第2戦富士、第3戦鈴鹿と、スタート直後にピットインの作戦で連続2位入賞を果たし、首位と同点で並んでいる#2 muta Racing GR86 GT。昨シーズンチームに加入し速さと強さで高い評価を確立した堤優威選手に、期待の若手、平良響選手が加わって勢いに乗るチームの方々に、シーズンこれからの戦いについて意気込みを語っていただきました。
●参加者
muta Racing INGING
加藤寛規監督、堤優威選手、平良響選手、渡邊信太郎チーフエンジニア
株式会社ブリヂストン
宮崎修平タイヤエンジニア
――お忙しい中お時間をいただき、ありがとうございます。第4戦富士を目前に控え、現在シリーズポイント30点で同点首位に並ぶ#2 muta Racing GR86 GTの皆さまと、その2号車を担当するブリヂストンのタイヤエンジニアに岡山からこれまでの3戦を振り返っていただきつつ、今後のレースへの意気込みをお伺いしたいと思います。まずはウェットからドライまで目まぐるしくコンディションが変わった開幕戦の岡山から振り返っていただけますでしょう?
加藤寛規監督(以下、加藤):ドライ、ウェット共にエンジニアがうまくタイヤに合わせてマシンをセットアップしてくれ、マシンは非常に高いパフォーマンスを発揮できました。普通にいけば表彰台争いだという手応えはあり、実際に予選でもタイヤの使い方に慣れてきた平良と、経験ある堤の両方が速かった。ただ決勝は狭いピットの隣をGT500で優勝争いをしている2台に挟まれ、目まぐるしくコンディションが変わる中でベストなタイミングでピットインできませんでした。これは乾きつつあるダンプコンディションでウェットタイヤとドライタイヤの分かれ目の判断がシビアだったということもあります。
渡邊慎太郎チーフエンジニア(以下、渡邊):開幕前の富士GTAテストは2日とも雨で、ウェットタイヤで走り込むことができました。雨のパフォーマンスにはかなり自信があって、雨量が増えたらブリヂストンユーザー同士の戦いになると予想していました。実際に岡山は雨模様の展開となり、予選は予想どおりにブリヂストン勢が上位に並びました。平良選手はいきなりQ1でのアタックでしたが、相当なプレッシャーを受けながらも3番手でQ1を突破。今のGT300はそれこそ一瞬でも隙を見せたらQ1落ちするほど熾烈な状況ですが、余裕をもってクリアしてくれました。しかしながら決勝はハブの破損でリタイアとなり大変に残念な結果でした。
堤優威選手(以下、堤):予選は難しい路面状況でしたが、テストの時から平良選手に速さがあったのでQ1を任せることができました。路面状況が良くなりライバルが次々とタイムアップする中、固めのコンパウンドをしっかりと温めて後半にきっちりとタイムを出してくれました。僕もQ2で2番手タイム。ポールの65号車には届きませんでしたがブリヂストンの1-2でしたから、タイヤ選択は良かったと思います。決勝は実は、しっかりとテストしたことのないタイヤだったので分からないことだらけのスタートでしたが、思っていた以上にトップを走る65号車についていくことができました。雨量によってタイヤの温度レンジの差は出ましたが、マシンの速さとチーム力の高さを実感しました。
平良響選手(以下、平良):muta Racing INGINGで乗ることが決まってからシーズン開幕を心待ちにしていました。クルマを開発しているところを見せてもらったりして、期待感がどんどん増していった感じです。岡山のQ1は、雨が続いた富士GTAテストでもなかったような雨量でいきなり予選という痺れるような展開でしたが、予選時間が延長されたこともあって慣れることができ、タイヤも温まって3番手タイムをマークできました。ほっとしたというか、安堵しました。決勝は堤先輩がスタートして2番手を走行し、後ろを引き離す状況でしたが、そこから雨が弱まったところでドライバー交代し、ダンプ状態から乾いていく路面でスリックタイヤという、これもまたかなり怖い状況でピットアウトした記憶があります。ただ、そんな雨の中でスリックタイヤでの走りも悪くなかったので、そこはうまく乗れているな、という感じはありました。
――ところが左のリヤホイールが外れてしまった?
平良:ちょうどセーフティーカー明けの再スタート直前のタイミングでしたが、ウェービングしているときにいきなりポロっと。ハイスピードで走っていたらクラッシュや怪我もあったかもしれないので、そういう意味ではセーフティーカー中だったのは不幸中の幸いでした。
――結果は残念でしたが、様々なコンディションでウェットタイヤのパフォーマンスを確かめることができたレースだと思います。
宮崎修平タイヤエンジニア(以下、宮崎):岡山ではレースウイークを通じて、特にウェットタイヤの高いパフォーマンスを示すことができました。タイヤメーカーの視点で言いますと、ウェットタイヤに関しては路面温度はもちろんですが、水量も意識しています。岡山ではそれが明確に表れ、Q1は水量が多く、Q2は少なめから比較的乾き気味のコンディションで、水量が多いときも少ないときも高いパフォーマンスを示すことができました。富士GTAテストで2日間ウェットコンディションで走り、どのチームも水量に合わせてどのタイヤをどう使うべきかを把握できていたことが大きいと思います。決勝中もブリヂストンタイヤ装着チームが1-2-3位と並んだシチュエーションがありました。
――決勝で堤選手の走行中、ウェットタイヤの内圧が上がってしまったという報告もありました。
渡邊:あれは想定していた以上に路面が乾くのが早かったためで、堤選手には厳しい状態で走ってもらうことになりました。それは自分としては反省点です。僕の中で内圧の設定は、ほぼドライの乾いている状況からエクストリームウェットの状況まで、同じタイヤを使うにしても4段階ぐらいに分けられるのですが、本来であればいちばん下げていくべきところを、2番目ぐらいで走らせてしまった、というイメージです。ブリヂストンタイヤはそれでも壊れることはありませんが、内圧が高くなりすぎると少しタイヤのムービングが増えてきて、ドライバーにとっては乗りにくくなってしまいます。
――速さを見せながら少々残念な結果でしたが、レース後チームはどんな雰囲気でしたか?
加藤:メカニカルトラブルでリタイアになってしまいましたが、予選も決勝も速さはありましたし、ドライバーのパフォーマンスも良かったので、気持ちを切り替えて「次の富士、ウェイトもないから勝ちを狙いに行きましょう」と声をかけていました。リタイアとはいえ手応えはあったので、皆そんなに暗い顔ではなかったですよ。
渡邊:僕は凹みましたね。シリーズを考えるとどうしても1戦の重さが大きくて。もちろん加藤監督が言うように内容はとても良かった。テストで使ってなかったタイヤもうまく使えましたし、ドライバー、タイヤ、車体と、すべてにおいてパフォーマンスがあることを確認できたという意味で、ポジティブな開幕戦でした。
堤:シリーズを考えると悔しい結果でしたが、予選でも決勝でも速さがあり、平良選手も安定した走りを見せてくれ、富士にノーウェイトで臨めるというのでポジティブでしたね。
平良:レース直後はやはり残念で少し落ち込む感じもありましたが、自分でも安定して走れているという安心感と、次の富士が楽しみで、気持ちを切り替えることができました。
――改めて、今年のウェットタイヤの仕上がりと今後の課題についてお聞かせください。
宮崎:ウェットタイヤについては確かなパフォーマンスを示すことができています。夏場は路面温度も上がるので持ち込みタイヤの温度レンジがひとつ上がる方向性になるのと、各チームがポイントを重ねてマシンが重くなるので、そこでの内圧設定をどうするのかもポイントになります。そういった部分は渡邊エンジニアとしっかり相談していきます。
――続く富士はタイヤの持ち込みセット数が減って初めての450kmレースでした。この「1セット減」は環境に配慮してのことですが、レースそのものにどのように影響しましたか?
宮崎:450kmレースでは去年までドライタイヤ7セットの持ち込みだったのが6セットに減りました。持ち込みセット数自体で大きな影響はないと考えていますが、公式練習から決勝スタートまでに使用するタイヤを登録するマーキングセット数が5セットに減ったことが大きな違いです。マーキングが6セットであればハードとソフトを3セットずつ持ち込んで公式練習でそれぞれを比較することができますが、マーキングが5セットの場合はどちらかに偏らせなければならなくなる。そういう意味では予選と決勝がどういう路面温度になるかを予め想定し、どのスペックに重きを置くかがとても重要になっています。レースウイークが始まる前から、渡邊エンジニアと相談を繰り返していますが、これが昨年からの大きな変更点ですね。
決勝については、GT500では基本どのチームもタイヤを2回交換しますが、GT300では1回交換で450kmを走り切るという作戦もあり、2号車も例外ではありません。つまり、スタート直後にピットに入って義務ピットインを消化することで序盤の混雑や混乱を避けてハイペースで周回を重ね、レースのほぼ中間点で2回目のピットインを行ってドライバー交代と給油、そしてタイヤ交換して残りを走り切る、という作戦です。単純計算で225kmというかなり長い距離を走ることになるので、タイヤライフを従来以上にしっかりと精査した上で、「上限、このくらいは走れます」という情報をチームに伝えています。我々のタイヤはロングラン性能やタイムの落ち込みの少なさに定評をいただいていますが、より幅広い作戦をチームに提供できるのは強みだと思っています。
――このセット数減で実際、チームにはどのような影響がありますか?
渡邊:例えばAとBという2つのスペックを持ち込んだ場合、まずは練習走行で双方を比較し、良さそうな方で車体のセッティングも詰めたいですし、タイヤライフも確認しておきたい。ところが仮にマーキングした5セットのうち、2セットしかない方のスペックがいいとなったら、練習走行で1セット使っていますから残りは1セットしかないことになります。幸いここまで3戦、うちはタイヤ選択を大きく外したことはありませんが、これはドライバーも含めて、宮崎さんとも綿密に打ち合わせしてきているからでしょう。それに3セットの方が良いとなった場合でも、予選を考えると練習走行で使えるのは1セットだけですから、新品タイヤで予選シミュレーションを行うことはできなくなりました。何気なくサラリと変更されましたが、チームからするととても悩ましい。
――富士ではまさにその予選シミュレーションができない中でのQ1で、平良選手がトップタイムをマークしました。
平良:Q1は新品ハードでアタックしました。公式練習をハードで走った堤先輩のタイムが良く、フィーリングもいいということだったので心配はありませんでした。実際、走り出したらすぐに「これはいけるな」という感覚があったので気持ち良くアタックしてのトップタイム。まさかの1位ですごく嬉しかったですし、タイヤのパフォーマンスがこんなにもいいのかと驚くほどでした。
――トップタイムでマシンを受け取った堤選手、Q2はいかがでしたか?
堤:非常にプレッシャーをかけられてしまいましたね。ポールポジションを取れるという確信もあって気合いを入れて臨みましたが、アタック1周目のAコーナーでちょっと攻め過ぎてしまってオーバーランし、2周目のタイムで結果5番手。トップとのタイム差がコンマ2秒もなかったので1周目にタイムを出せていれば・・・自分のミスですし、チームや平良選手、加藤監督にも申し訳ない予選でした。
――決勝でも本当にあと一歩で優勝でした。
平良:後半、ピットアウト後のタイヤがフレッシュなときに、まだピットインしていない他車に引っかかってしまいました。どうにかこじ開けるような思いで前のクルマを抜きましたが、その間にライバルに差を詰められて逆転を許すことになり、ファイナルラップまでもう一度トップを取り返そうとアタックしましたが2位で終わりました。
加藤:ああいう戦いの中で、GT500に抜かれるタイミングで後ろのマシンに抜かれるというのは平良の経験不足だと思っていますが、そこまでの走りで、すぐに速いレースペースに乗せて勝負強さも持っていることは十分に見えています。もっと上手に他車を使うことができれば、今後はもう少し楽なレース展開が期待できると思いますね。GT500のマシンが来たタイミングでどう仕掛けていくのか。SUPER GTではライバルと1対1の勝負だけでなく、そういった外的要因をどう生かせるかが本当に大事です。
――第3戦の鈴鹿も450kmでした。鈴鹿はブリヂストンとしても強く意識して準備をしていたと思います。
宮崎:この第3戦から新しいスペックのタイヤを用意しました。GT300では鈴鹿で最後に優勝したのは2019年の第3戦で、翌年第6戦の2位を除くと表彰台からも遠ざかって、ポイントもなかなか取れない状況でした。5月の鈴鹿テストに向けての開発では、過去調子の良かった2019年を振り返って、温故知新ではありませんが当時良かったものは取り入れつつ現在のGT500で良いものも取り入れてきました。2号車はこの新しいタイヤを事前にテストできていませんでしたが、52号車と65号車の評価をフィードバックして、「この新しいタイヤに切り替えていきましょう」と提案したのです。
渡邊:新しいタイヤはまったくテストしていなかったので、であるならば公式練習からきっちり走り込んでマシンをタイヤに合わせ、予選シミュレーションのパフォーマンスチェックもしっかりやろうと、鈴鹿ではスペックを絞って決め打ちすることにしました。よっぽど外さない限りは何とかバランスを取って走らせることができますし、何よりブリヂストンタイヤはこれまで大きく外れたことがない。であれば仮に足りない部分があってもマシン側で補おうという考えです。
宮崎:元々うちの設計コンセプトは、幅広い路面温度に対応できることを意識しているので、そこから材料設計とも話をして決め打ちしても大丈夫だろうと判断しました。
――走ってみて、この新しいタイヤはいかがでしたか?
堤:初めて履いたイメージとしては、ウォームアップは良くないけれど温まると非常に高いパフォーマンスを発揮するタイヤです。走り出しだけ頑張ればタイムは出せる、という印象でした。特に走り方は変わりませんし、イメージとしてはとてもブリヂストンらしいタイヤです。
平良:外さない、というか温度レンジが広いというのに加えてドライビングへの対応も幅広いと思います。僕と堤先輩の走り方は、まったく一緒というわけではありませんが、どちらもいいタイムを出せる。
加藤:予選に向けてエンジニアがどれだけマシンを調整したのかは分かりませんが、ウェイトを積んでいる割には速かった。不思議なのは公式練習ではウォームアップに時間が掛かる印象でしたが、予選や決勝ではなぜか少し改善した。走る時間帯の違いも影響しているのかもしれませんが、予選でのパフォーマンスに手応えを感じました。決勝は富士に続いて、やはりスタート直後にピットインして前がクリアな状態で前半を走る作戦を取りましたが、この作戦を取るにはマシンの燃費がいいことと、タイヤのロングラン性能が求められます。細かいミスもあって結果は2位に終わりましたが、レースが赤旗で終わらずに最後まで走っていたら、前のクルマを抜くことができたと僕は思っています。ピットアウト直後に抜かれてしまいましたが、クリーンな状況ではラップタイムも1秒半ぐらい速かったですし、終盤にはフューエルエフェクトの分だけ加速もタイムも上がります。スプーンカーブの立ち上がりか、ヘアピンの立ち上がりで横に並んで、と期待していたんですけれどね。それだけに、今後のレースは本当にコンマ1秒で何台にも抜かされてしまう展開になると思うので、そういう細かいミスを潰していかないとダメです。
――富士、鈴鹿と2号車の特性とブリヂストンタイヤの特性がピタリと呼応し、それが作戦に生かされていると感じますが、路面温度が上がる夏場のレースでも同様でしょうか?
宮崎:チームの作戦に関わる具体的な話はできませんが、我々としてはチームの考える作戦に応えられるように開発を進めています。大丈夫だと思います。
――夏場の2戦、そして終盤に向けての戦いがますます楽しみになってきました。
加藤:フルウェイトに近い状況になりましたが、チャンピオンシップを戦っていくにはここからが本当の勝負です。ウェイトが減る第7戦までに、どれだけポイントを稼げるか。ミスなく、どれだけ前でゴールできるかが焦点になります。速さだけでなく上手さ、そして若干の運も必要になるでしょう。ふたりのドライバーにも、もうワンランク、ツーランク上の、GT500に乗ってもおかしくないドライバーに成長してもらいたいし、そのためにさらに多くのことを学んで欲しい。チャンスがあれば別のチームから声が掛かるようなドライバーになってもらうことが大事だと思っています。
渡邊:監督が言うように、これからは速さだけでなく強さが必要です。車体の立場から言うと、今年のGT300はレギュレーション変更もあって、かなりアップデートが入っています。さらに鈴鹿では新しいサスペンションの使い方をテストし、そのあたりがうまく作用していることも好成績の要因のひとつだと思います。また何よりもドライバーですね。データを見ても堤選手は、確実に去年からドライビングスキルが上がっていますし、平良選手も去年暮れの岡山テストから2回のテスト、そして3レースを戦ってきて、飛躍的にレベルが上がっています。もちろんチームも、そしてタイヤもレベルアップしています。今、グイグイ上昇しているのを感じているので、この流れを止めずに最終戦まで維持できたら、いいポジションでシリーズを終えられると考えています。
堤:ここまで3戦、渡邊エンジニアが言うように、マシンはしっかり進化していますし、タイヤのおかげで良い作戦も取れ、結果に繋がっています。この先もタイヤとクルマをしっかり合わせ込んでもらい、ドライバーもそこに合わせ込んで、この勢いのままタイトルを狙いたいと思います。
平良:初めてのチームで、堤先輩のドライビングを目指せ、追いつけ追い越せ、という感じでシーズンが始まり、データロガーを比較したり車載映像を見たりして、少しずつ近づいてきている感じがあります。ここからはウェイトが増えた中でのレースをどう戦うか。重くなればタイヤへの攻撃性も高くなるし、タイヤの応答や走らせ方も少しずつ変わってくると思います。そこにうまく合わせていかなければいけないし、大量ポイントは難しいかもしれませんが、取りこぼしがないように稼いでいきたいと思います。
宮崎:ウェイトが載って厳しい状況になってきますが、まずは目先の第4戦富士と第5戦鈴鹿で1ポイントでも多く取れるようサポートしていきます。そしてポイントになるのは第7戦オートポリスだと思います。今年初めて450kmで開催されますが、去年と同じタイヤをただ持ち込むのではなく、耐久性やピックアップ対策をさらに進化させて、隙のないようにしっかりフォローしていきます。
加藤:ミスなく、クルマにもトラブルが出ないように、ピット作業でもミスが出ないようにすること。チームオーナーとも今年は選手権3位以内に入らなければと話してきましたが、それにはチーム全体がしっかりと目標を共有していることが大事ですし、実際、ひとりひとりしっかり意識していると思います。ただ、僕はまだ「できればタイトルを取りたい」という思いに留まっています。もう一段、二段とチーム力を上げていかなければ、まだまだタイトルは無理。最終戦のモビリティリゾートもてぎではGT3勢が速いでしょうし、そうすると第7戦のオートポリスが勝負になる。そこまでにどれだけポイントを獲得できるのか? きっと次の第4戦富士でこの先の流れが見えてくるでしょう。
マシンもチームも、そしてドライバーもまさに上り調子のmuta Racing INGING。その上で「さらにチーム力を上げていく」という監督の言葉に、コンペティティブなシリーズを戦う覚悟が現れていました。まずは第4戦富士、そして第5戦鈴鹿と、真夏の450kmレース2連戦にご期待ください。GT300クラスのブリヂストン装着チームの活躍に、ぜひ熱い声援をお願いいたします。