2026年シーズン、ブリヂストンタイヤとともにGR86/BRZ Cupのプロフェッショナルシリーズに挑むドライバーたちをご紹介します。
第1弾となる今回は、昨年度のチャンピオンを筆頭に、急成長を遂げる若手の有望株、プロに挑むアマチュア、強豪チームからさらなる飛躍を誓う若手ドライバー、ブリヂストン開発ドライバー、ディーラーチームを牽引する社員ドライバーの6名を、今シーズンの展望とともに紹介していきます。
#1 CABANA BS GR86(チーム:T by Two CABANA Racing)
堤 優威(つつみゆうい)選手/1995年9月9日生まれ・神奈川県出身
2025シーズンのプロフェッショナルシリーズチャンピオン。
2014年にもてぎスーパーFJで四輪レースデビュー。ロードスターパーティレースで初年度にチャンピオンを獲得し、スーパー耐久でも活躍。18年に86/BRZレース第2戦で優勝を果たし、一躍注目を集めた。 SUPER GT/GT300には2020年にスポット参戦し、その実力が評価され翌2021年からフル参戦。現在はブリヂストンのタイヤ開発を担う実力派ドライバー。
【Driver comment】
RE-10Dのオールマイティな強みを活かし、ディフェンディングチャンピオンとして戦う
「昨年はプロフェッショナルシリーズのタイトルを獲ることができました。ただ、GR86/BRZ Cupはシーズンを追うごとに参戦ドライバーやチームのレベルが上がっているので、今年も簡単な戦いにはならないと思っています。ドライバーとしては今年ももちろんチャンピオンを獲るつもりでいますし、ディフェンディングチャンピオンとしてしっかり戦っていきたいです。
POTENZA RE-10Dは気温や路面コンディションに対して対応幅が広く、シーズンを通して大きく外さずに戦えるところが強みです。速さだけではなく、どのような状況でも確実にポイントを積み重ねられるRE-10Dのオールマイティな強みを活かして、最終戦までタイトル争いに残れるように頑張りたいです。
チーム、ブリヂストンと一緒に、今年もチャンピオンを目指して戦っていきます」
#2 K-one 愛知トヨタ BS GR86(チーム:K-one Racing Team)
清水 英志郎(しみず・えいじろう)選手/2003年3月15日生まれ・兵庫県出身
幼少期からカートを始め、2016年にジュニアカート選手権FP-Jr.クラスでチャンピオンを獲得。2020年からFIA-F4選手権に参戦し、四輪レースでのキャリアをスタート。2021年にはスーパー耐久、翌2022年からは SUPER GT GT300クラスに参戦するなど、各カテゴリーで活躍が期待される若手の有望株。GR86/BRZ Cup プロフェッショナルシリーズには2025年から参戦し、今シーズンはブリヂストンタイヤとともにさらなる飛躍を目指す。
【Driver comment】
昨シーズンに掴んだ手応えを力に、初優勝を狙いたい
「初参戦の昨シーズンは、コンディション変化への対応などで、序盤は苦労しましたが、中盤戦の十勝ラウンドあたりからドライビングやセッティングをうまく合わせ込めるようになり、後半戦では少しずつ手応えと結果が伴ってきました。今シーズンはさらに上を目指して、まずは初優勝を狙っていきたいです。
POTENZA RE-10Dはコーナーの奥でのグリップ感や、ロングランでの安定感に良さがあると感じています。コンディションを問わず安定したパフォーマンスを出しやすいところは、シリーズを戦ううえでも大きな武器になると思います。
暑い時、寒い時、路温が高い時、低い時でタイヤの使い方も変わってくるので、それぞれの状況に合わせてRE-10Dの強みをうまく引き出しながら戦っていきたいです」
#5 レストアパーツBSまんさくGR86(チーム:まんさく自動車)
井上 尚志(いのうえたかし)選手/1972年8月1日生まれ・岐阜県出身
初年度(2013年)のGR86/BRZ Cup(当時:GAZOO Racing 86/BRZ Race)から全戦に出場し、プロドライバーに挑戦し続けるアマチュアドライバー。昨年は通算100レース出場を達成。岐阜県の「まんさく自動車」の代表としてサーキット仕様のチューニングやサポートにも精通し、86系イベントではブース出展をするなど、サーキットでその姿を見かけたファンも多いはず。レースだけでなく音楽活動にも力を注ぎ、NHK「オヤジバトル」全国大会で準グランプリを受賞するなど、多彩な才能を持つ。
【Driver comment】
自分の力をしっかり出し切り、一戦一戦を大事に戦いたい
「昨年は100レースを達成し、次は通算100大会という節目も見えてきているので、そこまでは一戦一戦を大事にしながら走っていきたいと思っています。
もちろんポイント圏内は目標ですが、プロドライバーたちとの戦いは決して簡単ではないので、まずは自分の力をしっかり出し切って、少しでも上の順位を目指していければと思っています。
正直、20位以内に入ることすら厳しい状況ではありますが、予選ではシングルポジションを目指したいですし、決勝ではロングランのペースを伸ばしていきたいです。POTENZA RE-10Dについては、まだ完全に使い切れている感覚まではありませんが、ウォームアップの良さは感じています。コンディションによる違いも大きいので、シーズンを通して少しずつ理解を深めながら、良いところを引き出していきたいです」
#24 K-one 愛知トヨタ BS GR86(チーム:K-one Racing Team)
佐藤 凌音(さとう・りょうと)選手/2004年8月28日生まれ・愛知県出身
5歳からカート競技を始め、全日本カート選手権OK部門などで腕を磨く。2024年にGR86/BRZ Cupクラブマンシリーズで四輪レースデビューを果たすと、翌2025年はプロフェッショナルシリーズへステップアップし、第3戦スポーツランドSUGOで初ポイントを獲得。2026年は強豪K-one Racing Teamへ移籍し、さらなる飛躍が期待される新星。
【Driver comment】
経験豊富なチームメイトから学び、着実にポイントを重ねたい
「昨年は速さの面でインパクトを示せたレースもありましたし、タイミングが合ったところで結果を残せたことは自信にもなりました。一方で、シーズンを通して見ると安定感に課題があったので、今シーズンはそこを改善していきたいと思っています。
POTENZA RE-10Dについては、昨年の経験から一発のタイムやウォームアップの部分で理解できたこともあります。
今年は強力なチーム体制のなかで、経験豊富なチームメイトから学べる環境があり、そうした環境を作ってくださったチームやスポンサーの皆さんには感謝しています。情報共有をしながら、ロングランでもタイヤの良さを引き出せるように取り組み、決勝で着実にポイントを重ねていけるように戦っていきたいです」
#34 小倉クラッチ BS OTG GR86(チーム:OTG MOTOR SPORTS)
佐々木 雅弘(ささきまさひろ)選手/1975年7月15日生まれ・岩手県出身
高いセットアップ能力を武器に、ツーリングカーレースでキャリアを築いてきた実力派ドライバー。2015年より86/BRZレースに本格参戦し、翌2016年にはタイトルを獲得。POTENZAタイヤとホイールの開発に関わり、彼が手がけたタイヤでこれまでに4人のシリーズチャンピオンが誕生。技術と実績の両面からシリーズを支えるキープレイヤーである。
【Driver comment】
ブリヂストンとともに、実戦で得たものを製品につなげていきたい
「このチームに移籍して2年目ですが、1年目から非常に良い形で戦ってきました。今年はコミュニケーションがより進化していると感じています。昨年足りなかった部分をチームがしっかりと補ってくれているので、かなり走りやすい状態になっています。あとは自分がその力をきちんと結果につなげるだけだと思っています。クルマのセットアップは、かなり良い方向が見えてきているので、そこをうまく活かしながら上位を目指して戦っていきたいです。
開発という面では、レースで得たものを製品につなげていくことが大切だと思っています。特定の条件だけで速いタイヤではなく、さまざまなスタイルのドライバーが安心して使えるタイヤにしていくためにも、ブリヂストンと一緒に、実戦のなかで良いものを作っていければと思います」
#56 栃木トヨタ T2FACTORY BS GR86(チーム:栃木トヨタ T2FACTORY)
鶴賀 義幸(つるが・よしゆき)選手/1991年12月10日生まれ・栃木県出身
フォーミュラやVITAなどで実績を重ね、2019年から86/BRZレースに参戦。クラブマンシリーズエキスパートクラスではデビュー戦から表彰台に上がり、2020年にはチャンピオンを獲得した。2021年からプロフェッショナルシリーズへステップアップし、トップドライバーたちに挑み続けている。2023年にはスーパー耐久ST-3クラスで富士24時間優勝とシリーズチャンピオンを獲得するなど、ハコ車で確かな実力を示している。
【Driver comment】
チームとともにRE-10Dの性能を引き出し、予選から存在感を示したい
「プロドライバーたちと互角に渡り合うためには、予選からしっかり存在感を出していくことが重要だと思っています。
上位のRE-10Dユーザーは、自分がグリップの限界だと感じているさらに先の領域で、しっかりタイヤのグリップを使っている印象があります。そこに近づくためには、タイヤの状態をこれまで以上に細かく読み取り、自分のドライビングに反映していく必要があると感じています。
POTENZA RE-10Dの性能を上位陣と同じように引き出せるよう、チーム全体で探っていきたいです。
周りにはお手本となるプロドライバーが多く、考えすぎてしまう部分もありますが、マシンのセットや方向性はチームとうまくまとめられている感触があります。あとは自分のドライビングで、しっかり結果につなげるだけだと思っています」




















