ランキングトップで最終戦を迎えた蒲生尚弥/篠原拓朗(LEON PYRAMID AMG/BS)が4位フィニッシュ。4点差でシリーズ2位に終わる
- 開催場所:鈴鹿サーキット
- 開催日:2024年12月07日(土) 〜 2024年12月08日(日)
ランキングトップで最終戦を迎えた蒲生尚弥/篠原拓朗(LEON PYRAMID AMG/BS)とチャンピオン獲得を目指す堤優威/平良響(muta Racing GR86 GT/BS)は、ポジションを上げて優勝とシリーズの覇権獲得を目指したが蒲生/篠原組は4位、堤/平良組は2位となり一歩及ばずシーズンを終えた。
<予選>ランキングトップで最終戦を迎えた蒲生/篠原組は、ランキング2位の小暮/元嶋組に対して11点のリード。ランキング3位の堤/平良組には20点の差をつけていて、この3チームがチャンピオンの可能性を持っていた。Q1では、小暮/元嶋組がトップタイム。蒲生/篠原が9番手に沈んでしまい、堤/平良組は、4番手。Q2のアッパーグループ(Q1の上位14台)でコースレコード更新が続出する中でトップタイムを叩き出したのは佐々木大樹/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R/YH)。蒲生/篠原組は、10番手で合算タイムでも10番手。堤/平良組は、5番手タイムをマークして合算タイムによって3番手のグリッドを確保、予選ポイント1点を加算して蒲生/篠原組に19点差となった。Q2で2番手タイムをマークした小暮/元嶋組が合算タイムでポールポジションを獲得。これで蒲生/篠原組のリードは8点差となる。
<決勝>堤/平良組は、3番手のポジションをキープして決勝のスタートを切った。蒲生/篠原組は、スタート直後にポジションを下げてしまって苦しい展開を強いられていた。アンダーカット作戦でポジションアップを狙った蒲生/篠原組は、15周してGT300クラスで最初にピットインしてドライバー交代を行った。タイヤ交換は行わずにマシンをコースへ送り出した。この作戦は成功。一時はトップの小暮/元嶋組に続き2位を走行していた。一方の堤/平良組はオーバーカット作戦でピットインのタイミングを遅らせてなんとかピットインを済ませている各車との差を開こうと25周までファーストスティントを引っ張った。こちらもドライバー交代のみでタイヤの交換は行わなかった。トップでレースに復帰したが、レースの終盤に小暮/元嶋組の先行を許してしまった。4番手グリッドからスタートを切った小高一斗/中村 仁/根本悠生(apr LC500/BS)は、ピットイン後は、一時堤/平良組に続いて2位を走行していたが、終盤に3位に後退。蒲生/篠原組は、4位で終盤を迎えて前の小高/中村/根本組との差を詰めていた。2位でフィニッシュすることができれば、チャンピオンを手中に収めることができるが、惜しくも4位のままフィニッシュラインを通過して、4点及ばすランキング2位。堤/平良は、2位フィニッシュしてランキング3位となった。
<ブリヂストン MSタイヤ開発マネージャー:山本貴彦のコメント>
「タイヤでできる限りのことはやり切ったと思います。この時期の低温でのデータがない中で持ち込んだタイヤを練習走行でチェックしていただき、無交換で走り切れることを確認でき、決勝に臨みました。優勝し、チャンピオンを獲得した88号車小暮/元嶋組の強いパッケージパフォーマンスに対して我々として最大限のサポートをさせていただいきましたが、一歩及ばすという結果でした」
決勝
- 開催日:2024/12/08
- 天候:Fine-Cloudy-Fine
- 路面:Dry
- 路面温度:19°C〜17°C
- 決勝出走:27
- 完走:24
- (5.807km x 47laps = 272.929km)
順位 | No | ドライバー | タイヤ | チーム | マシン | シャシー | エンジン | 周回数 | Delay(Lap) | ベストタイム | ベストラップ | タイム |
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1 | 88 | 小暮 卓史 /元嶋 佑弥 | YH | VENTENY Lamborghini GT3 | 47 | 1:45'03.710 | ||||||
2 | 2 | 堤 優威 /平良 響 | BS | muta Racing GR86 GT | 47 | 1:45'12.960 | ||||||
3 | 31 | 小高 一斗 /中村 仁/根本 悠生 | BS | apr LC500h GT | 47 | 1:45'15.395 | ||||||
4 | 65 | 蒲生 尚弥 /篠原 拓朗/黒澤 治樹 | BS | LEON PYRAMID AMG | 47 | 1:45'16.819 | ||||||
5 | 6 | 片山 義章 /R.M.ムンタン | YH | UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI | 47 | 1:45'16.991 | ||||||
6 | 777 | 藤井 誠暢 /C.ファグ | DL | D'station Vantage GT3 | 47 | 1:45'19.865 | ||||||
7 | 61 | 井口 卓人 /山内 英輝 | DL | SUBARU BRZ R&D SPORT | 47 | 1:45'25.447 | ||||||
8 | 11 | 富田 竜一郎 /石川 京侍/大木 一輝 | DL | GAINER TANAX Z | 47 | 1:45'54.153 | ||||||
9 | 96 | 新田 守男 /高木 真一 | DL | K-tunes RC F GT3 | 47 | 1:46'06.199 | ||||||
10 | 4 | 谷口 信輝 /片岡 龍也 | YH | グッドスマイル 初音ミク AMG | 47 | 1:46'17.972 | ||||||
11 | 52 | 吉田 広樹 /野中 誠太 | BS | Green Brave GR Supra GT | 46 | 1:44'20.520 | ||||||
12 | 5 | 塩津 佑介 /藤波 清斗 | YH | マッハ車検エアバスター MC86 マッハ号 | 46 | 1:44'27.605 | ||||||
13 | 7 | 荒 聖治 /N.クルッテン/B.スペングラー | MI | Studie BMW M4 | 46 | 1:44'28.752 | ||||||
14 | 60 | 吉本 大樹 /河野 駿佑/伊東 黎明 | DL | Syntium LMcorsa GR Supra GT | 46 | 1:44'29.342 | ||||||
15 | 25 | 菅波 冬悟 /松井 孝允/佐藤 公哉 | YH | HOPPY Schatz GR Supra GT | 46 | 1:44'59.470 | ||||||
16 | 62 | 平手 晃平 /平木 湧也/平木 玲次 | YH | HELM MOTORSPORTS GTR | 46 | 1:45'02.540 | ||||||
17 | 9 | 阪口 良平 /冨林 勇佑/藤原 優汰 | YH | PACIFIC ふいすぽっ NAC AMG | 46 | 1:45'19.664 | ||||||
18 | 360 | 大滝 拓也 /荒川 麟/田中 篤 | YH | RUNUP RIVAUX GT-R | 46 | 1:45'21.609 | ||||||
19 | 20 | 平中 克幸 /清水 英志郎 | MI | シェイドレーシング GR86 GT | 46 | 1:45'37.954 | ||||||
20 | 30 | 永井 宏明 /小林 利徠斗/織戸 学 | YH | apr GR86 GT | 46 | 1:46'03.473 | ||||||
21 | 50 | I.O.フラガ /古谷 悠河 | YH | ANEST IWATA Racing RC F GT3 | 46 | 1:46'10.035 | ||||||
22 | 45 | K.コッツォリーノ /L.ワドゥー | MI | PONOS FERRARI 296 | 46 | 1:46'11.230 | ||||||
23 | 22 | 和田 久 /加納 政樹 | YH | アールキューズ AMG GT3 | 45 | 1:44'45.599 | ||||||
24 | 18 | 小林 崇志 /小出 峻/三井 優介 | YH | UPGARAGE NSX GT3 | 44 | 1:40'39.574 | ||||||
- | 48 | 井田 太陽 /眞田 拓海/伊藤 鷹志 | YH | 脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R | 25 | DNF | ||||||
- | 56 | 佐々木 大樹 /J.P.デ・オリベイラ | YH | リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R | 22 | DNF | ||||||
- | 87 | 松浦 孝亮 /坂口 夏月 | YH | METALIVE S Lamborghini GT3 | 8 | DNF |