2021年王者の南澤が先輩の貫禄も、シリーズは箕輪がV2

  • 開催場所:富士スピードウェイ
  • 開催日:2023年09月24日(日) 〜 2023年09月24日(日)
2023年ロードスター・パーティレースⅢジャパンツアーRd.6 富士 NDシリーズ

2023年のロードスター・パーティレースⅢもいよいよ終盤戦に突入し、ジャパンツアーシリーズも9月24日に富士スピードウェイで第6戦が開催された。NDシリーズクラスを制したのは105号車の南澤拓実。3年ぶりにスポット参戦した2021年の全国王者が鮮やかにポールtoウインを果たした。一方で、今季は4戦全勝で2年連続チャンピオンに王手をかけていた35号車の箕輪卓也は、予選2番手から決勝は惜しくも4位。それでも堂々のV2達成だ。

◆予選
今回のエントリーはNDシリーズに21台、NDクラブマンに12台の合計33台。今季のジャパンツアーとしては第2戦の筑波ラウンドに次ぐ台数が集まった。クラブマンクラスの4名が初参加だったが、今回のシリーズクラスは全員が経験者。前日は時おり激しい雨に見舞われたが、この日のスピードウェイは秋らしい絶好のレース日和で、富士山も姿を見せてくれた。路面もドライに回復し、気温16℃・湿度69%・路面温度18.6℃という条件で、7時55分から20分間の公式予選が始まった。
実力者たちの本気のアタックがモニターに反映されたのは7分が過ぎたあたり。昨年の西日本チャンピオンがスポット参戦してきた26号車・織田祥平がアタック1周目から2分13秒527と、14秒を切ってきた。どうやら織田は今回マシンをレンタルした16号車の上田純司とスリップストリームをシェアした恩恵もあった様子。長いストレートで前車の切り裂いた空気の壁を上手く利用することも、富士ではポイントのひとつだ。
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織田に続いて13秒台に入れてきたのは今季4連勝中の前年王者、箕輪。アタック1周目の2分14秒226から13秒433までタイムを削って、一度ピットに戻った。と、10分過ぎにいきなり2分13秒619を出して3番手となったのは南澤。実は彼、一昨年に東日本シリーズで3勝を挙げて、同地区と合わせて全国チャンピオンにも輝いている。南澤はこの後もアタックを続け、13秒313から13秒010まで削り込んでポールポジションを確定させた。
以下、予選2番手には箕輪。つまり全国王者同士のフロントローになった。
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3番グリッドは前述の織田で、続いたのは63号車の吉田恭将。ここまでが2分13秒台だ。
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さらに3列目も実力者同士が並んだ。最多勝記録を更新中の岡山マイスター、88号車の本多永一が5番グリッドで、6番グリッドが昨年の東日本王者の上田だ。
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◆決勝
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7周で争う決勝は10時58分に、ジャパンツアー恒例のローリング方式でスタートが切られた。コントロールライン上部のアーチにはパーティレースのロゴと文字が鮮やかに表示され、気温19℃・湿度62%・路面温度33℃というまずまずのコンディションだった。
ポールシッターの南澤のパーティレース参戦は3年ぶり。しかしながら、マツダが今年から開始した「バーチャルからリアルへの道」プロジェクトでアシスタント講師を務めたり、スーパー耐久の富士24時間で72号車のドライバーを経験していたこともあり、チャンピオン時代と遜色ない走りを見せた。オープニングラップは第3セクターからペースを上げ、1.356秒という十分なリードを後続に対して築いた。
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一方で序盤からヒートアップしたのが箕輪と織田、吉田による2位争い。とくにバトルに一番絡んでいたのが織田だ。彼は南澤同様、チャンピオン争いには関係のないスポット参戦という気軽さもプラスに働いたかもしれない。序盤から箕輪とは抜きつ抜かれつで、この決勝中に何度順位が入れ替わったか数え切れないほど。さらに吉田も加わり、3台が横並びになる“スリーワイド”というスリリングな場面も見せてくれた。
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結局、このバトルが南澤を楽にした。箕輪が2位の座を守っていた2周目は1.836秒、3周目は1.975秒だったトップとの差が、織田が2位に浮上した4周目には3.081秒に。今度は吉田が2位で通過した5周目終了時点では4.830秒と急激に拡大した。その後は織田が2位の座を奪い返し、最終ラップの1コーナーで仕掛けた吉田が箕輪を抜いて、3位表彰台の座をもぎ取っている。
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今季4戦全勝のポイントリーダーで迎えた箕輪にとって、このレースで4位までに入れば2年連続のシリーズチャンピオンが決まる。したがって、接触ノーポイントだけは避ける“無理は禁物”という作戦にも納得できるところだ。
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また後方では10番グリッドだった171号車の野村 充が5位入賞という輝きを見せた。
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とくに6周目には上田と本多という実力者たちの失速やオーバーランに乗じて、一気にジャンプアップを果たしている。そして6位の本多までが、シリーズクラスの入賞となった。
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◆優勝した南澤選手コメント
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「カート乗りだったので“ローリングスタートは任せろ”なんですが、上手くいきましたね。あとはミラーを見ながらでしたが、映ってるバトルが少し羨ましかったのが本音です」
 タイヤについて
「マツ耐もこれで走っていますが、扱いやすいですよね。コントロールする練習にも最適です」

◆2年連続のチャンピオンを確定させた箕輪選手コメント
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「レース直後は悔しかったのですが、リスクを避けた決勝中の判断は正解だったと思います。パーティレースには本当に多くのことを学ばせていただきました」

これで今年のジャパンツアーシリーズは最終の第7戦を残すのみとなった。11月4日の土曜日に西日本シリーズの第4戦とダブルタイトルで、岡山国際サーキットにて開催される。またパーティレースの次の戦いは10月14日の土曜日、スポーツランドSUGOで北日本シリーズの第3戦が予定されている。

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レース結果

コース:富士スピードウェイ

[NDシリーズ]

決勝

  • 開催日:2023/09/24
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:21
  • 完走:20
  • (4.563km x 7laps = 31.941km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 105 南澤 拓実 SPK・TCRロードスター 7 15'45.578
2 26 織田 祥平 BS Bridgestone 焼肉上田屋ロードスター 7 15'48.968
3 63 吉田 恭将 BS Bridgestone 村上モータースロードスター 7 15'49.423
4 35 箕輪 卓也 BS Bridgestone ミノワファクトリーロードスター 7 15'49.709
5 171 野村 充 BS Bridgestone HC・RACINGロードスター 7 15'51.575
6 88 本田 永一 BS Bridgestone LEG Eds ロードスター 7 15'51.914
7 16 上田 純司 BS Bridgestone 上伸物流 ロードスター 7 15'52.690
8 155 松原 泰世 BS Bridgestone CR55Profiロードスター 7 15'55.441
9 14 菊池 峻斗 BS Bridgestone ニワレーシングロードスター 7 15'55.794
10 28 石塚 崇宣 BS Bridgestone CP大泉三差製作所ロードスター 7 15'56.370
11 31 和光 博紀 BS Bridgestone KENMoty'sロードスター 7 15'58.093
12 81 瀧口 智弘 BS Bridgestone ALEX笑ってFWロードスター 7 15'59.756
13 89 鈴木 大智 BS Bridgestone OKわーくすM・Yロードスター 7 16'00.402
14 280 普勝 崚 BS Bridgestone IDSレイルガルフロードスター 7 16'00.794
15 144 白石 健 BS Bridgestone Moty's美羽ロードスター 7 16'04.959
16 4 渡邊 敏康 BS Bridgestone WATANABEロードスター 7 16'06.937
17 112 本山 賢一郎 BS Bridgestone 九州美包ロードスター メッカ 7 16'18.400
18 142 村田 悠磨 BS Bridgestone ジルコンサンドドアロードスター 7 16'30.265
19 10 各務 猛 BS Bridgestone エルム ロードスター 7 16'30.357
20 38 中村 進 BS Bridgestone Shooting ロードスター 7 16'40.882