連日のコースレコード更新を果たした石谷豪志が余裕の独走劇!

  • 開催場所:スポーツランド菅生
  • 開催日:2025年04月06日(日) 〜 2025年04月06日(日)
2025年ロードスター・パーティレースⅢ ジャパンツアーRd.2 NDシリーズ

宮城県のスポーツランドSUGOでは4月6日、ロードスター・パーティレースⅢのジャパンツアーシリーズ第2戦と北日本シリーズの第2戦がダブルタイトルマッチで開催された。
予選では連日の高速バトルで、なんと4名がコースレコードを更新。NDシリーズ決勝では前日の北日本開幕戦を制した117号車の石谷豪志が、この日は後続を引き離しての連勝劇を達成した。

■予選
この週末の「MAZDA FAN FESTA 2025 IN TOHOKU」については同日開催のNDクラブマンクラスや、前日の北日本シリーズ開幕戦のレポートを参照されたい。
日曜日の北日本シリーズ第2戦は、全国を転戦するジャパンツアーシリーズの第2戦とのダブルタイトルマッチとして行われた。
公式予選は8時45分からの15分間。コンディションは気温9℃/湿度68%/路面温度21.0℃で始まった。
まずは序盤、前日の北日本シリーズ開幕戦で3位表彰台を獲得した147号車の石塚崇宣が、1分45秒605という好タイムでモニター最上段に躍り出た。
すると、そこから上位陣が続々と1分45秒台を叩き出し、再びコースレコード更新の期待が膨らんだが、まず輝いたのは昨日の達成者の2名。
16号車の上田純司が1分45秒366を出した直後、前日優勝の石谷が1分45秒227を最初のアタックで計測。さらに2周後に1分45秒226と、1000分の1秒だが削ってきた。
これに続くグリッド2列目は「イナトミガレージ」の両雄。128号車の普勝 崚が1分45秒423、147号車の石塚崇宣が1分45秒530というレコードで続いた。
つまり以上の4名が前日に更新されたばかりの記録を塗り替えたことになる。そして予選5番手には35号車の佐々木光、6番手にはジャパンツアー開幕戦でデビューウインを飾った156号車の山田 遼となり、ここまでが入賞圏内で決勝レースに進んだ。
ちなみに上位4名は昨日からの連戦で、佐々木と山田はジャパンツアーに専念ということで今週末は初めてのレースになる。

■決勝
本日はジャパンツアーシリーズということもあり、スタート前には田川ヒロアキさんの素晴らしいギターの音色で、国歌が奏でられた。
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さらにジャパンツアーの規定に従い、昨日より3周多い12ラップでの戦いとなり、11時18分にローリング方式でスタートが切られた。
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直前のコンディションは気温14℃/湿度58%/路面温度27.8℃。なおグリッドへの走行では前日に続いて、予選上位のマシンにてキッズの同乗を実施した。
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スタートダッシュが鋭かったのは3番グリッドの普勝で、ひとつ前の上田を早くもオーバーテイク。さらにポールシッターの石谷とも並走状態で1コーナーへ進入したが、さすがに逆転はならなかった。
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そしてオープニングラップの上位陣は、この2位と3位の入れ替わりだけで戻ってきた。ところが2周目の1コーナーから2コーナーにかけて、3番手を走っていた上田が大きく順位を落とす混乱が発生。
その影響で先頭の石谷が序盤から少しリードを広げる展開になった。2位を争うのは普勝と4番グリッドだった石塚のチームメイト同士。
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そして2周目の混乱を上手に潜り抜けた山田と佐々木、予選では7位だった105号車の三宅陽大という3台のグループによる4位争いが激しくなった。
特に後者はいきなりの接近戦となり、まずは佐々木が5周目の1コーナーから山田に襲いかかった。
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しかしながらサイドbyサイドに近い状態でS字まで頑張ったのが裏目となり、行き場がなくなって順位をふたつ落とす結果になった。
と、ここで順位をひとつ上げた三宅が勢いを増した。6周目の2コーナーの立ち上がりでアウト側から山田に並びかけ、次の3コーナーで前に出ることに成功。
これで4位グループの先頭に立つと、さらに加速して2位を争うイナトミガレージの2台に接近。こうした展開がトップの石谷には幸いした。
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6周目に2秒台だった2位とのギャップが7周目には一気に4.675秒に拡大。その後も1周につき1秒以上のペースで貯金を増やして、勝利をより確実なものにしていった。
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8周目には2位の普勝と3位の石塚、さらに4位の三宅のギャップがいずれも0.1秒台というテールtoノーズ状態になり、次の9周目にはこの集団に山田と順位を挽回した佐々木も合流。
この強烈なプレッシャーを受けたグループ先頭の普勝が、なんと10周目のSPコーナーで大きく右に膨らんで入賞圏外に脱落。
そして最終盤の注目は石塚と三宅の2位争いになったが、決着がついたのは10周目の最終コーナーで、三宅が前に出た。
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整理すると、NDシリーズクラスでは石谷が前日に続いての2連勝を達成。三宅はパーティレースでは自己ベストの2位となり、3位には石塚が2日連続で表彰台に登壇。
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以下、4位の佐々木、5位の山田、そして山田のチームメイトでジャパンツアー開幕戦でも2位だった157号車の橋本 隼が6位に滑り込んで入賞を果たした。

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優勝した石谷選手コメント
「2周目まではきつかったですが、途中から5台か6台が後ろでバトルしてくれて楽になりました。去年はジャパンも北日本も悔しい結果になったので、この結果に満足しないで、次の鈴鹿に向けてしっかり準備します」
タイヤについて
「この週末はいい感じで付き合うことができました。まだ1レースは使える山も残っているので、ライフが長いのもありがたいです」

石谷のコメントの通り、パーティレースの次の戦いは4月26日(土曜日)のジャパンツアーシリーズ第3戦。
昨年に引き続いて、鈴鹿サーキットで行われるスーパー耐久シリーズのサポートレースとしての開催だ。
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レース結果

コース:スポーツランド菅生

[NDシリーズ]

決勝

  • 開催日:2025/04/06
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:23
  • 完走:23
  • (3.586km x 12laps = 43.032km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 117 石谷 豪志 BS Bridgestone 切羽詰るラブカFfロードスター 12 21'27.092
2 105 三宅 陽大 BS Bridgestone SPK・TCR ロードスター 12 21'37.856
3 147 石塚 崇宣 BS Bridgestone CP大泉pttロードスターRB 12 21'38.065
4 35 佐々木 光 BS Bridgestone CABANA RTロードスター 12 21'39.264
5 156 山田 遼 BS Bridgestone HC・ZENKAIロードスター 12 21'39.621
6 157 橋本 隼 BS Bridgestone HC・ミッドランドロードスター 12 21'39.967
7 158 大田 優希 BS Bridgestone HC・BT-X ロードスター 12 21'42.127
8 128 普勝 崚 BS Bridgestone CP大泉pttロードスターRB 12 21'48.856
9 2 久米田 昂 BS Bridgestone CP大泉pttロードスターRB 12 21'49.108
10 121 巳ノ瀬 健太 BS Bridgestone ミノセGCロードスター 12 21'49.810
11 183 岩崎 魁 BS Bridgestone ケイズMoty'sロードスター 12 21'49.947
12 31 和光 博紀 BS Bridgestone Kenmoty'sロードスター 12 21'51.067
13 16 上田 純司 BS Bridgestone 上伸物流 ロードスター 12 21'51.597
14 19 田中 健太 BS Bridgestone KMRロードスター 12 21'55.254
15 257 大槻 征久 BS Bridgestone S.S.Pロードスター 12 22'07.190
16 112 本山 賢一郎 BS Bridgestone 九州美包ロードスター メッカ 12 22'07.603
17 138 西川 昇吾 BS Bridgestone ルブロスTCRロードスター 12 22'08.281
18 91 沢崎 祐一 BS Bridgestone DELTAロードスター 12 22'10.228
19 116 大久保 仁 BS Bridgestone ROADSTER116 12 22'13.486
20 108 TAROU KAJITANI BS Bridgestone Mm58ドライブロードスター 12 22'17.609
21 111 藤井 涼太 BS Bridgestone ケイズミカサ貿易ロードスター 12 22'18.034
22 36 上入佐 慶太 BS Bridgestone Moty's 能登ロードスター 12 22'20.434
23 293 樋口 豊 BS Bridgestone 切羽詰るAZNFfロードスター 12 22'20.517