スーパーGT第6戦SUGOの決勝は、午前中から強雨が降り続き、スタート時間が1時間ディレイされ、SCスタートとなりました。
スタート時の天候は曇りで薄日が出ている状況。気温19℃、路面温度24℃と昨日の練習走行時よりも高い状況。
SC先導で3周し、4周目からグリーンフラッグとなった。
■GT500クラス
ポールスタートの#38KeePer CERUMO GR Supraがリードしていく一方で2番手以下は順位が変動。8周目までに♯36au TOM'S GR Supraが2番手、#12MARELLI IMPUL Zが3番手に浮上し、序盤でブリヂストン装着勢がTOP3を独占。すると16周目のハイポイントコーナーでじわじわとトップとの差を詰めていた36号車坪井が38号車を捉えてトップに浮上。また#17Astemo CIVIC TYPE R-GTが好ペースでトップ集団に迫ってきており、19周目に2番手に浮上。2番手スタートでポジションを一時落としてしまっていた♯14ENEOS X PRIME GR Supraも3番手に復帰し、さらに23周目にはこの17号車と14号車の2番手争いが発生し、14号車が2位に。加えて#37Deloitte TOM'S GR Supraが4番手まで追い上げてきている状況。26周目にGT300クラスのクラッシュが発生し、SCが導入され、29周目に入ったホームストレートで隊列を整えるため差がリセットされ、32周目にリスタート。このリスタート後は37号車のペースが非常によく一気にトップに浮上。14号車、17号車、36号車、12号車という並びで中盤に突入。42周目、レインボーコーナーでコースアウト車両が発生すると、SCもしくはFCY導入を予測してか多くの車両がピットインしルーティンの作業を行い、スリックタイヤへと変更。その後、各チームの予測通りFCYが導入され、すぐにSCに変更され再び隊列の整理が行われた。リスタートし全車がピット作業を終えたところでトップに浮上したのは37号車、2番手12号車、3番手38号車となる。リスタート後は38号車のペースがよく2番手に浮上。以降大きな順位変動はなく37号車がトップチェッカーを受け今季2勝目を飾った。
■GT300クラス
練習走行でのグリッド順となり、BS愛上位スタートは8番手の#31apr LC500h GTだったが、スタート後から♯65LEON PYRAMID AMGが23周目までに6番手に浮上。31号車も7番手でポジションをキープしている。SC導入後のリスタートで混乱があり65号車は3番手まで浮上。そしてルーティンのピット作業をFCY導入前に終えて65号車は2番手に。SCに切り替わった後のリスタートでトップ浮上を狙っていくと、しばらくは路面の状況やGT500クラスが後方から迫ってくるタイミングも見計らっている様子でしたが、最終コーナーからホームストレートで並びかけ、1コーナーへの進入で45号車のインを刺してトップを奪い、その後は4秒のリードを築いて優勝。こちらも今季2勝目を飾りました。
*リザルトは暫定ベースです。