松沢俊也のアトウッド不意打ちで勝負アリ!
- 開催場所:岡山国際サーキット
- 開催日:2024年11月09日(土) 〜 2024年11月09日(土)
岡山国際サーキットで11月9日の土曜日、ロードスター・パーティレースⅢジャパンツアーシリーズ第7戦が西日本シリーズ最終戦とのダブルタイトルで行われた。エントリー8台のNDクラブマンクラスを制したのは、予選ではクラス2番手だった51号車の松沢俊也。決勝レースの2周目にアトウッドで勝負したのが吉と出た。
この週末の岡山は「MAZDA FAN FESTA 2024 IN OKAYAMA」というファン感謝イベントが開催されていたため、多くの来場者で賑わった。
エントリーはNDシリーズに30台、NDクラブマンに8台で合計38台。
朝一番のブリーフィングではマツダのブランド体験推進本部ブランド体験ビジネス企画部モータースポーツ体験グループの後藤憲吾主幹が登壇。
「今日はファンフェスタということで、多くのお客様が来場されています。ぜひ皆さんがモータースポーツの魅力を発信してください」と挨拶。
また今回もクラブマンクラスの100号車・藤川竜也が新しい仲間に加わった。
●予選
本日は「晴れの国、岡山」のキャッチフレーズにふさわしい青空が広がるサーキットだったが、かなりの冷え込みで、少し厚手の上着が欠かせない。
直前に計測した気温は6℃・湿度84%・路面温度12.1℃で、8時55分から20分間の公式予選が始まった。
クラブマンクラスでは96号車の伊辺 剛がアタック2周目に1分59秒043を記録して早々にトップに立ったが、ライバルたちがなかなか2分を切れない状態が続いた。
それでも51号車の松沢俊也が6周目に1分59秒351、216号車の高田 将は7周目に1分59秒596までタイムを刻むことに成功。
クラス4番手の150号車・高尾光俊からは2分台となった。総合順位で見ると伊辺が27番目。
さらに松沢が29番グリッドで高田が31番グリッドからと、それぞれ間に1台ずつのシリーズクラスを挟んでのスタートになった。
また高田の後方にも2台のシリーズクラスがいて、クラス4番手の高尾からは全員がクラブマンクラスというグリッドになった。
●決勝
決勝はほぼオンタイム進行で、11時10分にスタートが切られた。
朝は肌寒かったサーキットだが、陽が高くなるにつれて暖かくなり、直前に計測したコンディションは気温13℃・湿度60%・路面温度25.2℃。
クラブマンクラスのトップ争いでは、いきなり動きがあった。
クラストップの伊辺と2番手の松沢の間には1台のシリーズクラスがいたが、1周目から直接対決の状態に。
そして2周目のアトウッドで、松沢が狙いすましてイン側から並びかけて前に出ることに成功した。
不意を突かれた感じの伊辺はこれでスイッチが入ったのか、延々と1秒以内のロックオン状態で抜き返しにかかった。
ただ、そうこうしているうちに、クラス3番手だった高田も間にいたシリーズクラスをかわして背後に迫り、8周目には伊辺と高田のギャップも0.590秒まで接近した。
と、ここで201号車の山中恭輔がリボルバーコーナーでコースアウトして動けなくなってしまい、先頭グループが10周目に入った段階でセーフティカーが導入された。
オフィシャルの皆さんの迅速な救出作業のおかげで、セーフティカーは11周目の途中でルーフのランプを消灯。
つまり12周目のファイナルラップだけの超スプリント決戦が残されたが、さすがにシリーズとクラブマンの上位グループでは順位変動は起こらず、そのままの順位でチェッカーフラッグを受けることになった。
改めて整理すると松沢が優勝し、伊辺が2.246秒差の2位。これに2.235秒差で高田も続いて3位表彰台を獲得した。
さらに2台のシリーズクラスを挟んだ4位には最終盤で高尾を逆転した25号車の遠藤健太郎が滑り込み、規定によりここまでが入賞となった。
今年の西日本第2戦でデビューして、わずか3戦目での初優勝の快挙を達成した松沢選手コメント
「サーキットを走り始めたのも昨年からで、前回の3位が最高でした。今日は伊辺さんのほうが速かったと思いますが、あの一瞬でパスできたのがラッキーでした。セーフティカーにも救われましたね」タイヤについて
「このクルマにはぴったりですね。2セット持っていますが、まだ1セットで足りているのも嬉しいです」
これで今年のパーティレースは12月8日の日曜日、大分県のオートポリスで行われるジャパンツアーシリーズの最終かつ第8戦を残すのみとなった。
MAZDA MOTOR SPORTS
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MAZDA ROADSTER NR-A
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MAZDA ROADSTER Party Race Ⅲ
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BRIDGESTONE POTENZA Adrenalin RE004
https://tire.bridgestone.co.jp/potenza/re004/
決勝
- 開催日:2024/11/09
- 天候:Fine
- 路面:Dry
- 決勝出走:8
- 完走:8
- (3.703km x 12laps = 44.436km)
順位 | No | ドライバー | タイヤ | チーム | マシン | シャシー | エンジン | 周回数 | Delay(Lap) | ベストタイム | ベストラップ | タイム |
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1 | 51 | 松沢 俊也 | BS | MDRサービス ロードスター | 12 | 26'14.575 | ||||||
2 | 96 | 伊辺 剛 | BS | NDロードスター | 12 | 26'16.821 | ||||||
3 | 216 | 高田 将 | BS | EJDR☆tkdロードスターⅡ | 12 | 26'19.056 | ||||||
4 | 25 | 遠藤 健太郎 | BS | 藤大ミカサGYロードスター | 12 | 26'26.922 | ||||||
5 | 150 | 高尾 光俊 | BS | レイジー ロードスター | 12 | 26'29.065 | ||||||
6 | 100 | 藤川 竜也 | BS | チームF自動車部ロードスター | 12 | 26'33.521 | ||||||
7 | 174 | 佐野 哲也 | BS | プリプリプリティーロードスター | 12 | 27'06.775 | ||||||
8 | 201 | 山中 恭輔 | BS | コックピット55ロードスター | 9 | 26'50.015 |