TGR GR86/BRZ Cup 2026 ドライバー紹介 その2 

2026年シーズン、ブリヂストンタイヤとともにGR86/BRZ Cupのプロフェッショナルシリーズに挑むドライバーたちをご紹介します。
その後半となる第2弾では、SUBARUやTOYOTAをはじめとするメーカーやディーラーチームとともに勝利を目指すプロドライバー6名をご紹介します。
共通しているのは、勝利や結果だけでなく、若手メカニックの育成を含むチームとしての成長を追い求め、あわせてモータースポーツの輪をさらに広げていこうとする姿勢です。


#87 千葉スバル BS BRZ(チーム:Team Takuty)
千葉スバル BS BRZ

久保 凜太郎(くぼ・りんたろう)選手久保 凜太郎(くぼ・りんたろう)選手/1993年9月18日生まれ・東京都出身
カートを経て四輪に転向し、Super FJでシリーズチャンピオン、全日本F3では開幕戦でポール・トゥ・ウィンを飾るなど、若くして頭角を現す。さまざまなカテゴリーで経験を重ね、2020年にはSUBARU BRZを駆り、GR86/BRZ Cup(当時のGAZOO Racing 86/BRZ Race)においてBRZ勢として初のシリーズチャンピオンに輝いた。レース経験と確かな技術を武器に、安定したパフォーマンスを発揮し続けている。

【Driver comment】
頼もしいディーラーメカニックとともに上位を狙いたい

「昨年は、難しい状況でも戦えるポテンシャルを示すことができました。今季は千葉スバルにニューマシンを用意してもらい、マシンのしっかり感もすごく感じています。その強みを活かした走りを作っていきたいと思っています。
POTENZA RE-10Dの予選での一発の速さも、新車両のしっかり感によって引き出しやすくなっていると感じています。決勝のロングペースには以前から手応えがあるので、タイヤとの相性の良さを活かしながら、今季は4〜6位あたりをコンスタントに狙えるように組み立てていきたいです。
千葉スバルを筆頭に、全国のSUBARUディーラーから選ばれたメカニックたちはすごく頼もしい存在です。精力的に活動してくれていますし、ニュルブルクリンク24時間に関わるメカニックを開幕戦に帯同させるなど、レース現場での経験や注意点を先輩から後輩へ引き継ぐ流れもできています。そうしたチームの力を活かしながら、今季はしっかり結果につなげていきたいです」


#88 東京スバル BS BRZ(チーム:Team Takuty)
東京スバル BS BRZ

井口 卓人(いぐち・たくと)選手井口 卓人(いぐち・たくと)選手/1988年2月13日生まれ・福岡県出身
TOYOTA GR86/BRZ Cupのほか、 SUPER GTではSUBARU BRZ(R&D SPORT)をドライブし、スーパー耐久やニュルブルクリンク24時間レースにもSUBARU車で参戦し、SUBARUを代表するドライバーとして多くのカテゴリーで長年活躍している。2023年からは自身のチームを立ち上げ、GR86/BRZ Cupにもチームオーナー兼ドライバーとして挑戦。参戦初年度にシリーズチャンピオンを獲得するなど、確かな実力と統率力を発揮している。彼の地元・福岡県柳川市の観光大使も務め、地域とのつながりも大切にしている。

【Driver comment】
成長を続けるチームに、ドライバーとして結果で応えたい

「チームとして4年目を迎える今年は、体制自体は大きく変わりませんが、ニューマシンの投入など変化のあるシーズンになると思っています。まだ新車に対して探りながらの部分もありますが、3台体制になって2年目を迎え、3台3人で面白いチーム体制になっていると感じています。それぞれの強みを活かしながら、3人で成長していける年にしたいです。
年を追うごとに、ディーラーメカニックのレベルや作業の精度は上がってきています。プロのメカニックが作業内容や経験をディーラーメカニックのみんなにしっかり伝えていくというチームのコンセプトはぶらさず、できることをコツコツと積み重ねていきたいです。この活動を継続させていくためにも、ドライバーとしては、まず結果で応えることに集中したいと思います」


#121 tomica ネッツ兵庫 BS GR86(チーム:ネッツ兵庫レーシングチーム)
tomica ネッツ兵庫 BS GR86

蒲生 尚弥(がもう・なおや)選手蒲生 尚弥(がもう・なおや)選手/1989年11月11日生まれ・岡山県出身
SUPER GTやスーパー耐久でメルセデスAMG GT3をドライブし、GTカテゴリーで実績を重ねる実力派ドライバー。2018年、2025年にはSUPER GT GT300クラスでシリーズチャンピオンを獲得し、現在もLEON RACINGの一員としてステアリングを託されている。キャリア初期からブリヂストンタイヤとの関係は深く、F3や現在のGTカーでも同社のタイヤを使用。ポテンザサーキットミーティングでは講師としてアマチュアドライバーの指導にもあたっており、実戦と育成の両面でシリーズを支える存在だ。

【Driver comment】
チームの積み重ねが実り、良い流れができている

「昨年は目標にしていたポールポジションと優勝を達成することができましたし、チームとしてもまとまりが出てきて、良い流れができていると思います。
同じ車両で戦うワンメイクレースでは、少しでもクルマを速くするためのノウハウが重要になります。そこはチームの皆さんが本当に頑張ってくれていて、その積み重ねが実ってきていると感じています。メカニックの皆さんにとってもやりがいがあると思いますし、チームとしてもすごく良い雰囲気になってきていると思います。
もちろん今シーズンも優勝を狙っていきたいですが、まずはポイントの取りこぼしを減らしていくことが大事だと思っています。自分自身のミスはもちろん、マシントラブルもなく、1年を通してなるべく高いアベレージでレースができれば、チャンピオンにも近づいてくると思います」


#160 サンコーRGR 浦和美園 IDI BS GR86(チーム:GR Garage浦和美園 with GB)
サンコーRGR 浦和美園 IDI BS GR86

吉田 広樹(よしだ・ひろき)選手吉田 広樹(よしだ・ひろき)選手/1983年12月21日生まれ・熊本県出身
埼玉トヨペットGreen Braveに所属し、SUPER GTやスーパー耐久など国内トップカテゴリーで活躍を続ける実力派。GTと並行して2020年からGR86/BRZ Cupにも参戦し、常に上位を争う存在として注目を集めている。2023年はスーパー耐久 ST-Zクラス、SUPER GT GT300クラスの両シリーズでチャンピオンを獲得し、キャリア初のダブルタイトルを達成。GR86/BRZ Cupでもブリヂストンタイヤを武器に、鋭い走りと高い安定感でライバルから一目置かれる存在だ。熊本県出身で、オートポリスのアンバサダーを務めている。

【Driver comment】
優勝を目指し、クルマ好きを増やす活動も広げていきたい

「昨年は表彰台に乗れたレースがあった一方で、大きく順位を落としてしまうレースもあり、浮き沈みの大きいシーズンになってしまいました。今年はまず安定してレースを進め、チャンスが来た時にはしっかり優勝争いや表彰台を狙っていきたいです。
POTENZA RE-10Dへの理解を深めていくことが、目標としている1勝にもつながると思っています。1勝できれば、コンスタントにポイントを重ねながら、チャンピオン争いにもつなげられるはずです。
チームとしての活動も3年目を迎え、ご家族連れや子どもたちにもこのレースを楽しんでもらえる取り組みを少しずつ増やせていることは、とても嬉しいことです。レースなので成績は大事ですが、クルマを好きになってもらう入口をつくることも大切だと思っています。クルマ好きを増やしていく活動として、モータースポーツをもっと活かしていきたいです」


#293 ネッツトヨタ南国 5Zigen BS GR86(チーム:KSM)
ネッツトヨタ南国 5Zigen BS GR86

岡本 大地(おかもと・だいち)選手岡本 大地(おかもと・だいち)選手/1998年6月22日生まれ・高知県出身
2021年に鈴鹿・岡山の両シリーズでスーパーFJ(S-FJ)二冠を達成し、2024年には日本一決定戦で初優勝。予選からファイナルまで一度もトップを譲らない完璧なレースで、その実力を証明した。現在はGR86/BRZ Cupプロフェッショナルシリーズやスーパー耐久シリーズに参戦し、確かな経験を重ねながら成長を続けている。磨き上げた走りで、次世代ドライバーの“壁”として立ちはだかる存在を目指す。

【Driver comment】
20代中心のチームで知恵を絞り、強豪に追いつきたい

「今年はメカニックの体制が新しくなり、僕を入れてレースに帯同するメンバーが3人になりました。僕と若いメカニックが1人、新しく入ったメカニックが1人で、平均年齢は29歳です。
GR86/BRZ Cupのプロクラスが始まってからノウハウを積み重ねてきているライバルチームに、20代中心のこの3人で食らいついていくのは、かなりチャレンジングなことだと思いますが、みんなで知恵を絞りながら、最終戦までにしっかり仕上げていきたいです。
昨年よりも、タイヤのウォームアップに自信を持てるようになってきました。去年はセクター1、セクター2でグリップを探りながら入る場面もありましたが、今年はアタックの入りからグリップを感じて走れる手応えがあります。POTENZA RE-10Dのアドバンテージをより理解できた分、結果で応えられるようになりたいです」


#330 OKINAWA GR86(チーム:オキナワドリームレーシング)
OKINAWA GR86

平良 響(たいら・ひびき)選手平良 響(たいら・ひびき)選手/2000年7月11日生まれ・沖縄県出身
沖縄出身のドライバーとして国内外でキャリアを重ね、2020年にはFIA-F4で圧倒的な強さを見せてチャンピオンを獲得。スーパーフォーミュラ・ライツやSUPER GTでも活躍し、2023年はスーパー耐久でシリーズタイトルを手にした。さらに、沖縄トヨタを母体とする新チームでGR86/BRZ Cupにもフル参戦し、ブリヂストンタイヤでの知見を深めながら、幅広いカテゴリーで新たな挑戦を続けている。

【Driver comment】
チームの成長を、昨年以上の結果につなげたい

「チームとして2年目のシーズンになりますが、去年よりもスタッフのみんながクルマやレースの流れに慣れてきていますし、車両の仕上がりも良くなってきています。1年目は、自分が感じていることをうまく伝えきれなかったり、チームとしても探りながら進めている部分がありました。ただ、昨年からコミュニケーションを大事にして取り組んできたことで、今は自分のフィーリングやクルマに求めていることを、以前よりもスムーズに共有できるようになってきたと感じています。
走行距離を重ねるごとにクルマもどんどん仕上がってきていて、転がりの良さや乗りやすさも出てきています。そのぶんタイムにもつながってきていますし、去年よりも結果を狙いにいける状態に近づいていると思います。
今年は、ただ走るだけではなく、チームとして積み上げてきたものを結果に変えていくシーズンにしたいです。スタッフのみんなとしっかりコミュニケーションを取りながら、クルマの良さを引き出して、昨年以上のポジションを狙っていきたいです」