8コーナーは全開でいける。ただし、その後の9コーナーの進入では横Gが残ったままのブレーキングになりがちだから、タイヤがロックしたり、ABSが作動したりする。クルマの姿勢が乱れやすいから、しっかり姿勢を落ち着かせることが必要だ。シフトは3のままか、4速に入れる。
かなり速度が落ちて、がまんがまんのコーナーが次。ここ9コーナーは、複合コーナーになっていて、2つ目のCPをしっかりとることを忘れずに。トラクションもしっかりかけよう。2速で回ろう。
10コーナーは、コーナリングしながらかなり下り勾配になっていて、おまけにブラインドで先が見えない。ほとんどのクルマがアクセルオフだけで入れるが、逆バンク気味になっていて思ったよりインにつけないことが多い。アウトにはらみすぎないように注意しながら、コーナリングを楽しもう。シフトは3。
11コーナーも10コーナー同様ブラインドになっている。3速のままアクセルオフ、または軽いブレーキングでいけるが、アウト側の縁石からはみ出やすいので注意が必要だ。
ここセントラルサーキットの中で、もっともスピードが落ちるのが12コーナー。速度は50km/hぐらいまで下がる。2速でコーナリングするんだけど、VTECだとハイカムから外れたり、ターボだとブーストがかかりにくかったりで、パワーバンドに乗りにくいコーナーだ。なるべくラインを大きくとって、なおかつアンダーを出さないように立ち上がろう。
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セントラルサーキットは、筑波やもてぎのようなストップandゴーのレイアウトではなく、コーナーが連続していて、ちょうど鈴鹿の1コーナーからデグナーの1個目までが続いている感じ。セーフティゾーンが少ないから、多少恐怖感はあるかも。たくさん走り込んで、アクセルのオンオフ、ステアリングを切るタイミングをよりつかめた人が速くなるサーキットだね。余談だけど、ピットロード入口は道幅が狭く、路面のギャップではねるので、速度は落とし気味に入った方が無難だよ。
路面グリップは低めで、タイヤのコンパウンドはソフトの方がグリップはいい。タイヤの使い方としては、どちらかというと横Gをうまく使えると速く走れる。横Gといっても、筑波やもてぎのようにしっかりブレーキングしたあと、ステアリングを切ってトラクションをかける、というのではなく、クルマをタックインだけで曲げていく感じかな。コーナーも、横Gを感じながら全開にする所が多く、横方向のGがかかりながらのちょっとしたアクセルオフによる減速だったり、加速したりすることが多い。直線的にブレーキングする所は3カ所ぐらいしかなく、横方向のタイヤの使い方に集中すると速く走れるぞ。