2018年 SUPER GT 第1戦 岡山国際サーキット [GT300]

2018年オートバックスSUPER GTシリーズ第1戦は、今年も岡山県の岡山国際サーキットで開催され、決勝日に17,700人の観衆がサーキットに足を運んだ。GT300クラスは例年にも増して性能が拮抗している状況の中で、昨年の同開幕戦で2位フィニッシュを果たしている黒沢治樹/蒲生尚弥（LEONCVSTOS AMG/BS）が、今年は惜しくも表彰台獲得ならず4位となった。

＜予選＞
路面温度が低く、それにプラスしてGT300クラスのQ2が開始される直前に雨が一気に降り始めてコースコンディションはウェットへと変化。天候と厳しいコースコンディションに翻弄される予選となった。その状況の中で黒澤/蒲生組が好走して4番手ポジションをゲットして、決勝では昨年に続いて表彰台に立つ可能性を示した。ブリヂストン装着チームは4台全てがトップ8に入った。

＜決勝＞
レース序盤から一気にペースをアップして周回する毎に順位を上げてきたのが嵯峨宏紀/平手晃平（TOYOTA PRIUS apr GT/BS）だった。スタートポジション7番手から4番手まで上がり、そのペースはドライバー交代前にトップを奪うほどだった。しかし、31周目にマシントラブルでスローダウン。そのままピットインしてリタイヤしてしまった。黒澤/蒲生組は、ドライバー交代の際にリヤのタイヤ2本のみ交換の作戦に出て3位まで順位をアップ。その後に激しい3位争いを演じたが、僅か0.288秒差で4位フィニッシュした。

＜ブリヂストン MSタイヤ開発部マネージャー：松本真幸のコメント＞
「BOP（バランス・オブ・パワー）の設定が改定され、GT300クラスの参加マシンの性能は本当に拮抗しています。予選では、FIA GT車両の黒沢/蒲生組がウェット路面で頑張ってくれてクラス2列目のグリッドを確保しました。決勝では、嵯峨/平手組が一気に順位アップして、上位進出、ファステストタイムに匹敵するハイペースで走行、そのままだったらトップは奪えていたと思いますがトラブルでリタイヤしたのは本当に残念でした。次戦の富士では、ブリヂストン装着チームのRC F GT3も昨年優勝を飾っています。他のチーム共々、勝利を目指します」