:36.970
21 48 荒川 美恵子 YH もらいぼしヒシキレーシング86 13 23:27.250
22 888 鈴木 俊介 BS Bridgestone CP55 ミッドレス 86 12 20:54.244
23 3 坂本 弘明 YH 明興業T-RISEED86 10 18:06.645
24 2 伊藤 俊哉 YH サミット&ミッドランド86 7 DNF
25 84 橋本 洋平 BS Bridgestone カーウォッチBS86REVO 3 DNF
26 301 北見 洸太 YH ケーエムエスシェンロン86 0 DNF
27 9 青柳 クニトシ YH Forceネッツ東埼玉ED86 0 DNF
[Clubman Series]

予選

  • 開催日:2017/07/29
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:26
  • (5.091km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 75 手塚 祐弥 BS Bridgestone 栃木スバル BS BRZ P.MU 3 1:37.772
2 500 小野田 貴俊 YH ネッツ東埼玉ワコーズED86 2 1:38.141
3 84 橋本 洋平 BS Bridgestone カーウォッチBS86REVO 3 1:38.246
4 38 神谷 裕幸 YH N中部ミッドレススノコ86 5 1:38.266
5 771 菱井 將文 BS Bridgestone CUSCO BS 86 9 1:38.457
6 130 松井 宏太 YH ネッツ青森アップル RC 86 YH 2 1:38.465
7 77 上野 浩 YH オートサービス ボンバー86 2 1:38.990
8 310 長島 大輝 YH 埼玉自動車大学校 ED 生駒 86 9 1:39.107
9 347 番場 彬 YH 栃木トヨタ ADVAN 86 2 1:39.152
10 301 北見 洸太 YH ケーエムエスシェンロン86 4 1:39.586
11 9 青柳 クニトシ YH Forceネッツ東埼玉ED86 10 1:39.596
12 2 伊藤 俊哉 YH サミット&ミッドランド86 3 1:39.895
13 800 今井 清則 YH すごいねBR-ROM86 3 1:39.964
14 121 今橋 彩佳 BS Bridgestone トミカネッツ兵庫BS86R 7 1:40.390
15 52 牧 智晴 YH NUTECリミットN中部86 7 1:40.413
16 868 佐藤 昭平 BS Bridgestone OOM Racing86 3 1:40.429
17 522 福岡 宝昌 YH Green Brave 86 8 1:40.536
18 316 樋口 千樹 YH BSK Racing86 3 1:40.858
19 58 稲山 誠 YH メタルラボ・スペック 86 5 1:41.298
20 222 渡辺 忠司 BS Bridgestone AGENT-1 TAD86 8 1:41.429
21 539 泉 竜太 YH pmμワコーズNAVUL86Ⅱ 3 1:41.443
22 257 下野 幸成 BS Bridgestone プロットワコーズロゴス86 10 1:41.595
23 14 鈴木 祐子 YH Kpowers BRZ 9 1:42.356
24 48 荒川 美恵子 YH もらいぼしヒシキレーシング86 5 1:42.487
25 888 鈴木 俊介 BS Bridgestone CP55 ミッドレス 86 5 1:42.603
26 3 坂本 弘明 YH 明興業T-RISEED86 6 1:43.782
27 44 岡部 隆志 YH 岡部システムTSK86 7 1:44.074