参戦1年目の23歳、石谷豪志がパーティレースⅢの交流戦で初優勝!

  • 開催場所:富士スピードウェイ
  • 開催日:2020年10月18日(日) 〜 2020年10月18日(日)
ロードスター・パーティレースⅢ 交流戦

10月18日、静岡県の富士スピードウェイでロードスター・パーティレースⅢの交流戦「Friendly Match」が開催され、1号車の石谷豪志が予選4位からジャンプアップしての初優勝を果たした。
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●予選
いつもはスポーツランドSUGOと筑波サーキット、岡山国際サーキットを舞台に、北日本/東日本/西日本の3シリーズに分かれてしのぎを削っている全国のパーティレーサーたち。それが年に1回、ここ富士スピードウェイで一堂に会して事実上の日本一決定戦として行われるのが交流戦「Friendly Match」だ。2016年は前身の“統一戦”として岡山で開催されたが、2017年からは富士での“交流戦”に名を改め、今年で4回目を迎えている。NDシリーズクラスに限定される交流戦には35台のエントリーでしたが、8時25分から20分間の公式予選には2台が欠場。心配された空模様だが、予選開始の頃には太陽も顔をのぞかせてきた。
気温は11℃、湿度は87%で、路面はまだ前日の雨で濡れた状態でのコースインになった。記録上は2周目となるアタック1周目のベストは77号車・野島俊也の2分20秒205。続いてアタック2周目には61号車の杉野治彦が2分18秒台に入れ、3周目には野島が2分17秒380、4周目には1号車の石谷豪志が2分16秒280と、レコードラインが次第に乾いていくとともにタイムアップ。こうなると、チェッカーフラッグが振られる最終ラップ近くでミスなくまとめることが求められる。そのアタック8周目に2分15秒409を叩き出してポールポジションを獲得したのは、179号車の佐藤和徳。今年はシリーズ戦にこそ出ていないが、ここ富士が大雪に見舞われた3月のエキシビションマッチで予選トップを獲得し、決勝(セーフティカー先導の1ラップで終了)でも優勝を果たした実力者だ。予選2番手は東日本シリーズでランキング4位につける121号車の河村恭平で、タイムは2分15秒637。以下、西日本シリーズ2位の杉野と東日本シリーズ5位の石谷がグリッド2列目からのスタート。さらに先日の東日本第2戦でデビューしたばかりの20号車・吉田隆ノ介と、3年連続の全国王者である88号車・本多永一がグリッド3列目からのスタートとなった。なお、北日本シリーズでチャンピオンを確定させた48号車のニノ高橋は7番グリッド、東日本シリーズで2連勝中の63号車・荒牧和敬は9番グリッドから決勝をスタート。ちなみに西日本シリーズのポイントリーダー、46号車の長田茂久は今回エントリーしていない。
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●決勝
今年の交流戦は予選後にライブも披露した田川ヒロアキ氏のギターによる国歌演奏からスタート前のセレモニーを開始。決勝は予定よりわずかに遅れて11時24分にローリングスタートで始まった。気温は15℃まで上がり、路面はドライに回復。
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2列の隊列を組んだ状態からシグナルがグリーンに変わり、1コーナーに先頭で飛び込んだのはポールシッターの佐藤だったが、早くも2番グリッドの河村が横並びに持ち込んでパッシングに成功。ところがそれが災いの元になってしまう。やや出遅れた3番グリッドの杉野のマシンが、ダンロップコーナー進入でコントロールを失ってイン側をショートカット。芝生の上を滑るようにして河村のマシンの右リアに激突してしまい、2台ともリタイアを余儀なくされた。このアクシデントの影響もあり、オープニングラップは4番グリッドだった石谷、5番グリッドの本多、6番グリッドの吉田の順で通過。さらに8番グリッドだった野島、ポールの佐藤、7番グリッドの高橋というのがトップ6。約1.5kmの長い直線でスリップストリームも有効なため、毎周どこかで順位が入れ替わる展開となった。
序盤から快進撃を見せたのが野島。2周目に1台を抜いて3位で通過し、3周目には吉田をとらえて2番手に。さらにストレートエンドでは石谷も抜き去って、4周目から6周目終了までトップの座をキープする。その後方では北日本チャンピオンの高橋も輝いた。2周目は5位、4周目は4位に上がり、6周目には一気に2位まで浮上。この6周終了時点では野島→高橋が 0.194秒差、高橋→石谷のギャップも0.279秒という上位3台がまさにダンゴ状態となった。
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しかし、終盤の7周目に入って一段ギアを上げる余裕が残っていたのは、一度は3位に落ちた石谷だった。巧みにスリップを使って7周目の1コーナー進入で一気に先頭に立ち、このラップだけで2位の野島に1.225秒とリードを広げ、そのまま8周終了のトップチェッカーを受けた。あと1ラップあると勘違いしていた高橋は野島にわずかに及ばなかったが、2年連続の表彰台獲得だ。以下は吉田、予選11位から追い上げた16号車の上田純司、ポールスタートの佐藤と続いて、ここまでが規定により入賞と思いきや、野島と吉田が終了後の再車検で最低重量違反となり失格。高橋が2位、上田が3位、佐藤が4位にそれぞれ順位が繰り上がり、5位には28号車の石井達也、6位には本多が入賞となった。
この日の結果、マツダカップが授与される全国シリーズのトップは北日本シリーズチャンピオンのニノ高橋で変わりなし。ただし来週の日曜日(10月25日)、茨城県の筑波サーキットで開催される東日本シリーズの第3戦と第4戦で、開幕2連勝中の荒牧和敬が優勝と2位1回ずつ以上の成績を収めるか、交流戦で勝った石谷豪志が2連勝した場合に限り、逆転でトップの座が入れ替わる。11月22日に最終戦を残している西日本シリーズの選手たちが、今シーズンのマツダカップを獲得する可能性は残念ながらなくなった。
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初優勝を果たした石谷選手コメント
「富士は昨日ウエットで30分走ったのみで、勝てるとは思っていなかったです。中盤に一度抜かれた時に自分のブレーキングポイントの間違いに気づいて修正できたのと、野島さんのタイヤがきつそうなのを見てチャンスがあるかもしれないと思っていました。来週(の筑波)も頑張ります」とコメントした。
またタイヤについては「アドレナリンはこのロードスターというクルマに合っていますよね。グリップも程よい感じです。さらにタイヤの使い方によって差が出やすいので、運転を学ぶのにも最適だと思います」とのことだった。

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◆ ロードスター・パーティレースⅢ 公式ホームページ
◆ マツダロードスター 車両ページ
◆ BRIDGESTONE POTENZA AdrenalineRE004 製品ページ

レース結果

コース:富士スピードウェイ

決勝

  • 開催日:2020/10/18
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:33
  • 完走:26
  • (4.563km x 8laps = 36.504km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 1 石谷 豪志 BS Bridgestone Gulf Niwa Rロードスター 8 17:59.349
2 48 ニノ 高橋 BS Bridgestone VTステージロードスター 8 18:01.435
3 16 上田 純司 BS Bridgestone 上伸物流 ロードスター 8 18:02.770
4 179 佐藤 和徳 BS Bridgestone REVアクシアロードスター 8 18:03.568
5 28 石井 達也 BS Bridgestone pttモタスポ部ロードスター 8 18:10.716
6 88 本多 永一 BS Bridgestone LEG Eds ロードスター 8 18:15.572
7 32 横田 剛 BS Bridgestone KYC RSFS ロードスター 8 18:15.984
8 191 古宮 正信 BS Bridgestone 懐石じょ里ぃTCRロードスター 8 18:21.081
9 78 出来 利弘 BS Bridgestone ディーテクニック☆ロードスター 8 18:21.998
10 91 沢崎 祐一 BS Bridgestone DELTAロードスター 8 18:23.551
11 168 原嶋 昭弘 BS Bridgestone ROADSTER-AH 8 18:23.967
12 27 田中 祐也 BS Bridgestone TCC DR ロードスター 8 18:29.908
13 49 石川 祥吾 BS Bridgestone TC CORSE ロードスター 8 18:30.268
14 41 加藤 沙也香 BS Bridgestone Lovedriveロードスター 8 18:30.598
15 57 鈴木 良雄 BS Bridgestone ブリッジメイトロードスター 8 18:31.734
16 82 兼原 洋治 BS Bridgestone 自己研鑽3★ロードスター 8 18:32.642
17 29 岩田 洋二 BS Bridgestone Moty's☆ロードスター 8 18:33.041
18 65 山崎 栄二 BS Bridgestone T2C ロードスター 8 18:52.387
19 10 各務 猛 BS Bridgestone エルム ロードスター 8 18:53.564
20 170 桑野 祐希 BS Bridgestone 170SPRITロードスター 8 18:53.762
21 85 市川 潤 BS Bridgestone ND ROADSTER 8 18:54.468
22 63 荒牧 和敬 BS Bridgestone ARASHO ロードスター 8 19:15.075
23 12 古澤 巌 BS Bridgestone チーム テラモス ロードスター1号 8 19:28.543
24 72 オカハラ タツヤ BS Bridgestone 原点回帰☆ロードスター 6 14:29.992
25 112 関 豊 BS Bridgestone CP和光モタスポ部ロードスター 5 11:29.043