• 開催場所:鈴鹿サーキット
  • 開催日:2026年10月03日(土) 〜 2026年10月04日(日)
TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup 2026 第6戦 プロフェッショナルシリーズ

シリーズもいよいよ佳境を迎えた第6戦。
前大会の第5戦富士では、ポイントリーダーの#1堤優威(ブリヂストン)が今季初優勝を飾り、ランキング2位の#121蒲生尚弥(ブリヂストン)との差を27ポイントに拡大、2連覇へ大きく前進した。
最終戦を前にタイトル決定の可能性も見えてきたなか、シリーズ終盤の重要な一戦となる第6戦鈴鹿は幕を開けた。

#1 CABANA BS GR86#121 tomicaネッツ兵庫 BS GR86

鈴鹿サーキットは、特徴の異なる東西ふたつのセクションで構成される。S字や逆バンクなどテクニカルなコーナーが続く東コースに対して、西コースにはデグナー、スプーン、130Rと高速コーナーが連続する。ひとつのセットアップですべてを高いレベルにまとめることは難しく、どこのコーナーに重点を置いて車両をセッティングするのかが大きなポイントとなる。

この週末は比較的安定した天候に恵まれ、大きなコンディション変化もなく、各チームは走行を重ねながらマシンを仕上げていった。

POTENZA RE-10D#2 K-one 愛知トヨタ BS GR86

金曜日に行われた専有走行では、#2清水英志郎(ブリヂストン)が2分25秒793でトップ。2分25秒942の蒲生が2番手、2分26秒028の堤が3番手と、ブリヂストン勢が上位を占めた。
今回のエントリーは今季最多となる38台。そのうち26台がPOTENZA RE-10Dを装着している。



⚫️予選

土曜日の予選は天候に恵まれ、金曜日よりやや気温の高いコンディションとなった。

プロフェッショナルシリーズでは、多くのドライバーがセッション終盤までコースインを待ち、最後のアタックに照準を合わせた。チェッカーが振られる前にタイムが計測されていたのはわずか9台。大半のドライバーが1周のみの限られたアタックに勝負をかける予選となった。

そのなかで2分25秒313を記録し、ポールポジションを獲得したのが蒲生だ。2023年以来更新されていなかったコースレコードを塗り替える圧巻のアタックとなった。

#121 tomicaネッツ兵庫 BS GR86

2番手には2分25秒428を記録した#199小林利徠斗(ブリヂストン)。ランキング首位の堤は2分25秒475で3番手につけた。
4番手は2分25秒557の清水、5番手には2分25秒649を記録した#330平良響(ブリヂストン)が続き、トップ5をブリヂストン装着車が占めた。

#199 COROLLA MIE GR86#2 K-one 愛知トヨタ BS GR86

#1 CABANA BS GR86#330 OKINAWA GR86

ポールポジションを獲得したのが蒲生尚弥のコメント
#121 蒲生尚弥「予選は、後半が有利と判断して、最後の方にコースインしました。台数は多かったですが、うまくウォームアップすることができましたし、アタックした位置取りも良かったので、タイミングもうまく合わせられたと思います。一周をしっかりまとめることができました。
富士でマシンを替えましたが、鈴鹿ではクルマもしっかり馴染んで走ってくれました。本当にチームがクルマをすごく良く仕上げてきてくれたと思います。
POTENZA RE-10Dは、比較的路面温度が高かった予選でも速さを見せることができましたし、明日の決勝に向けてロングランにも手応えを感じています。
チャンピオン争いは現実的には厳しいと思っているので、まずは明日のレースでしっかり勝ちにいきたいです」


●決勝

#121 tomicaネッツ兵庫 BS GR86鈴鹿サーキット

朝から上空を白い雲が覆った日曜日の決勝は、直前に小雨も舞ったものの路面を濡らすまでには至らない。先に行われたレースで赤旗中断があったため、8周の決勝レースは予定よりも15分遅れてのスタートとなった。

鈴鹿サーキット

ポールポジションの蒲生が好スタートを切る一方、3番手の堤も鋭く飛び出し、1コーナーで2番手の小林にアウトから並びかけて前へ。蒲生、堤、小林の順でオープニングラップを進めていく。
1周目の終了時点でトップ蒲生と堤の差はわずか0.3秒。序盤から堤が強いプレッシャーをかける展開となった。

GR86/BRZ Cup 2026 第6戦GR86/BRZ Cup 2026 第6戦

しかし、その直後にNIPPOコーナーで多重クラッシュが発生し、セーフティカー(SC)が導入される。車両回収に時間を要したためSC先導は4周に及んだ。これにより、実質的な勝負は残り4周へと凝縮されることとなった。

リスタートでは蒲生がトップを守り、堤もその背後につける。いったんは3番手の小林を引き離したかに見えたが、小林も徐々に差を縮め7周目にはトップ3台が接近。蒲生、堤、小林による緊迫した争いとなった。

鈴鹿サーキット

わずかなミスが順位を大きく落としかねない状況のなか、3台とも決定的な隙を見せない。互いに高い集中力を保ったまま最終ラップへ。
最後までトップを守り切った蒲生が、ポール・トゥ・ウィンで今季3勝目を獲得。堤のタイトル決定は最終戦まで持ち越しとなった。

#121 tomicaネッツ兵庫 BS GR86GR86/BRZ Cup 2026 第6戦

堤は2位でフィニッシュしランキング首位をキープ。タイトル争いでは依然として大きなアドバンテージを保ったまま、最終戦を迎えることとなった。
その後、3位でチェッカーを受けた小林に、スタート違反による5分加算のタイムペナルティが科され10位に降格。この結果、#17冨林勇佑(DL)が3位、平良が4位、清水が5位に繰り上がった。

#330 OKINAWA GR86#2 K-one 愛知トヨタ BS GR86

#11 IBARAKI TOYOPET GR86#88 東京スバル BS BRZ

また、予選10番手だった#18中山雄一(ブリヂストン)は、スタートで2台をかわして順位を上げると、その後は#10菅波冬悟(DL)を追撃。逆転には届かなかったものの7位でチェッカーを受け、シリーズ復帰後2戦連続となる入賞を果たした。
さらに、予選16番手の#88井口卓人(ブリヂストン)は、RE-10Dのロングラン性能を活かして9位まで順位を上げた。最終的にトップ10のうち7台をRE-10D装着車が占める結果となった。

●第6戦プロフェッショナルシリーズ決勝レースで、優勝した優勝した蒲生尚弥のコメント
#1 堤優威「1周目とSC明けは思うようにペースを上げられず、苦しい展開になりましたが、なんとか最後までトップを守りきることができて良かったです。
これで今シーズン3勝目になりますが、ここまでうまくいくシーズンもなかなかないと思います。本当にチームの皆さんのおかげで優勝することができていますし、いいシーズンを送れていると思います。
今回はレース後半を重視した内圧にしていたので、SCが入って周回数が減ったことで、その強みを活かしきれない部分もありました。
堤選手とは速い場所、遅い場所が少し違っていましたが、それぞれ違うアプローチでPOTENZA RE-10Dの良さを引き出せていたと思います」

●第6戦プロフェッショナルシリーズ決勝レースで、2位表彰台を獲得した堤優威のコメント
#1 堤優威「スタートで2位に上がることができたので、そこは良かったと思います。序盤からペースには余裕がありSCが入らなければ、どこかで仕掛けられる可能性はあったと思います。ただ、SCによって一度流れがリセットされましたし、蒲生選手も最後まで隙を見せませんでした。
シリーズランキングを考えれば、自分が有利な状況であることに変わりはありません。無理に仕掛けて接触するリスクを負う必要もなかったので、タイトル決定は最終戦まで持ち越しになりましたが、今回はしっかりポイントを持ち帰るレースができたと思います」

レース結果

コース:鈴鹿サーキット

[Professional Series]

決勝

  • 開催日:2026/10/04
  • 天候:Cloudy
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:38
  • 完走:36
  • (5.807km x 8laps = 46.456km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 121 蒲生 尚弥 BS Bridgestone tomicaネッツ兵庫 BS GR86 8 23'52.116
2 1 堤 優威 BS Bridgestone CABANA BS GR86 8 23'52.441
3 17 冨林 勇佑 DL K-one 愛知トヨタ DL GR86 8 23'53.532
4 330 平良 響 BS Bridgestone OKINAWA GR86 8 23'53.720
5 2 清水 英志郎 BS Bridgestone K-one 愛知トヨタ BS GR86 8 23'54.627
6 10 菅波 冬悟 DL OTG 滋賀トヨタ GR86 8 23'55.873
7 11 中山 雄一 BS Bridgestone IBARAKI TOYOPET GR86 8 23'56.091
8 123 松井 孝允 DL NETZ 富山 Racing GR86 8 23'56.311
9 88 井口 卓人 BS Bridgestone 東京スバル BS BRZ 8 23'56.660
10 199 小林 利徠斗 BS Bridgestone COROLLA MIE GR86 8 23'57.720
11 360 古谷 悠河 BS Bridgestone たるポ HTP GR86 8 24'01.268
12 337 徳升 広平 DL/BS 瀬戸製作所 DEGIMO TMR GR86 8 24'01.616
13 34 佐々木 雅弘 BS Bridgestone 小倉クラッチ BS OTG GR86 8 24'02.034
14 291 佐々木 光 BS Bridgestone 高知トヨタ5zigen BS GR86 8 24'02.324
15 293 岡本 大地 BS Bridgestone 四国自動車5zigen BS GR86 8 24'02.541
16 160 吉田 広樹 BS Bridgestone サンコーRGR 浦和美園 IDI BS GR86 8 24'02.917
17 89 奥本 隼士 DL 栃木スバル DL BRZ 8 24'03.345
18 70 服部 尚貴 DL OTG DL GR86 8 24'04.508
19 990 竹村 寛成 BS Bridgestone クロケットジャパン大明化学工業GR86 8 24'06.395
20 18 箕輪 卓也 BS Bridgestone IBARAKI TOYOPET GR86 8 24'07.674
21 550 宗藤 昌太朗 BS Bridgestone 名神タイヤGR86 8 24'08.038
22 76 森川 基雄 BS Bridgestone ウィニング制動屋 NUTEC GR86 8 24'11.205
23 90 翁長 実希 DL OTG 滋賀トヨタ GR86 8 24'13.231
24 32 市森 友明 BS Bridgestone NiX JAPAN 5ZIGEN GR86 8 24'13.360
25 98 岩澤 優吾 BS Bridgestone 神奈川トヨタ ☆ DTEC GR86 8 24'17.077
26 910 坂 裕之 DL MプランニングDLエンドレスGR86 8 24'17.727
27 5 井上 尚志 BS Bridgestone レストアパーツBSまんさくGR86 8 24'20.834
28 60 小河 諒 DL OTG DL GR86 8 24'21.008
29 225 富下 李央菜 BS Bridgestone KTMS GR86 8 24'21.604
30 13 岡本 真和 DL TzFactory 戦Bob無双 GR86 8 24'21.668
31 56 鶴賀 義幸 BS Bridgestone 栃木トヨタ T2 FACTRY BS GR86 8 24'22.194
32 8 渡辺 圭一 BS Bridgestone JCS HELDOX GRG浦和美園 GR86 8 24'22.495
33 87 久保 凜太郎 BS Bridgestone 千葉スバル BS BRZ 8 24'34.741
34 24 佐藤 凌音 BS Bridgestone K-one 愛知トヨタ BS GR86 8 24'37.566
35 186 鈴木 斗輝哉 BS Bridgestone Star5 AVANTECH GR86 8 24'38.457
36 708 丸山 陽平 DL エアバスターEXEDY DL GR86 7 22'07.964
- 97 高橋 知己 BS Bridgestone 神奈川トヨタ ☆ DTEC GR86 1 DNF
- 906 近藤 翼 DL RECARO DL GR86 1 DNF
[Professional Series]

予選

  • 開催日:2026/10/03
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:38
  • (5.807km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 121 蒲生 尚弥 BS Bridgestone tomicaネッツ兵庫 BS GR86 2 2'25.313
2 199 小林 利徠斗 BS Bridgestone COROLLA MIE GR86 2 2'25.428
3 1 堤 優威 BS Bridgestone CABANA BS GR86 2 2'25.475
4 2 清水 英志郎 BS Bridgestone K-one 愛知トヨタ BS GR86 2 2'25.557
5 330 平良 響 BS Bridgestone OKINAWA GR86 2 2'25.649
6 17 冨林 勇佑 DL K-one 愛知トヨタ DL GR86 2 2'25.729
7 10 菅波 冬悟 DL OTG 滋賀トヨタ GR86 2 2'25.801
8 97 高橋 知己 BS Bridgestone 神奈川トヨタ ☆ DTEC GR86 2 2'25.855
9 123 松井 孝允 DL NETZ 富山 Racing GR86 2 2'25.861
10 11 中山 雄一 BS Bridgestone IBARAKI TOYOPET GR86 2 2'25.878
11 293 岡本 大地 BS Bridgestone 四国自動車5zigen BS GR86 2 2'25.927
12 87 久保 凜太郎 BS Bridgestone 千葉スバル BS BRZ 2 2'26.029
13 60 小河 諒 DL OTG DL GR86 2 2'26.069
14 906 近藤 翼 DL RECARO DL GR86 2 2'26.098
15 360 古谷 悠河 BS Bridgestone たるポ HTP GR86 2 2'26.128
16 88 井口 卓人 BS Bridgestone 東京スバル BS BRZ 2 2'26.277
17 160 吉田 広樹 BS Bridgestone サンコーRGR 浦和美園 IDI BS GR86 4 2'26.281
18 291 佐々木 光 BS Bridgestone 高知トヨタ5zigen BS GR86 2 2'26.306
19 337 徳升 広平 DL/BS 瀬戸製作所 DEGIMO TMR GR86 2 2'26.364
20 34 佐々木 雅弘 BS Bridgestone 小倉クラッチ BS OTG GR86 2 2'26.370
21 70 服部 尚貴 DL OTG DL GR86 2 2'26.507
22 32 市森 友明 BS Bridgestone NiX JAPAN 5ZIGEN GR86 2 2'26.563
23 90 翁長 実希 DL OTG 滋賀トヨタ GR86 2 2'26.632
24 550 宗藤 昌太朗 BS Bridgestone 名神タイヤGR86 2 2'26.830
25 990 竹村 寛成 BS Bridgestone クロケットジャパン大明化学工業GR86 2 2'26.850
26 89 奥本 隼士 DL 栃木スバル DL BRZ 5 2'27.141
27 910 坂 裕之 DL MプランニングDLエンドレスGR86 2 2'27.178
28 76 森川 基雄 BS Bridgestone ウィニング制動屋 NUTEC GR86 2 2'27.882
29 225 富下 李央菜 BS Bridgestone KTMS GR86 2 2'27.935
30 5 井上 尚志 BS Bridgestone レストアパーツBSまんさくGR86 2 2'28.342
31 8 渡辺 圭一 BS Bridgestone JCS HELDOX GRG浦和美園 GR86 2 2'28.453
32 13 岡本 真和 DL TzFactory 戦Bob無双 GR86 5 2'29.557
33 708 丸山 陽平 DL エアバスターEXEDY DL GR86 2 2'31.782
- 186 鈴木 斗輝哉 BS Bridgestone Star5 AVANTECH GR86 DNF
- 24 佐藤 凌音 BS Bridgestone K-one 愛知トヨタ BS GR86 DNF
- 56 鶴賀 義幸 BS Bridgestone 栃木トヨタ T2 FACTRY BS GR86 DNF
- 98 岩澤 優吾 BS Bridgestone 神奈川トヨタ ☆ DTEC GR86 DNF
- 18 箕輪 卓也 BS Bridgestone IBARAKI TOYOPET GR86 DNF