通算5勝目の須藤利明が笑顔でクラブマン卒業を宣言!
- 開催場所:スポーツランド菅生
- 開催日:2022年04月10日(日) 〜 2022年04月10日(日)
宮城県のスポーツランドSUGOでは4月10日、ロードスター・パーティレースⅢ北日本シリーズの第1戦が行われた。6台で争ったNDクラブマンクラスは予選からライバルを圧倒した8号車の須藤利明が優勝。これで北日本シリーズのクラブマンでは通算5勝目となり、次回からはシリーズクラスへ挑戦することを宣言した。
●予選
朝のブリーフィングでは、NDロードスターのチーフデザイナーから後に開発主査も務めた中山 雅デザイン本部長がマツダを代表して挨拶。「パーティレース20周年、おめでとうございます。このレースのことはもちろん開発段階から考えていました。実はロールバーを付けてソフトトップを閉められるようにすることは、とても大変だったのです」というエピソードを披露した。
公式予選は8時50分からの20分間。気温15℃・路面16.3℃・湿度60%というコンディションで始まったが、路面温度は急速に上昇していく気配だ。出走したのはNDシリーズ25台と同クラブマンの6台の合計31台。じつは今回の予選では計測装置の配布方法に不具合が発生。数台のタイムがモニターに表示されない事態となったが、バックアップはしっかり機能していたのが不幸中の幸いだった
結果として、前日の合同テストでも圧倒していた8号車の須藤利明が1分48秒482でクラストップ。総合では14位だが、クラス2番手の52号車・古田孝一のタイムが1分49秒776で総合では24位のため、間に9台ものシリーズクラスのマシンが入った。逆にクラス3位の23号車・荒川 豊は1分49秒821という僅差での総合25位と、こちらは同じ12列目グリッドからのガチンコ勝負となった。以下、クラス4番手以降は11号車・矢島貴子、73号車・鈴木 篤、173号車・三島勤也という順になった。
●決勝
決勝レースは予定よりわずかに遅れて、12時28分にスタート。直前のコンディションは気温21℃・路面45℃・湿度45%となっていた。このレースは今年から新設されたジャパンツアーシリーズの第1戦と混走だったため、SUGOのパーティレースでは初めてのローリングスタートとなった。
クラストップの須藤はしっかりと加速し、オープニングラップでシリーズクラス2台をパスして総合12位に浮上した。
一方で古田と荒川はグリッド順通りの総合24位と25位で通過。勢いがあったのは、追いかける荒川の方だった。レース序盤からロックオン状態に持ち込み、4周目の1コーナー進入でスリップから抜け出して逆転に成功する。
マツ耐にもダブルエントリーしている須藤は、この日は余力を残しての安全運転。迫って来るシリーズクラスには進路を譲って前に行かせつつも、再びアクセル全開で追いかけ、9ラップを楽しんだ。最後は総合で13位、クラス2番手以降には12秒以上となる大差を付けての圧勝。以下、規定により2位の荒川と3位の古田までが入賞となった。
なお後方では、クラス4位と5位となった鈴木と矢島、さらにシリーズクラスの10号車・各務 猛の3台が最後まで1秒以内の接近戦を展開。昨年の開幕戦でデビューする直前まで、マニュアル車に乗ったことのなかった矢島にとって、初めてのバトルでライバルをパスできた記念日となった。指導するチームTERRAMOSの寺田陽次郎監督も笑顔で祝福していた。
●優勝した須藤選手コメント
「今日はバトルを楽しませていただきました。次からはシリーズクラスの皆様たちに、よろしくお願い申し上げます」
タイヤについて
「マツ耐にも同じタイヤを使っています。グリップは正直そこそこなんですが、それがちょうどいいんですよね」
ロードスター・パーティレースⅢ北日本シリーズの第2戦は、5月15日(日曜日)に開催予定。またパーティレースの次の戦いは5月5日のこどもの日(木曜日)、茨城県の筑波サーキットで行われる東日本シリーズの第1戦、かつNDシリーズの選手にとってはダブルタイトルのジャパンツアーシリーズ第2戦となっている。
MOTOR SPORTS
https://www.mazda.com/ja/innovation/motorsports/
ROADSTER NR-A
https://www.mazda.co.jp/cars/roadster/grade/nr-a/
MAZDA ROADSTER Party Race Ⅲ
https://www.party-race.com/
BRIDGESTONE POTENZA Adrenalin RE004
https://tire.bridgestone.co.jp/potenza/re004/
決勝
- 開催日:2022/04/10
- 天候:Fine
- 路面:Dry
- 決勝出走:6
- 完走:6
- (3.586km x 9laps = 32.274km)
順位 | No | ドライバー | タイヤ | チーム | マシン | シャシー | エンジン | 周回数 | Delay(Lap) | ベストタイム | ベストラップ | タイム |
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1 | 8 | 須藤 利明 | BS | 酒レーシングロードスター美酒堂 | 9 | 16'50.696 | ||||||
2 | 23 | 荒川 豊 | BS | ホーショーロードスター | 9 | 17'03.046 | ||||||
3 | 52 | 古田 孝一 | BS | RSPECステージロードスター | 9 | 17'06.207 | ||||||
4 | 73 | 鈴木 篤 | BS | SRアセットロードスター | 9 | 17'27.537 | ||||||
5 | 11 | 矢島 貴子 | BS | チーム テラモス ロードスター | 9 | 17'28.333 | ||||||
6 | 173 | 三島 勤也 | BS | エスアールアセットロードスター | 9 | 17'53.505 |