TGR 86/BRZ Race Rd.5 CLUBMAN Series OPEN

多くのエントリーを集めるTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race。今回も全体で138台が集まり、そのうちオープンクラスには62台がエントリーした。同じ富士で開催された第2戦では51台だったが、それをさらに上回った。

●予選
62台というエントリーとなったため、予選は2組に分けて実施された。予選1組ではシリーズポイントのリーダーである＃758安藤正明(DL)がトップタイムをマークしたものの、走路外走行のジャッジによってタイムが抹消され5番手となった。代わりに1位となったのは＃3CANDY竹川(BS)。
予選2組は、ベテラン＃12今井清則(DL)が予選1組も含めてトップタイムをマークし、ポールポジションを獲得した。

●決勝レース
2番グリッドスタートのCANDY竹川は、スターティンググリッドをオーバーした位置からスタートしたためピットスルーのペナルティを受けた。その提示を確認したトップの今井は、あえてペースを落とし、CANDY竹川に続くマシンのギャップを詰めバトルさせる戦略へ。4周目にドライブスルーに入ったCANDY竹川が抜け、2位以下のバトルが展開されることになった。狙い通りとなった今井は後ろとのギャップを見ながらの走りをみせ、見事ポール・トゥ・ウィンを達成した。

ブリヂストン装着勢では、予選8位からスタートした＃124西澤嗣哲が、1周目に6位、4周目に5位と順調にポジションを上げ、2位争いのグループに加わった。そして9周目には2位に上がったものの、ファイナルラップでオーバーテイクを許してしまい、最終的は3位でフィニッシュ。初表彰台を獲得した。

3位表彰台を獲得した＃124西澤嗣哲のコメント。
「路面温度が低かったので、とにかくしっかりとタイヤを温めて、最初からガンガン攻めていこうという作戦でした。それでレース前半はペースも良くて、順位を上げることができました。ただ、その分後半は苦しくなってしまって、最後の2周は厳しかったですね。一時は2位に上がったんですけど、ファイナルラップの100Rで飛び出してしまいました。ちょっと惜しかったですね」