クラス10番手からスタートした新田守男/中山雄一(K-tunes RC F GT3/BS)が今季2勝目をマーク

  • 開催場所:オートポリス
  • 開催日:2018年10月20日(土) 〜 2018年10月21日(日)
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2018年オートバックスSUPER GTシリーズは、残すところ2戦。GT300クラスのチャンピオン争いも混沌としてきた。第3戦で優勝を飾っている新田守男/中山雄一(K-tunes RC F GT3/BS)は着実に順位アップし、第1スティントでトップに立つと大量リードを築き、それをキープして今季2勝目を奪取した。


<予選>
予選のQ1セッションでブリヂストンタイヤユーザーのポイントランキング上位チームに異変が起きた。15分間のセッションが後半に差し掛かり、各車がタイムアタックを始めた。その時、1台がスピンしてコース上にストップ、赤旗が提示されてセッション中断。ランキングトップの高木真一/ショーン・ウォーキンショー(ARTA BMW M6 GT3/BS)と2位の嵯峨宏紀/平手晃平(TOYOTA PRIUS apr GT/BS)はアタックラップに入っていたが、その周のタイムは計測されず、一旦ピットインせざるを得なかった。セッション残り時間5分で再アタックをかけるも、タイヤのピークグリップは終わっており、タイムアップならず、Q2進出はならなかった。共にアタックラップの中断がなければQ2進出は確実だっただけに、番狂わせがQ1で起きてしまった。オートポリスのコースキャラクターにマッチしたマザーシャシーを用いた松井孝充/坪井翔(HOPPY 86 MC/YH)がコースレコードを更新する好タイムを記録してポールポジションを獲得している。ブリヂストンユーザーの最上位は10番手グリッドを獲得した新田/中山組。12番手に黒澤治樹/蒲生尚弥(LEON CVSTOS AMG/BS)、高木/ウォーキンショー組は22番手、嵯峨/平手組は29番手から決勝をスタートすることとなった。



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<決勝>
決勝レースの前半は、予選順位上位者が若干順位変動しながら進行して行った。19周目に差し掛かりコースオフした車両がストップしてしまい、セーフティカーがコースイン。その後レース再開となると上位車がピットイン、ドライバー交代した際にタイヤを2本交換するなど各チームによって異なる作戦が見られた。トップグループの背後で着実に順位アップしていた新田/中山組は、スタートドライバーの中山選手がロングスティント、40周を走行。これが功を奏して新田選手がコースインした時点で2位以下に大量リードを築いていた。新田選手はそのままゴールラインを切って優勝。予選で思わぬQ1敗退を喫した高木/ウォーキンショー組も4位まで追い上げてポイントリーダーを維持。2位との差を12ポイントとひろげた。黒澤/蒲生組が5位フィニッシュしてランキング2位へ。戦略としてピットスタートをチョイスして、硬めのタイヤに交換してレースをスタートした嵯峨/平手組は、10位フィニッシュして貴重な1ポイントを獲得し、ランキング3位で最終戦のツインリンクもてぎを迎える。



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<ドライバーコメント>
新田守男選手「公式予選では自分たちが期待したほどのパフォーマンスを発揮できず、優勝など考えずに今回は表彰台を狙いたいと思っていました。僕らもピックアップでグリップ低下に苦しんだけど、ライバルはもっと苦しんだようで、上位車がピットインしたあとは(中山)雄一がハイペースで走れました。ロングスティントでタイヤのパフォーマンスは落ちなかったし、そしてベストなピットワークと、インラップとアウトラップ合わせて15秒ほどマージンを稼げたのが大きかった。チームの仕事ぶりも完璧でした」


中山雄一選手「オートポリスはタイヤの摩耗が心配なコースと聞いていましたが、土曜日の公式練習から使っていたタイヤが長く持ちそうな感触があったので、予選でもそれを使用しました。予選ではヨコハマタイヤ勢が速かったですが、決勝のペースでは彼らがあまり良くなくて、ブリヂストンの僕らは追いついていくことができ、とても気持ちのいいレースでした。『(ピットインまで)残り5周』と無線で知らされてからプッシュしてみたら、簡単にタイムアップでき、まだまだ大丈夫そうなので結局8周も走ってより大きなマージンを築くことができました。ブリヂストンさんのおかげで勝てました!」

<ブリヂストン MSタイヤ開発部マネージャー:松本真幸のコメント>
「優勝チームのロングスティントを強力にサポートし勝利を獲得することができて嬉しいです。今回のオートポリスにおけるタイヤの優位性を証明できたと思います。またランキングトップのBMW高木/ウォーキンショー組が4位でフィニッシュするという素晴らしいレースを展開していただきましたし、黒澤/蒲生組の5位、嵯峨/平手組が1ポイントを獲得してランキング3位までを占めています。最終戦も気を引き締めてGT500クラスと共に両クラス制覇に邁進したいと思います」

レース結果

コース:オートポリス

[GT300]

決勝

  • 開催日:2018/10/21
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 路面温度:36度C〜32度C
  • 決勝出走:29
  • 完走:28
  • (4.674km x 61laps = 285.114km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 96 新田 守男/中山 雄一 BS Bridgestone K-tunes RC F GT3 61 1:56:44.520
2 87 佐藤 公哉/元嶋 佑弥 YH リーガルフロンティア ランボルギーニ GT3 61 +17.228
3 34 道上 龍/大津 弘樹 YH Modulo KENWOOD NSX GT3 61 +26.403
4 55 高木 真一/S.ウォーキンショー BS Bridgestone ARTA BMW M6 GT3 61 +32.652
5 65 黒澤 治樹/蒲生 尚弥 BS Bridgestone LEON CVSTOS AMG 61 +33.817
6 11 平中 克幸/安田 裕信 DL GAINER TANAX GT-R 61 +38.939
7 5 坂口 夏月/平木 湧也 YH マッハ車検 MC86 Y’s distraction 61 +41.507
8 7 藤井 誠暢/S.ミューラー YH D'station Porsche 61 +46.262
9 10 星野 一樹/吉田 広樹 YH GAINER TANAX triple a GT-R 61 +52.218
10 31 嵯峨 宏紀/平手 晃平 BS Bridgestone TOYOTA PRIUS apr GT 61 +53.254
11 9 久保 凜太郎/石川 京侍 YH GULF NAC PORSCHE 911 61 +58.793
12 60 吉本 大樹/宮田 莉朋 YH SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 61 +59.031
13 88 平峰 一貴/M.マペッリ YH マネバ ランボルギーニGT3 61 +59.602
14 21 R.ライアン/富田 竜一郎 DL Hitotsuyama Audi R8 LMS 61 +59.795
15 61 井口 卓人/山内 英輝 DL SUBARU BRZ R&D SPORT 61 +1:02.644
16 50 加納 政樹/安岡 秀徒 YH EXE AMG GT3 61 +1:02.824
17 52 番場 琢/脇阪 薫一 YH 埼玉トヨペットGreen Brave マークX MC 61 +1:03.251
18 117 井出 有治/阪口 良平 YH EIcars BENTLEY 61 +1:06.661
19 0 谷口 信輝/片岡 龍也 YH グッドスマイル 初音ミク AMG 61 +1:07.024
20 26 山田 真之亮/川端 伸太朗 YH TAISAN R8 FUKUSHIMA 60
21 2 高橋 一穂/加藤 寛規 YH シンティアム・アップル・ロータス 60
22 35 N.ジャルーンスルカワッタナ/N.ホートンカム YH arto RC F GT3 60
23 360 柴田 優作/田中 篤 YH RUNUP RIVAUX GT-R 60
24 25 松井 孝允/坪井 翔 YH HOPPY 86 MC 59
25 22 和田 久/城内 政樹 YH アールキューズ AMG GT3 59
[GT300]

予選

  • 開催日:2018/10/20
  • 天候:Fine
  • 路面:Dry
  • 路面温度:34度C〜30度C
  • 決勝出走:29
  • (4.674km)
順位 No ドライバー タイヤ チーム マシン シャシー エンジン 周回数 Delay(Lap) ベストタイム ベストラップ タイム
1 25 松井 孝允/坪井 翔 YH HOPPY 86 MC 1:42.498
2 10 星野 一樹/吉田 広樹 YH GAINER TANAX triple a GT-R 1:42.976
3 5 坂口 夏月/平木 湧也 YH マッハ車検 MC86 Y’s distraction 1:43.073
4 61 井口 卓人/山内 英輝 DL SUBARU BRZ R&D SPORT 1:43.222
5 0 谷口 信輝/片岡 龍也 YH グッドスマイル 初音ミク AMG 1:43.428
6 52 番場 琢/脇阪 薫一 YH 埼玉トヨペットGreen Brave マークX MC 1:43.563
7 34 道上 龍/大津 弘樹 YH Modulo KENWOOD NSX GT3 1:43.574
8 88 平峰 一貴/M.マペッリ YH マネバ ランボルギーニGT3 1:43.679
9 87 佐藤 公哉/元嶋 佑弥 YH リーガルフロンティア ランボルギーニ GT3 1:44.223
10 96 新田 守男/中山 雄一 BS Bridgestone K-tunes RC F GT3 1:44.229
11 7 藤井 誠暢/S.ミューラー YH D'station Porsche 1:44.554
12 65 黒澤 治樹/蒲生 尚弥 BS Bridgestone LEON CVSTOS AMG 1:44.657
13 60 吉本 大樹/宮田 莉朋 YH SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 1:44.701
14 2 高橋 一穂/加藤 寛規 YH シンティアム・アップル・ロータス 1:47.935
15 11 平中 克幸/安田 裕信 DL GAINER TANAX GT-R 1:44.577
16 9 久保 凜太郎/石川 京侍 YH GULF NAC PORSCHE 911 1:44.740
17 777 横溝 直輝/木村 武史 YH CARGUY ADA NSX GT3 1:45.085
18 21 R.ライアン/富田 竜一郎 DL Hitotsuyama Audi R8 LMS 1:45.085
19 30 永井 宏明/織戸 学 YH TOYOTA PRIUS apr GT 1:45.168
20 50 加納 政樹/安岡 秀徒 YH EXE AMG GT3 1:45.202
21 117 井出 有治/阪口 良平 YH EIcars BENTLEY 1:45.213
22 55 高木 真一/S.ウォーキンショー BS Bridgestone ARTA BMW M6 GT3 1:45.302
23 26 山田 真之亮/川端 伸太朗 YH TAISAN R8 FUKUSHIMA 1:45.418
24 18 中山 友貴/小林 崇志 YH UPGARAGE 86 MC 1:45.596
25 360 柴田 優作/田中 篤 YH RUNUP RIVAUX GT-R 1:45.975