復活したマイスター、本多永一が2番グリッドからロケットダッシュ

  • 開催場所:岡山国際サーキット
  • 開催日:2021年06月27日(日) 〜 2021年06月27日(日)
ロードスター・パーティレースⅢ 西日本 NDシリーズ Rd.2

6月27日、岡山国際サーキットで西日本シリーズの第2戦が行われた。NDシリーズクラスは予選2番手の88号車・本多永一が鮮やかなスタートダッシュを決め、そのまま8ラップを走りきってトップチェッカー。全勝を達成した2017年以来の開幕2連勝となった。

●予選
この日の朝の岡山国際サーキットは「晴れの国」とは裏腹に、前夜来の雨で路面は一部まだ濡れたままだった。エントリーは史上最多タイの27台となり、チャンピオンを争うNDシリーズクラスは18台という盛況。ガレージ山根のレンタカーの新規顧客となった58号車の桂 涼は今回がデビュー戦だが、じつは2019年の富士チャンピオンレースの86/BRZでシリーズチャンピオンを獲得している実績を持つ。
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また、マツダで専務執行役員を務める130号車・廣瀬一郎も、昨年の西日本シリーズ最終戦以来の復帰戦となった。
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公式予選は9時50分からの15分間で、1台が欠場して26台がコースイン。気温と路面温度はともに20℃を少し超えたあたりで、湿度は約70%というコンディションだった。ところが4分24秒が経過して、各車がこれから本格的なアタックに入るというタイミングで赤旗が掲示された。クラブマンクラスの189号車・ATSUSHI AKITAが2コーナー先でコースアウトして走行不能になり、この回収作業のために10分弱の中断。10時3分から予選が再開された。まず全体トップに躍り出たのが今年デビューの120号車・佐藤章成で、タイムは1分59秒054。すかさず開幕戦優勝の本多が1分58秒990と58秒台に入れると、45号車の黒原崇正が1分58秒952でラップモニターの最上段に。
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じつは開幕戦の予選でも同様のドラマがあり、その時は本多が再逆転したが、今回は叶わず。結局このトップ3は最後まで変わらなかった。開幕戦は12番グリッドから決勝で4位まで順位を上げた佐藤が、今回は予選から結果を出してきたのは注目に値する。ちなみにドライだった5月9日の本多のポールタイムは1分58秒665だから、ドライ/ウエットという公式発表よりもドライ寄りの路面だったと推定される。そして1分59秒881で、2列目の最後に滑り込んだのはクラブマンクラスの192号車・湯川 勲。さらに1000分の4秒という僅差の1分59秒885で前年王者の110号車の末金孝夫が続いて、総合6位の68号車・松原敦史までが2分を切った。7番グリッド以降の3台はフレッシュなメンバーたちで、今年デビュー組の2号車・岡田衛、デビュー戦の桂、こちらもルーキーイヤーの50号車・川田浩史と続いた。

●決勝
決勝レースの直前には気温25.9℃・路面温度29.5℃・湿度44%となった。オンタイムの15時45分にフォーメーションラップがスタートし、シグナルがブラックアウトしたのは15時49分。
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ポールポジションの黒原のスタートも決して悪くはなかったが、2番グリッドの本多のダッシュが抜群だった。1コーナーまでに悠々と抜き去って、オープニングラップだけで早くも1秒のマージンを築く。さらに本多は4周目に2.187秒までリードを広げると、2位の黒原との差を巧みにコントロール。余裕を残しての開幕2連勝となった。
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逆に大きく出遅れたのが3番グリッドの佐藤。1周目は6位で通過するが、そこから後の逆襲が見事だった。2周目には4位まで浮上し、4周目のホッブス(ダブルヘアピン2個目)で前年王者の末金も抜き返して、スタートと同じ3位まで挽回。その後も末金や松原に背後まで迫られるが、しのぎ切って3位でフィニッシュ。デビュー戦からひとつ順位を上げて、初めての表彰台に立った。以下、シリーズクラスは4位に松原、5位に末金と続き、デビュー戦の桂までが入賞となった。
今回は4周目に佐藤が3位となって以降、
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その佐藤を先頭に末金→松原→湯川(クラブマン)→桂→川田→岡田という7台がそれぞれ1秒以内の接近戦を延々と継続。さすがにこれだけの集団になると、強引に先行車を抜こうとすれば逆に墓穴を掘るリスクが大きくなるのかもしれない。結局、順位が変わったのは、7周目のホッブスで松原が末金をパスしたのみとなった。
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2連勝の本多は「スタートは会心の出来栄えでしたね。1コーナーで思わずニヤっとしている自分に気づいて、“いかんいかん”と引き締めました。決勝がドライで戦えたのも良かったです」と振り返った。タイヤについては「いつもよりアンダー傾向かなと思いつつ、6周目くらいまではいい感触で走れました。やっと馴染んできた印象です」とコメントした。

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西日本シリーズの第3戦はここ岡山国際サーキットで、10月3日の日曜日に予定されている。またパーティレースの次の戦いは宮城県のスポーツランドSUGOで8月21日の土曜日、北日本シリーズの早くも最終・第4戦が行われる。







レース結果

コース:岡山国際サーキット

[NDシリーズ]

決勝

  • 開催日:2021/06/27
  • 天候:Cloudy
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:17
  • 完走:16
  • (3.703km x 8laps = 29.624km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 88 本多 永一 BS Bridgestone LEG Eds ロードスター 8 16'05.174
2 45 黒原 崇正 BS Bridgestone HSR建具屋datロードスター 8 16'07.509
3 120 佐藤 章成 BS Bridgestone CRTMoty'sロードスター 8 16'14.822
4 68 松原 敦史 BS Bridgestone TaiseiRPロードスター 8 16'17.301
5 110 末金 孝夫 BS Bridgestone K-MAX電材一番ロードスター 8 16'19.010
6 58 桂 涼 BS Bridgestone サンデボーテG山根ロードスター 8 16'19.807
7 50 川田 浩史 BS Bridgestone 操安開2VDロードスター 8 16'20.216
8 2 岡田 衛 BS Bridgestone CP和光pttロードスター 8 16'20.511
9 158 TAROU KAJITANI BS Bridgestone Mm58ドライブロードスター 8 16'27.397
10 40 梅津 大輔 BS Bridgestone 操安開3VDロードスター 8 16'28.829
11 97 原山 怜 BS Bridgestone RWR #5ロードスター 8 16'39.836
12 126 川島 修 BS Bridgestone OKE MS ロードスター 8 16'48.942
13 130 廣瀬 一郎 BS Bridgestone 人馬一体ロードスター 8 16'52.877
14 38 中村 進 BS Bridgestone Shooting ロードスター 8 16'53.356
15 17 菊井 哲也 BS Bridgestone 団栗会・くりきんのロードスター 8 17'17.908
16 136 久松 忠輝 BS Bridgestone まっさん 330 ロードスター 8 17'18.071
- 67 鎌田 昌弘 BS Bridgestone Team634ロードスター DQ