ポラマイがポールtoフィニッシュ

  • 開催場所:ツインリンクもてぎ
  • 開催日:2016年05月29日(日) 〜 2016年05月29日(日)
6774-01.jpg

 全日本第3戦もてぎST600クラスは38台のエントリーを集めた。
 予選は開始早々から転倒車が続出。ついには開始10分で転倒車がコース上に残ってしまい、赤旗中断となってしまう。そんな波乱の予選を制したのはチャロンポン・ポラマイ。「最初の5周をタイムアタックに使い、その後はコンディションのチェックをするプランだった。そのとおりに予選セッションを進めました」と、余裕のコメント。
 2番手には今年から全日本フル参戦を開始したばかりの清末尚樹。「予選セッションの全部の周をアタックするつもりで走りました。自分のリズムで走れたのがよかった」と、初フロントロウ獲得の要因を語った。3番手は、3周目に転倒車に接触して自らも転倒したデチャ・クライサルト。しかしクライサルトは〝赤旗中の注意義務違反〟として失格に。4番手タイムをマークした岩戸亮介が繰り上がってフロントロウ獲得となった。

6774-02.jpg

 天候に恵まれて気温も上昇した決勝日。ポラマイがホールショットを奪ってレースをリード。背後につけたのは清末。オープニングラップ終了直前に清末を捕えて2番手に上がったのは岩戸。この3台でトップ集団を形成。前田恵助が単独でこの3台を追いかける展開。
 清末が徐々に遅れ始め、トップ争いはポラマイと岩戸の2台に絞られる。清末は前田と3位争いを開始。6周目には前田が清末の前に出る。こう着状態のままレース終盤。ポラマイの後ろにつけて周回を重ねる岩戸。
 ラストラップ。岩戸が狙ったがポラマイが最後までブロック。ポラマイが今季初優勝を飾った。岩戸は「地元九州が地震に襲われた。優勝を持ち帰りたかったのに前に出られなかった」と悔しい2位フィニッシュ。前田が2戦連続の表彰台獲得となり、ランキングもトップに躍り出たが、「前の2台に離されてしまった。ただただ悔しいレースになってしまいました」と、2位・3位は悔しい表彰台獲得となった。

●チャロンポン・ポラマイ(予選1位/決勝1位)
「今日は気温も路面温度も上がったので、昨日とは路面コンディションが変わってしまいました。タイヤマネージングを考えながら、最初の8周はコンスタントに走ることを心がけました。最後まで集中力を切らさずに走り切ったのが勝因だと思います」

●山田宏(株式会社ブリヂストン モーターサイクルレーシングマネージャー)
「昨年より、ブリヂストンのワンメイクで行なわれているこのクラス、今回もコントロールタイヤらしい激しいレースが、各順位で展開されていました。優勝はポールポジションを獲得したタイのベテラン、チャロンポン・ポラマイ選手。最終ラップまでハイペースでのレースが展開されましたが、最終ラップで若手の岩戸選手のチャージも素晴らしかったです。今回トップ10のうち、優勝したポラマイ選手以外全員が20歳以下と、大勢の若手選手が活躍しました。タイヤワンメイクレースの趣旨の一つ、若手選手の育成に、ブリヂストンタイヤが一役買っていることを、嬉しく思います。今後、このクラスから多くの若手ライダーが上位クラスへ、そして世界へ旅立ってほしいと思います

レース結果

コース:ツインリンクもてぎ

[ST600]

決勝

  • 開催日:2016/05/29
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 路面温度:43℃
  • 決勝出走:35
  • 完走:31
  • (4.801km x 18laps = 86.418km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 65 C.ポラマイ BS Bridgestone Yamaha Thailand Racing Team YZF-R6 ヤマハ 18 3 1:56.236 35:05.462
2 8 岩戸 亮介 BS Bridgestone Team高武RSC CBR600RR ホンダ 18 3 1:56.242 35:05.887
3 5 前田 恵助 BS Bridgestone 伊藤レーシングGMDスズカ YZF-R6 ヤマハ 18 4 1:56.578 35:14.144
4 20 清末 尚樹 BS Bridgestone RS-ITOH ZX-6R カワサキ 18 4 1:56.628 35:17.129
5 73 名越 哲平 BS Bridgestone MuSASHi RT Jr. CBR600RR ホンダ 18 6 1:57.166 35:21.927
6 85 松崎 克哉 BS Bridgestone RS-ITOH & 能塚 ZX-6R カワサキ 18 7 1:57.119 35:21.969
7 43 亀井 雄大 BS Bridgestone Honda鈴鹿レーシングチーム CBR600RR ホンダ 18 12 1:57.060 35:22.264
8 9 榎戸 育寛 BS Bridgestone MOTO BUM HONDA CBR600RR ホンダ 18 7 1:57.271 35:23.478
9 40 山元 聖 BS Bridgestone 51ガレージチームイワキ YZF-R6 ヤマハ 18 7 1:57.208 35:29.374
10 13 田尻 克行 BS Bridgestone グリーンクラブ能塚 ZX-6R カワサキ 18 4 1:57.525 35:31.238
11 46 星野 知也 BS Bridgestone TEAM PLUS ONE CBR600RR ホンダ 18 7 1:57.686 35:35.521
12 74 奥野 翼 BS Bridgestone AKENO SPEED・YAMAHA YZF-R6 ヤマハ 18 7 1:57.659 35:39.853
13 39 中村 豊 BS Bridgestone MOTO BUM HONDA CBR600RR ホンダ 18 4 1:58.023 35:45.189
14 52 岡村 光矩 BS Bridgestone RS-ITOH & FA.com保険職人 ZX-6R カワサキ 18 7 1:57.228 35:46.607
15 41 田所 隼 BS Bridgestone TEAM PLUS ONE CBR600RR ホンダ 18 17 1:58.385 35:49.283
16 59 若松 宏 BS Bridgestone Team YSP 三鷹 YZF-R6 ヤマハ 18 15 1:58.285 35:49.856
17 32 長嶋 修一 BS Bridgestone 大道建設モトアルファ CBR600RR ホンダ 18 3 1:58.608 35:50.303
18 19 中山 真太郎 BS Bridgestone TEAMしんたろうwith KRT CBR600RR ホンダ 18 12 1:58.364 35:51.020
19 44 松川 泰宏 BS Bridgestone MOTO BUM HONDA+SAI CBR600RR ホンダ 18 16 1:58.540 35:52.482
20 37 鈴木 力 BS Bridgestone MOTO BUM HONDA CBR600RR ホンダ 18 12 1:58.795 36:03.412
[ST600]

予選

  • 開催日:2016/05/28
  • 天候:Cloudy
  • 路面:Dry
  • 路面温度: ℃ ~ ℃
  • 決勝出走:37
  • (4.801km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 65 C.ポラマイ BS Bridgestone Yamaha Thailand Racing Team YZF-R6 ヤマハ 1:55.110
2 20 清末 尚樹 BS Bridgestone RS-ITOH ZX-6R カワサキ 1:55.730
3 8 岩戸 亮介 BS Bridgestone Team高武RSC CBR600RR ホンダ 1:56.048
4 5 前田 恵助 BS Bridgestone 伊藤レーシングGMDスズカ YZF-R6 ヤマハ 1:56.165
5 9 榎戸 育寛 BS Bridgestone MOTO BUM HONDA CBR600RR ホンダ 1:56.304
6 23 津田 一磨 BS Bridgestone AKENO SPEED YZF-R6 ヤマハ 1:56.383
7 85 松崎 克哉 BS Bridgestone RS-ITOH & 能塚 ZX-6R カワサキ 1:56.668
8 52 岡村 光矩 BS Bridgestone RS-ITOH & FA.com保険職人 ZX-6R カワサキ 1:56.761
9 40 山元 聖 BS Bridgestone 51ガレージチームイワキ YZF-R6 ヤマハ 1:56.817
10 43 亀井 雄大 BS Bridgestone ホンダ鈴鹿レーシングチーム CBR600RR ホンダ 1:56.926