• 開催場所:オフロードヴィレッジ(埼玉)
  • 開催日:2021年05月15日(土) 〜 2021年05月16日(日)
【2021年全日本モトクロス選手権 Rd.3 関東大会 レディースクラス】全日本レディースクラスで初めて2ヒート制が導入された大会はタイトルホルダー川井麻央の完勝!
A99I1180_R.JPG

第2戦中国大会が新型コロナウイルスの感染拡大による影響で延期され、これが実質的には今季2戦目となった全日本モトクロス選手権シリーズ第3戦関東大会。このうちレディースクラスには、初となる1大会2ヒート制が導入された。決勝レースはいずれも日曜日に実施。昼休み前にヒート1、大会ラストレースにヒート2という設定で、体力回復に使えるレースインターバルは約3時間というスケジュールだった。
大会の舞台は、荒川と入間川に挟まれた河川敷のフラットな土地に設けられた、埼玉県のウエストポイント オフロードヴィレッジ。これまでも、タイトターンとジャンプが多くてコース幅が狭いスーパークロス風のレイアウトを特徴としてきたが、今大会では仕様変更により昨年よりさらにその傾向が強くなった。

AC2I1207_R.JPG

飛び出し側の角度が急で速度を落とさせることが目的と思われるジャンプも多く、これがさらに混戦を生む“役者”となった。乾くと非常に固く締まることでも知られる“オフビ”の路面だが、事前段階でかなり入念に耕しながら水が含ませてあり、土曜日朝の段階ではベストな状態。しかも土日とも曇り空で、決勝日には時々雨が降ったこともあり乾きが抑えられ、最後までほとんどホコリが発生しない良好なコンディションがキープされた。
なお決勝日は、午後になって薄日が差したかと思ったら再び雨粒が落ちてくるなど、変わりやすい天候。最高気温は20~21度程度だった。

A99I1199_R.JPG

■決勝ヒート1
コースがある埼玉県を拠点とするT.E.SPORTから参戦する#4小野彩葉(Honda,BS)がホールショット。本田七海(Yamaha,DL)がこれに続き、小野のチームメイトで昨年度女王の#1川井麻央(Honda,BS)が順位を上げて両者を追った。1周目後半、小野はタイトターンでミスして完全に失速し、この間に本田と川井が先行。さらに川井が本田を抜き、1周目は川井、本田、小野のトップ3となった。2周目、本田のミスで小野が2番手に再浮上したが、本田もすぐにペースを取り戻し、3周目には小野と本田が接近戦となった。
この段階で、トップの川井は4秒近いリード。その後は、2番手争いとの距離を保ちながらリスクの少ない走行を続けた。一方、2番手争いでは小野が本田を一時は3秒近く引き離したが、レース後半になって再び両者が接近。ラスト2周のところでテール・トゥ・ノーズとなった。そしてレースは10周で終了。危なげなく走破した川井が、トップチェッカーを受けた。小野はラストラップの後半まで本田を抑えていたが、あとわずかのところで逆転を許し、レース時間の大半で2番手を走りながら、悔しい3位となった。

AC2I2627_R.JPG

■決勝ヒート2
ホールショットの本田七海(Yamaha,DL)を、スタート直後から#4小野彩葉(Honda,BS)が猛追。少し出遅れながらもすぐに順位を上げた川井麻央(Honda,BS)が3番手に浮上すると、この3台が1周目だけで後続を4~5秒も引き離してトップグループを形成した。2周目、三つ巴のトップ争いは激しさを増し、小野が本田を抜いて先頭に立とうとするが、逆に川井が小野をパスして2番手浮上。小野はミスによりこの2台から数秒離されると、その後はペースが上がらず離されてしまった。しかし4番手の久保まな(Honda,DL)よりは速く、小野は単独走行となった。
本田と川井に絞られたトップ争いは、3~4周目にドッグファイトとなり、4周目に川井が先行。抜かれた本田も、その後の3周は1周につき川井からコンマ数秒遅れのラップタイムで粘っていたが、8周目に川井が1秒以上のペースアップ。同じ周に本田はややペースダウンし、この周だけで川井が2秒以上のリードをプラスした。そしてレースは、10周でチェッカー。川井が逃げ切って勝利を収め、小野は最後まで単独走行を続けて3位となった。今大会の両ヒート制覇により、川井は昨年の開幕戦からここまで全日本7連勝を達成している。

A99I1644_R.JPG

●川井麻央(決勝ヒート1/優勝、ヒート2/優勝)
「地元大会でしたが、じつは事前にこのコースでの練習はほとんどしていませんでした。そもそも、あまり乗り込みをせず大会に臨んだのですが、そのおかげで比較的リラックスして大会に臨めました。一番気になっていたのは、全日本では初めての2ヒート制に関してでしたが、ヒート1の序盤でトップに立った後、小野彩葉選手と本田七海選手が後ろで2番手争いを続けていることが確認できていたので、ふたりとの距離を保ちながら体力を温存して走ることができました。それでも、ヒート2の残り4周くらいで疲れもあったのですが、ここが勝負どころと自分に言い聞かせてプッシュしました。タイヤは、今回も軟質路面用のBATTLECROSS X20。練習からいつもこればかり履いていますが、今回はかなり入念なコース整備が施され、いつもの“オフビ”が嘘のように柔らかい路面だったので、結果的にはコースのほうから私が履くタイヤのベストコンディションに向かってきてくれたようでした」

レース結果

コース:オフロードヴィレッジ(埼玉)

[ヒート1]

決勝

  • 開催日:2021/05/16
  • (1.8km x 10laps = 18km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 1 川井 麻央 BS Bridgestone T.E.SPORT CRF150 ホンダ 10 5 1:49.95 18:22.56
2 2 本田 七海 DL bLU cRU TEAM KOH-Z LUTZ with nb YZ85LW ヤマハ 10 6 1:50.35 18:27.43
3 4 小野 彩葉 BS Bridgestone T.E.SPORT CRF150R ホンダ 10 5 1:50.10 18:27.71
4 5 楠本 菜月 DL actionracing with alphathree TC85 ハスクバーナ 10 4 1:51.91 18:52.18
5 3 久保 まな DL Honda Dream 京都東 TEAM HAMMER CRF150R ホンダ 10 4 1:53.04 19:00.78
6 8 木村 綾希 DL Team Power Band KX85Ⅱ カワサキ 10 4 1:53.19 19:11.09
7 11 伊藤 悠利 DL チーム ピットイン YZ85LW ヤマハ 10 5 1:55.31 19:24.31
8 7 穗苅 愛香 BS Bridgestone TOMOレーシング YZ85LW ヤマハ 10 9 1:53.73 19:29.14
9 15 赤松 樹愛 BS Bridgestone YZ85LW ヤマハ 10 5 1:57.05 19:33.86
10 9 勝俣 七海 DL Team ITOMO CRF150RⅡ ホンダ 10 5 1:56.13 19:37.39
11 13 箕浦 未夢 DL YZ85 ヤマハ 10 4 1:56.62 19:42.19
12 19 山崎 琴乃 BS Bridgestone T.E.SPORT CRF150RⅡ ホンダ 10 4 1:57.42 19:44.48
13 10 松木 紗子 BS Bridgestone マウンテンライダースクラブ RM85 スズキ 10 5 1:57.64 19:48.03
14 30 ペレーラ 瞳美 MI MC85 GASGAS 10 3 1:59.55 20:03.10
15 14 濵村 いぶき DL TODAY SPORT CRF150RⅡ ホンダ 10 6 1:57.52 20:06.41
16 20 雨宮 舞美 PI 85SX KTM 10 8 1:57.36 20:11.79
17 26 川上 真花 PI YSP大阪箕面 YZ85LW ヤマハ 9 1 4 2:01.32 18:23.18
18 18 羽賀 伊吹 IRC TEAM-iTOMO&ウマゴヤ YZ85LW ヤマハ 9 1 4 2:01.26 18:31.68
19 21 吉川 純菜 BS Bridgestone YZ85LW ヤマハ 9 1 5 2:05.54 19:16.40
20 35 宮田 風翔 BS Bridgestone tuning factory N.R.S YZ85LW ヤマハ 9 1 5 2:08.67 19:39.91

レース結果

コース:オフロードヴィレッジ(埼玉)

[ヒート2]

決勝

  • 開催日:2021/05/16
  • (1.8km x 10laps = 18km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 1 川井 麻央 BS Bridgestone T.E.SPORT CRF150 ホンダ 10 8 1:46.07 17:57.74
2 2 本田 七海 DL bLU cRU TEAM KOH-Z LUTZ with nb YZ85LW ヤマハ 10 7 1:47.47 18:04.91
3 4 小野 彩葉 BS Bridgestone T.E.SPORT CRF150R ホンダ 10 7 1:50.03 18:23.53
4 3 久保 まな DL Honda Dream 京都東 TEAM HAMMER CRF150R ホンダ 10 3 1:51.97 18:47.22
5 5 楠本 菜月 DL actionracing with alphathree TC85 ハスクバーナ 10 3 1:51.44 18:49.05
6 7 穗苅 愛香 BS Bridgestone TOMOレーシング YZ85LW ヤマハ 10 6 1:50.80 18:49.52
7 8 木村 綾希 DL Team Power Band KX85Ⅱ カワサキ 10 8 1:53.33 18:56.70
8 10 松木 紗子 BS Bridgestone マウンテンライダースクラブ RM85 スズキ 10 4 1:54.76 19:15.73
9 13 箕浦 未夢 DL YZ85 ヤマハ 10 5 1:55.38 19:24.37
10 15 赤松 樹愛 BS Bridgestone YZ85LW ヤマハ 10 9 1:54.71 19:26.42
11 14 濵村 いぶき DL TODAY SPORT CRF150RⅡ ホンダ 10 3 1:54.30 19:27.73
12 11 伊藤 悠利 DL チーム ピットイン YZ85LW ヤマハ 10 10 1:54.71 19:28.71
13 19 山崎 琴乃 BS Bridgestone T.E.SPORT CRF150RⅡ ホンダ 10 10 1:57.03 19:38.07
14 18 羽賀 伊吹 IRC TEAM-iTOMO&ウマゴヤ YZ85LW ヤマハ 9 1 6 1:58.60 18:00.59
15 9 勝俣 七海 DL Team ITOMO CRF150RⅡ ホンダ 9 1 7 1:56.31 18:12.78
16 30 ペレーラ 瞳美 MI MC85 GASGAS 9 1 7 1:56.05 18:27.25
17 21 吉川 純菜 BS Bridgestone YZ85LW ヤマハ 9 1 3 2:03.76 18:44.08
18 26 川上 真花 PI YSP大阪箕面 YZ85LW ヤマハ 9 1 3 2:01.72 19:05.62
19 34 伊與田 彩花 BS Bridgestone 98%レーシング RM85L スズキ 9 1 2 2:08.12 19:35.45
20 36 末永 瑞貴 BS Bridgestone KX85Ⅱ カワサキ 9 1 8 2:11.45 19:58.65