徳留真紀が4年ぶりの優勝 5年ぶりのポールtoウィン!

  • 開催場所:ツインリンクもてぎ
  • 開催日:2016年05月29日(日) 〜 2016年05月29日(日)
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 J-GP3クラスにとっては1カ月半ぶりの開催となった全日本ロードレース第3戦もてぎ。金曜日の合同走行は雨。土曜日・日曜日は晴れの予報だったため、各車ドライ用セッティングの確認ができずに不安を残すウィークの開始となった。
 予選が行なわれた土曜日。日差しはないものの予報どおりに雨はすっかり上がってドライコンディションとなった。35分間のタイムアタックでポールポジションを獲得したのは徳留真紀(ブリヂストン)。5年ぶりのポールポジション獲得に徳留自身が「その事実に僕が一番びっくりしています」と目を丸くする。2番手を0.5秒以上引き離しての予選1位。「チーム体制が整っているから、レースに集中しやすい」と笑顔でコメント。2番手グリッドを獲得したのは開幕戦の勝者、栗原佳祐(ブリヂストン)。「金曜日にドライコンディションで走れなかったのが残念ですが、予選である程度の位置を走れるという予感がありました。今日は思った以上にフィーリングがよかったので、明日はさらによくなる期待ができます」と、巻き返しを誓った。ブリヂストンユーザーはフロントロウの2席獲得となった。

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 決勝日は好天に恵まれた。好スタートを切ってホールショットを奪ったのは徳留。オープニングラップから接近戦が展開され、順位がくるくる変わるが、徳留が首位の座を奪い返してオープニングラップを制する。徳留・栗原・伊達悠太(DL)・古市右京(DL)・菊池寛幸(ブリヂストン)の5台で先頭集団を形成。そこから徳留が抜け出しにかかる。
 5周目には徳留は2番手の栗原に1秒5のアドバンテージを築いた。栗原も集団から抜け出して単独走行の様相。伊達・古市・菊池の3位争いには5台のセカンド集団に飲み込まれ、8台での争いに。これを古市と菊池がポジションを入れ替えながら引っ張る。レース中盤。ペースの上がらない栗原が後続集団に飲み込まれ、9台の2位争いに発展。
 トップの徳留は後方のバトルを尻目に14周終了時点で12秒という大きなアドバンテージを築いて快走。最終ラップには18秒半の大量リードで突入。そのままポールtoウインを飾った。2位争いは最後まで激しいポジション争いが展開され、これを栗原が制し、菊池が3位表彰台を獲得。ブリヂストンユーザーが表彰台を独占した。

●徳留真紀(予選1位/決勝1位)
「みんなと同じブリヂストンV02を装着しています。今回は路面温度が高くなったのですが、レース序盤からしっかりグリップしてくれました。20周の周回数でも最後までコントロールしやすく、安心して攻めることができました。今大会では40分ほどのレースタイムでしたが、これは世界グランプリと同じくらいです。その中で、ほぼ1周につき1秒のアドバンテージを築けたのはタイヤパフォーマンスが最後まで低下しなかったおかげです」

●山田宏(株式会社ブリヂストン モーターサイクルレーシングマネージャー)
「決勝日は好天に恵まれ、ブリヂストンユーザーのベテラン、徳留真紀選手が5年振りのポールポジションから、独走で優勝を飾りました。徳留選手とチーム関係者の皆様に、心よりお喜び申し上げます。2位争いは8台による熾烈なバトルが最後まで展開されましたが、同じくブリストンユーザーの栗原、菊池選手が2-3位となり、表彰台を独占してくれました。レース中に気温が上がり、路面温度も上昇する中、ブリヂストンレーシングスリックタイヤ、V02はチェッカーフラッグまでしっかりと機能しました。ブリヂストンユーザーは全車、前後ともV02のミディアムコンパウンドを使用しました」

レース結果

コース:ツインリンクもてぎ

[J-GP3]

決勝

  • 開催日:2016/05/29
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 路面温度:42℃
  • 決勝出走:22
  • 完走:20
  • (4.801km x 20laps = 96.02km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 36 徳留 真紀 BS Bridgestone CLUB PLUS ONE NSF250 ホンダ 20 5 2:01.737 40:54.846
2 634 栗原 佳祐 BS Bridgestone MuSASHi RT ハルク・プロ NSF250R ホンダ 20 4 2:02.153 41:12.104
3 12 菊池 寛幸 BS Bridgestone H43 Team-NOBBY & ウイリー NSF250R ホンダ 20 9 2:02.392 41:12.265
4 31 伊達 悠太 DL BATTLE FACTORY NSF250 ホンダ 20 9 2:02.358 41:12.615
5 45 太田 虎之進 BS Bridgestone CLUB PLUS ONE NSF250 ホンダ 20 4 2:02.286 41:13.330
6 7 古市 右京 DL KTM . ASPIRATION RACING RC250R KTM 20 4 2:02.276 41:13.592
7 8 安村 武志 DL 犬の乳酸菌/プリニティブR.T PRCS-3C HPRCS 20 4 2:02.370 41:14.176
8 10 船田 俊希 BS Bridgestone FLEX Racing TEAM NSF250R ホンダ 20 4 2:02.277 41:14.317
9 41 佐藤 励 DL 41Planning NSF250 ホンダ 20 10 2:03.771 41:37.584
10 13 岡崎 静夏 DL UQ & テルル・Kohara RT TSR3 ホンダ 20 5 2:03.645 41:37.680
11 77 野澤 秀典 BS Bridgestone ノザワレーシングファミリー NSF250R ホンダ 20 3 2:04.448 41:54.383
12 18 山本 恭裕 DL チームライフ・ドリーム北九州 NSF250R ホンダ 20 4 2:04.180 41:58.610
13 44 小沢 良美 DL GARAGE.M & (有)石原商店 NSF250R ホンダ 20 8 2:04.687 41:58.942
14 33 長谷川 聖 BS Bridgestone CLUBY's☆BATTLE☆J NSF250R ホンダ 20 8 2:04.809 42:00.125
15 23 大澤 恒貴 BS Bridgestone team hirock & HARC NSF250R ホンダ 20 9 2:04.840 42:00.392
16 24 畑中 要 DL FTR・タイヤナビ・㈱遠藤住宅 NSF250R ホンダ 20 12 2:06.838 42:22.863
17 99 白石 玲菜 DL Team Reina with O-TEC SUZUKA NSF250 ホンダ 20 2 2:07.334 42:48.456
18 15 川原 英実 DL 41Planning NSF250 ホンダ 19 2 2:07.495 41:00.946
19 21 中山 愛理 BS Bridgestone TEAM PLUS ONE NSF250R ホンダ 19 14 2:02.238 39:10.640
20 39 金子 寛 BS Bridgestone AutoMac翔天恭ifレーシング NSF250R ホンダ 17 5 2:06.561 36:08.129
[J-GP3]

予選

  • 開催日:2016/05/28
  • 天候:Cloudy
  • 路面:Dry
  • 路面温度: ℃ ~ ℃
  • 決勝出走:23
  • (4.801km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 36 徳留 真紀 BS Bridgestone CLUB PLUS ONE NSF250 ホンダ 2:01.055
2 634 栗原 佳祐 BS Bridgestone MuSASHi RT ハルク・プロ NSF250R ホンダ 2:01.629
3 7 古市 右京 DL KTM . ASPIRATION RACING RC250R KTM 2:01.877
4 31 伊達 悠太 DL BATTLE FACTORY NSF250 ホンダ 2:02.066
5 11 関野 海斗 DL Team P.MU 7C NSF250R ホンダ 2:02.177
6 45 太田 虎之進 BS Bridgestone CLUB PLUS ONE NSF250 ホンダ 2:02.202
7 10 船田 俊希 BS Bridgestone FLEX Racing TEAM NSF250R ホンダ 2:02.355
8 21 中山 愛理 BS Bridgestone TEAM PLUS ONE NSF250R ホンダ 2:02.452
9 8 安村 武志 DL 犬の乳酸菌/プリニティブR.T PRCS-3C HPRCS 2:02.601
10 13 岡崎 静夏 DL UQ & テルル・Kohara RT TSR3 ホンダ 2:02.909