BRIDGESTONE MOTORSPORT 1999-2003
FORMULA ONE IRL INDYCAR / CART MOTO GP
FORMULA NIPPON JGTC F3 / NATIONAL FORMULA KART GYMKHANA DIRT TRIAL / RALLY
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現在、ヨーロッパで開催されるGPには、F1タイヤを模した巨大なバルーンが設置される。地道なプロモーションも重要な活動だ。
ブリヂストンのパドッククラブの風景。ミハエル・シューマッハ選手などサポートドライバーや監督がここを訪れ、応援してくれる方々に感謝の言葉を贈る。
F1パドックでは、プレスインタビューなどの広報活動も重要だ。ジャーナリストのタイヤへの関心は日々高まっている。
 そして次のイタリアGPまでの間、終盤戦に向けて新しい構造などのテストを集中的に行った。このテストでの進化が中盤戦の不振を払拭するターニングポイントとなった。残り3戦を快勝。最終戦の日本GPは、予選でルーベンス・バリチェロ選手がポールポジションを獲得するが、ミハエル・シューマッハ選手は雨の影響で8位に沈んだ。この時点でチャンピオン獲得の権利を有していたのは、予選2位につけたマクラーレンのキミ・ライコネン選手。しかしキミ・ライコネン選手は優勝しかチャンピオンをとれる可能性は残されていない。対してミハエル・シューマッハ選手は、1ポイントでも獲得すればチャンピオンとなることができる。そのためには、ポールポジションを獲得したルーベンス・バリチェロ選手が、キミ・ライコネン選手を抑えて優勝するのがコンストラクターズタイトル獲得の点でも理想だった。
 全世界のファンが見守る中、序盤に一時順位を落とし周囲をはらはらさせながらも、ルーベンス・バリチェロ選手が見事優勝。ミハエル・シューマッハ選手も8位に入り、フェラーリはダブルタイトルを手中に納めたのだ。
 この勝利により、ブリヂストンとしては、F1で6年連続チャンピオン獲得をサポートするという快挙を成し遂げた。6年連続のチャンピオンタイヤへの道は険しかった。
ライバルとの勝敗は、9勝7敗。これからは、より激しい戦いが待ち受けているだろう。しかし、それに怯むことなくチャレンジは続くのだ。
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