ロードスター・パーティレースⅢ 東日本 NDクラブマン Rd.3

10月24日、茨城県の筑波サーキットでロードスター・パーティレースⅢの東日本シリーズ第3戦が行われた。NDクラブマンクラスでは95号車の梅原祐一が予選で唯一の1分10秒台を記録し、その勢いのまま決勝も独り旅で逃げ切って初優勝を果たした。

●予選
東日本シリーズの第3戦は9月4日にスケジューリングされていたが、恒例の「第32回メディア対抗ロードスター4時間耐久レース」の開催断念に伴って順延。第４戦のみの予定だったこの日に、ダブルヘッダーとして組み込まれた。そのため予選のベストタイムが第3戦、同じくセカンドベストが第４戦に採用されて、グリッド順を決定する。上空は雲ひとつない秋晴れで、8時20分から15分間の公式予選には23台が出走。予選中の8時30分の時点では気温10.5℃、湿度71％、路面温度16.3℃という絶好のコンディションだった。
今回新たにパーティの仲間に加わったのは3名。1号車の鎌野宇宙（写真左）と169号車の國井宏樹（同中央）はこのNDクラブマン、33号車の阿部圭祐（同右）はNDシリーズへの参戦だ。

予選を支配したのは95号車の梅原祐一。参戦1年目のルーキーだが、北日本のクラブマンでいきなり3位表彰台を獲得した実力の持ち主だ。ベストタイムは1分10秒549で、セカンドベストも1分10秒台は梅原のみ。2番手はデビュー戦の國井でタイムは1分11秒017。これに23号車の荒川 豊と42号車の小林浩暢までの3名が僅差で続いた。以下、優勝経験のある74号車・井上雅貴と、ベテランの66号車・関 裕が3列目のグリッドを獲得した。

●決勝
東日本第3戦のNDクラブマン決勝レースは、予定より少し遅れて10時46分にスタートが切られた。10時30分現在で気温は15.6℃、路面温度は25.0℃まで上がり、湿度は58％まで下がっていた。

このレース、優勝の行方はオープニングラップでほぼ決まったと言っていいだろう。予選で唯一の1分10秒台を記録したポールポジションの梅原がスタートダッシュを決め、1.5秒の差をつけて通過。3周目にはマージンが2.6秒となり、中盤以降も貯金は増える一方。15周を走りきった最後は9.038秒という大差でトップチェッカーを受けた。

その一方で、2番手以降の順位は大きく動いた。中でも6番グリッドだった関は1コーナーまでに2位に浮上。また4番グリッドだった小林も3位に順位を上げた。2番グリッドを獲得した初参戦の國井が4位に後退し、井上は5位をキープ。荒川も3番グリッドから6位へと、上位グループは明暗が分かれた。2周目以降は予選で速かった小林や國井が関の背後を脅かすものの、パッシングまでには至らない。さらに追走する國井や井上、荒川の背後には101号車の緒方克明と140号車の小野津博之も徐々に接近。

合計7台が4秒以内の大集団を形成したが、最後まで順位変動はなかったが、再車検で車両規定違反が発覚して失格処分があり。2位は小林、3位は國井。さらに4位に井上、5位に荒川となり、6位には緒方が繰り上がって入賞となった。
暫定表彰式

優勝した梅原選手コメント
「練習から10秒台が出ていて、予選も同じような感覚で走ることができ、決勝も気持ちよく勝たせていただきました。嬉しいです」
タイヤについて
「ロードスターでサーキットを走るなら最適じゃないかと思います。挙動がよくわかるので、自分を鍛えてくれています」

MOTOR SPORTS
https://www.mazda.com/ja/innovation/motorsports/
ROADSTER NR-A
https://www.mazda.co.jp/cars/roadster/grade/nr-a/

MAZDA ROADSTER Party Race Ⅲ
https://www.party-race.com/

BRIDGESTONE POTENZA Adrenalin RE004
https://tire.bridgestone.co.jp/potenza/re004/