富士24時間に#5マッハ車検 GR Supra GT4 EVO2でスポット参戦した歌手・中澤卓也(なかざわ・たくや)選手。小学生から高校2年生までカートに打ち込み、“自分らしさ”を発信する場として強化したYouTubeの企画で約10年ぶりに新東京サーキットを走り、レースに復帰。その際に出会ったホンダのワークスドライバー・武藤英紀選手との縁を機に、86/BRZチャレンジカップ、FCR-VITA、MINI CHALLENGE、BMW M2へと舞台を広げてきた。さらなる高みを目指す彼に、S耐とレース観を語ってもらった。
「S耐については、昨年公式YouTubeで解説・リポーターを担当し、参加型レースの楽しさを強く感じていました。緊張感のある場面は当然ありますが、パドックには笑顔が多く、内側に入ってみてもその印象は変わりません。台数が多く、さまざまな経験ができる点が大きな魅力で、今回の24時間をスポットで走れたことは、S耐をさらに知るうえでも最高の機会だったと思います。速さを見せたい気持ちもありますが、耐久レースは、まずは確実にバトンをつなぐことが絶対条件です。チーム全員で走り切ることを第一に置いて24時間に臨みました。
今回このチームで走ることになったのは、私のレース活動をサポートしていただいているAドライバーの塚田利郎選手(株式会社風雅・代表取締役社長)に、以前からS耐のお話をいただいていたところ、条件が整って実現したためです。決まったのは本番直前の5月だったため、公式テストを走行しておらず、夜間は走れませんが、その分、昼間にしっかりバトンをつなぐ役割に集中しました。
ブリヂストンタイヤについては、四輪で最初に出た富士の86/BRZチャレンジカップでRE-71RSを履きました。予選の一発はもちろん効きますし、ライフが長く、これからレースやスポーツ走行を始めたい方にも安心して履けるタイヤだと感じています。S耐で使用するタイヤは、ズルズル滑る不安感が少なく、24時間を支えるその耐久性と安定感には正直驚きました。
レース活動を再開して強く感じるのは、人とのつながりです。レースはみんなで一つの勝利に向かうスポーツで、それぞれのチームにドラマがあります。とても人間的な競技だと思います。私の本業が歌手であっても、今こうしてドライバーとしてチャンスをいただけるのは人とのつながりのおかげです。S耐も、人と人がバトンをつないでゴールを目指す美しい競技だと感じています。ここから、今度は、歌手としての僕のファンがサーキットに来て「ただ走っているだけじゃないんだね」と感じて帰っていく――そんなつながり方が感じられるのは本当に嬉しいです。
今後は、ドライバーとしてGT300に乗りたいという思いがあります。同時に、音楽のファンをサーキットへ、サーキットの皆さんに音楽を――好きな二つの世界をつなぐ“架け橋”になりたいです。」
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ブリヂストンは、スーパー耐久を支える“ひと”の力とともに、
その想いがゴールまで届くよう、足元から走りを支えていきます。






















