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2003年、スペインGPを視察に訪れた渡邉社長。 このときフェラーリ2003-GAがデビューウィンを飾った。 |
レギュレーションの大幅変更のなかで つかんだ6年連続の栄冠
予選方式は、一台ずつのタイムアタック方式となり、2回目の予選走行を終えると、一切マシンに触れることもできなくなり、決勝まで走行することもできなくなった。このような大きなレギュレーションの変更に、当初はどのチームも翻弄されてしまったというのが事実だった。
シーズン序盤、フェラーリのミハエル・シューマッハ選手が選手権ポイントでリードするが、中盤戦でライバルの追従を許す状況となってしまった。第9戦のヨーロッパGP(ニュルブルクリンク)において、ミシュランはサーキットにマッチしたタイヤを投入し、勝利を獲得。ヨーロッパGPの敗戦を小平テクニカルセンター内のテレビで井上 晧常務と開発責任者の浜島裕英が観戦していた。井上常務が「次からは全部行かないと(勝たないと)ね」と浜島に檄を飛ばした。しかし、フランスGP、ドイツGPと連敗を喫してしまった。続くハンガリーGPでも勝つことはできなかったが、タイヤ技術に関する新たな試みは評価することができた。 |
ウェット用浅溝リアタイヤWF03B。 サイズ:325/45R13。 1997~1998年に使用された。 |
ウェット用深溝リアタイヤWF01。 サイズ:325/45R13。 1997~1999年に使用された。 |
ウェット用フロントタイヤWF95。 サイズ:265/55R13。 2003年、ウェット用タイヤはレギュレーション上1パタンのみとなった。 |
エクストリーム・ウェット用フロントタイヤWF53。 サイズ:245/55R13。 2003年途中から使用が認められた。 |
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