波乱の展開も、前年シリーズ2位の橋本 隼が今季初V

  • 開催場所:筑波サーキット
  • 開催日:2026年05月05日(火) 〜 2026年05月05日(火)
2026年ロードスター・パーティレースⅢ ジャパンツアーRd.2 NDシリーズ

茨城県の筑波サーキットで5月5日、ロードスター・パーティレースⅢのジャパンツアーシリーズ第2戦と東日本シリーズ第1戦がダブルタイトルで開催された。なんと52台もが集結したNDシリーズは決勝で波乱の展開となり、2番目にチェッカーを受けた157号車の橋本 隼が今シーズンの初優勝を達成。予選落ちとなった選手たちのボーナスレースでも、抜きつ抜かれつの名勝負が展開された。

今大会の名称は「筑波サーキット・カーフェスティバル2026(筑フェス)」。前身の“オールドナウ”から数えると40周年という節目に当たり、フェラーリやポルシェなど国内外のスーパーカーと呼ばれる名車もこの日は筑波に集結する。パーティレースにとっても24年前に最初の戦いが行われた聖地だが、本年はジャパンツアーシリーズ第2戦と東日本シリーズの第1戦がダブルタイトルで開催。エントリー52台のため予選を2組に分けて開催し、各組の上位13台までが決勝に進出。14位以下のマシンたちはボーナスレースで決勝を戦うことになる。
この日はNDシリーズクラスにも5名の新しいメンバーを迎えた。写真左から順に49号車・TAKEBOU/109号車・菊地陽太/153号車・杉田 廉/160号車・Nelson Justin/231号車・水岡勇喜という面々だ。9時からのシリーズクラスのブリーフィングで、恒例により全員がひとりずつ自己紹介して意気込みを語ると、先輩たちから温かい拍手で迎えられた。
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●予選
予選1組目は9時45分からの15分間で、終了した10時のコンディションは気温19.1℃/湿度32%/路面温度37.8℃だった。
まずは152号車の瀬川彰斗が1分9秒975と10秒の壁を破ってトップに立つと、昨年のジャパンツアーでランキング2位だった157号車の橋本 隼がアタック2周目に1分9秒814まで削り込んで逆転。
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さらに、少し遅れてコースインした昨年の東日本王者、16号車の上田純司が1分9秒938でこの間に割って入った。そして32号車の新井博史も1分9秒998を記録。結局、橋本→上田→瀬川→新井という4名の選手が9秒台をマークした。
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シリーズクラス予選2組目は10時05分からの15分間。終了後の10時30分には気温19.6℃/湿度28%/路面温度40.0℃まで跳ね上がったので、1組目に比べると厳しい条件なのは否めない。
それでもアタック2周目に38号車の石浜一樹が1分9秒979を叩き出して見せた。そして終盤になってから、128号車の普勝 崚がバックストレートで前車のスリップを捉えた成果を発揮して1分9秒840を記録。逆転でこの組のトップに浮上した。
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ちなみに3番手は18号車の平井将貴で、ベストは1分10秒277だった。
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この結果、総合トップタイムの橋本が規定でポールポジションから、2組目トップの普勝が2番グリッドからスタート。以下も、イン側のグリッドが予選1組目の上位順に、アウト側のグリッドが予選2組目の上位順に割り当てられて、決勝に臨むことになった。なお、各組14位以下が回るボーナスレースも同様で1組目がイン側に、2組目がアウト側に並んで、同じ18ラップの決勝をローリングスタートで刻むことになる。

●決勝
17時のコースコンディションは気温21.7℃/湿度LL(20%以下)/路面温度34.6℃となり、走りやすくなると同時にセッティングにも気配りが必要になった。18ラップで争われる決勝のローリングスタートは予定よりも1時間近く遅れた17時17分。いきなりトップが交代するドラマが発生した。
写真ではほぼ横並びに見えるが、2番グリッドの普勝が、わずかだがポールの橋本より先にコントロールラインを通過。その勢いのまま先頭に立って走り続けるが、これは規定違反となる。結局、普勝以外にも2名の選手がライン手前での追い越し違反と認定されて、競技結果に5秒加算のタイムペナルティを受けることになった。
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レース展開に話を戻すと、オープニングラップでは前述のトップ交代のほか、3位の上田に続いて、4位には瀬川がひとつポジションをアップ。逆に石浜がひとつ順位を落として、6位にはグリッド通りの平井の順で通過。
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上位陣は次第にトップグループの2台、3位を争う上田と瀬川、5位を巡る石浜と平井という2台ずつのバトルに集約されていった。結局このトップ6の順位は、終盤の17周目に平井が石浜を抜いた以外、最後まで変わることはなかった。
ただ順位こそ変わらなくても、最後まで緊張感あるバトルが随所で展開されていた。やはり目立っていたのはトップ争い。普勝のペナルティの情報を受けていた橋本としては、5秒以内で追走していれば優勝なのだが、やはり「隙あらば」と最後まで狙っていた。一方で普勝も「5秒引き離すことができれば自力で優勝」ということで、最後まで全力で戦い抜いてパッシングを許さなかった。
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整理すると、先頭でチェッカーを受けた普勝は5秒加算のため4位に後退。優勝は橋本で、2位の上田と3位の瀬川がポディウムに登壇。5位の平井と6位の石浜までが入賞となった。なお、ジャパンツアー開幕戦優勝の35号車・深川英寿は11番グリッドから追い上げたが7位まで。さらに186号車の伊藤 駿は、18番グリッドから9位までジャンプアップする健闘を見せた。
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●優勝した橋本選手のコメント
「筑波は苦手なイメージが正直あったのですが、昨年2回チャレンジ(結果は2戦とも3位)した成果か、今日はいい日になりました。この後も鈴鹿ともてぎと連戦が続くので、しっかり準備したいです。」
タイヤについて
「グリップは上がりましたが、レースの展開を面白くするという性格は変わっていないと思います。エアの管理はまだ把握できないので、勉強します。」

●ボーナスレース
先立って行われたボーナスレースの決勝では、スタート直後に3番グリッドだった195号車の中島優太が先頭に浮上。
これをポールシッターだった161号車の山木康平と、2番グリッドだった121号車の巳ノ瀬健太が激しく追い詰める展開になった。
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途中、山木が中島を一瞬捉えるも、その隙に巳ノ瀬が2位に浮上。さらにセーフティカー導入(3周)の後は巳ノ瀬が中島をロックオン。残り2周で巳ノ瀬が遂に先頭に立ってトップチェッカー。
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以下、中島と山木がポディウムに立って、ボーナスレースということで、この3名に賞典が授与された。
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次のパーティレースは、5月16日(土曜日)に岡山国際サーキットで開催される西日本シリーズの開幕戦だ。またジャパンツアーシリーズの次の戦いは6月13日(土曜日)に、三重県の鈴鹿サーキットで第3戦が予定されている。
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レース結果

コース:筑波サーキット

[NDシリーズ]

決勝

  • 開催日:2026/05/05
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:26
  • 完走:26
  • (2.045km x 18laps = 36.81km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 157 橋本 隼 BS Bridgestone HC・ミッドランドロードスター 18 21'20.592
2 16 上田 純司 BS Bridgestone 上伸物流 ロードスター 18 21'22.960
3 152 瀬川 彰斗 BS Bridgestone HC・ミッドランドロードスター 18 21'23.318
4 128 普勝 崚 BS Bridgestone CP大泉pttロードスターRB 18 21'25.333
5 18 平井 将貴(マサキ) BS Bridgestone ユニバーサルツインロードスター 18 21'26.200
6 38 石浜 一樹 BS Bridgestone JFS×CBロードスター 18 21'26.200
7 35 深川 英寿 BS Bridgestone CABANA RTロードスター 18 21'27.166
8 147 石塚 崇宣 BS Bridgestone CP大泉pttロードスターRB 18 21'27.810
9 186 伊藤 駿 BS Bridgestone AVANTECH ロードスター 18 21'32.794
10 32 新井 博史 BS Bridgestone ピースARASHOロードスター 18 21'34.593
11 168 森本 進一 BS Bridgestone Moty's戦略Pロードスター 18 21'35.021
12 2 森村 元紀 BS Bridgestone CP大泉pttロードスターRB 18 21'36.390
13 144 白石 健 BS Bridgestone Moty's美羽ロードスター 18 21'36.755
14 54 瀬田 凛 BS Bridgestone TC CORSE ロードスター 18 21'37.319
15 41 的場 雅仁 BS Bridgestone gssロードスター 18 21'38.326
16 28 高坂 洸貴 BS Bridgestone CP大泉pttロードスターRB 18 21'38.763
17 44 藤貫 直之 BS Bridgestone HamilDon☆ロードスター 18 21'38.869
18 80 佐藤 真太朗 BS Bridgestone C&D TCRロードスター 18 21'39.099
19 39 武藤 亘輝 BS Bridgestone HC塾ベアーロードスター 18 21'40.335
20 8 須藤 利明 BS Bridgestone 酒レーシングロードスター美酒堂 18 21'40.628
21 71 登坂 紀 BS Bridgestone Moty'sJFSロードスター 18 21'41.057
22 91 沢崎 祐一 BS Bridgestone DELTAロードスター 18 21'41.467
23 105 市原 拓真 BS Bridgestone AZRロードスターTCR 18 21'41.746
24 281 松島 宏樹 BS Bridgestone AWN EDロードスター 18 21'45.417
25 113 大蔦 健太 BS Bridgestone ダイヤ設備DRロードスター 18 21'46.025