松田次生/ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH GT-R/MI)が昨年に続き鈴鹿3連勝。山本尚貴/牧野任祐(STANLEY NSX-GT/BS)が4位に入りランキングトップに躍り出る。

  • 開催場所:鈴鹿サーキット
  • 開催日:2021年08月21日(土) 〜 2021年08月22日(日)
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延期となっていた第3戦の鈴鹿戦が当初の日程の2ヶ月半後に行われた。第4戦が先に行われておりこのレースが今年4戦目、シーズンの折り返しの一戦となる。予選は予想外の低温に悩まされ、決勝では気温は上がったが天候の変化を気にしつつスタート。序盤にポールポジションからスタートした伊沢拓也/大津弘樹(Modulo NSX-GT/DL)がコースオフ、セーフティカーが導入された。レースの半ば前に各車がピットインを済ませると順位変動が目まぐるしく起こり、残り11周時点で松田/クインタレッリ組がトップに立って今季初優勝した。前戦で優勝を飾っている山本/牧野組が11番手から順位アップして4位ゴール、ランキングトップで前半戦を終えた。


<予選>
この季節としては予想外に気温が30度を下回り、よって路面温度も30度をようやく超える程度だった。タイヤの設計温度の最下限域の路面温度の状況下でブリヂストンタイヤユーザーは苦しい予選となった。その中、Q1で5番手、Q2でも同じく5番手と気を吐いたのが野尻智紀/福住仁嶺(ARTA NSX-GT/BS)だった。ポールポジションを獲得したのは伊沢拓也/大津弘樹(Modulo NSX-GT/DL)。2番手に笹原右京/大湯都史樹(Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT/DL)がつけて、共にサクセスウェイトが軽い利点を活かしてフロントローはNSXで占められた。昨年2レースが行われた鈴鹿で連勝していて同じくサクセスウェイトが軽い松田/クインタレッリ組は3番手グリッドを獲得。

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<決勝>
一夜明けた決勝は例年のように残暑が戻ってきた。決勝のスタート時点で気温は30度を超えて路面温度は43度。予選に比べて12度も路面温度が上昇した。ポールポジションからスタートした伊沢/大津組が5周目のシケインへ突入するブレーキング時にトラブルが発生してクラッシュ。これによってセーフティカーが導入された。火災も発生して処理に時間が要し12周目にレース再開となった。天気予報では午後に雨雲がサーキットの上空を通過するという予報があり、各チームはピットにウェットタイヤを用意しつつ52周のレースは進行していった。レース半ば前に各車がピットインして、後半戦でトップに立ったのは平手晃平/千代勝正(CRAFTSPORTS MOTUL GT-R/MI)。7番手スタートから早めのピットイン、アンダーカット作戦でトップに立った。レース終盤に入って西コースで雨が降り始めたが直ぐに止み走行に影響はなかった。最終盤に猛追を開始していた松田/クインタレッリ組は、41周目にトップに立つと後続を突き放して優勝した。ブリヂストンユーザーでは予選11番手の山本/牧野組、12番手の関口雄飛/坪井翔(au TOM'S GR Supra/BS)が重いサクセスウェイトを負担しながらも決勝でジャンプアップを果たし、それぞれ4位、5位でフィニッシュ。山本/牧野組はポイントランキング首位へ浮上した。

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<ブリヂストン MSタイヤ開発マネージャー:山本貴彦のコメント>
「今回持ち込んだタイヤの路面温度対応域では、予選で30度を少し超えるという状況は温度レンジの一番下でした。よって上位に進出することができなかったのですが、ブリヂストンユーザーチームの多くはサクセスウェイトが重く、苦しい状況であったこともスターティンググリッド上位を獲得することができなかった要因です。決勝日は予選に比較して一気に10度以上も路面温度が上昇し、タイヤのパフォーマンスが発動するレンジに入ったので順位アップが望めました。サクセスウェイトの影響がありましたが、山本/牧野組が4位に入ったことは素晴らしい結果であると思います。シリーズ中盤戦で多くのブリヂストンユーザーのウェイトが重く、苦しい展開となりますが、その状況下でもポイントを獲得できるように強力にサポートを続けて参ります」

レース結果

コース:鈴鹿サーキット

[GT500]

決勝

  • 開催日:2021/08/22
  • 天候:Cloudy
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:15
  • 完走:14
  • (5.807km x 52laps = 301.964km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 23 松田 次生/R.クインタレッリ MI MOTUL AUTECH Z 52 1:50'23.702
2 3 平手 晃平/千代 勝正 MI CRAFTSPORTS MOTUL Z 52 +11.362
3 24 高星 明誠/佐々木 大樹 YH リアライズコーポレーションADVAN Z 52 +20.127
4 1 山本 尚貴/牧野 任祐 BS Bridgestone STANLEY NSX-GT 52 +25.214
5 36 関口 雄飛/坪井 翔 BS Bridgestone au TOM'S GR Supra 52 +26.208
6 12 平峰 一貴/松下 信治 BS Bridgestone カルソニック IMPUL GT-R 52 +45.076
7 17 塚越 広大/B.バゲット BS Bridgestone Astemo NSX-GT 52 +45.527
8 38 立川 祐路/石浦 宏明 BS Bridgestone ZENT CERUMO GR Supra 52 +46.485
9 16 笹原 右京/大湯 都史樹 DL Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT 52 +47.175
10 37 平川 亮/阪口 晴南 BS Bridgestone KeePer TOM'S GR Supra 52 +48.180
11 8 野尻 智紀/福住 仁嶺 BS Bridgestone ARTA NSX-GT 52 +50.825
12 14 大嶋 和也/山下 健太 BS Bridgestone ENEOS X PRIME GR Supra 52 +54.806
13 19 国本 雄資/宮田 莉朋 YH WedsSport ADVAN GR Supra 52 +1'02.023
14 39 H.コバライネン /中山 雄一 BS Bridgestone DENSO KOBELCO SARD GR Supra 52 +1'06.541
- 64 伊沢 拓也/大津 弘樹 DL Modulo NSX-GT 4 DNF
[GT500]

予選

  • 開催日:2021/08/21
  • 天候:Cloudy
  • 路面:Dry
  • 決勝出走:15
  • (5.807km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 64 伊沢 拓也/大津 弘樹 DL Modulo NSX-GT 1'45.128
2 16 笹原 右京/大湯 都史樹 DL Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT 1’45.349
3 23 松田 次生/R.クインタレッリ MI MOTUL AUTECH Z 1’45.710
4 24 高星 明誠/佐々木 大樹 YH リアライズコーポレーションADVAN Z 1’45.861
5 8 野尻 智紀/福住 仁嶺 BS Bridgestone ARTA NSX-GT 1’46.030
6 17 塚越 広大/B.バゲット BS Bridgestone Astemo NSX-GT 1’46.155
7 3 平手 晃平/千代 勝正 MI CRAFTSPORTS MOTUL Z 1’46.289
8 12 平峰 一貴/松下 信治 BS Bridgestone カルソニック IMPUL GT-R 1’49.072
9 19 国本 雄資/宮田 莉朋 YH WedsSport ADVAN GR Supra 1'46.177
10 38 立川 祐路/石浦 宏明 BS Bridgestone ZENT CERUMO GR Supra 1'46.235
11 1 山本 尚貴/牧野 任祐 BS Bridgestone STANLEY NSX-GT 1'46.310
12 36 関口 雄飛/坪井 翔 BS Bridgestone au TOM'S GR Supra 1'46.326
13 39 H.コバライネン /中山 雄一 BS Bridgestone DENSO KOBELCO SARD GR Supra 1'46.377
14 37 平川 亮/阪口 晴南 BS Bridgestone KeePer TOM'S GR Supra 1'46.514
15 14 大嶋 和也/山下 健太 BS Bridgestone ENEOS X PRIME GR Supra 1'46.736